「日本沈没2020 劇場編集版」湯浅政
明監督らが知られざるキャラ設定や伏
線を明かす副音声上映を実施

(c)“JAPAN SINKS : 2020”Project Partners Netflixで配信中の「日本沈没2020」を再編集し、11月13日から劇場公開される「日本沈没2020 劇場編集版 -シズマヌキボウ-」で、湯浅政明監督らによる解説を聴きながら鑑賞できる「超解説 副音声上映」の実施が決定した。
 今年7月から配信中の「日本沈没2020」は、小松左京氏の小説「日本沈没」の初アニメ化作品。原作では1970年代だった物語の舞台を2020年の東京に変更し、武藤歩(CV:上田麗奈)らごく普通の家族・武藤家をはじめとする人々が、未曾有の大地震により刻々と沈みゆく日本列島からの脱出を試みる様子を描いた。配信版全10話を湯浅監督自らが再編集した劇場版では、作品のテーマ性がより鮮明に表現されるという。
 副音声上映では、事前に無料スマートフォンアプリ「HELLO! MOVIE」をダウンロードしておくことで、上映中にイヤホンを用いて音声解説が楽しめる。コメンテーターは湯浅監督と、同作のほか「ピンポン THE ANIMATION」や「DEVILMAN crybaby」でも湯浅監督とタッグを組んだ音楽の牛尾憲輔氏、アニメに造詣が深いニッポン放送アナウンサー・吉田尚記氏の3人。配信版から劇判の曲数を約半分に絞った意図や、これまで明かされていなかった各キャラクターのバックグラウンド、ストーリーに隠された伏線、監督が最も描きたかったシーンなど、本編上映時間である151分間にわたって、さまざまな裏話が明かされる。
 副音声について、湯浅監督は「いろいろしゃべれたので、副読本として聞いていただけるといいなと思います。なんでそうなっているのか、意味がわかる形になると思いますし、人によっては何十倍も楽しんでいただけるんじゃないかと」とコメント。牛尾氏も「初めて監督と一緒に全体を見通しながら話してみて、制作時には僕も気付かなかった監督のこだわりを知ることができたし、監督にも改めて音楽について聞いていただくことができました。副音声で3倍くらい面白く作品を楽しめると思います!」と語っている。

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