羽多野渉・斉藤壮馬・西山宏太朗・武
内駿輔・石川界人が出演 朗読劇『お
みくじ四兄弟』秋公演オフィシャルレ
ポートが到着

羽多野渉斉藤壮馬西山宏太朗、武内駿輔が出演するREADING DRAMA『おみくじ四兄弟』。石川界人をゲストに迎え、シリーズ初の生配信公演として開催された2020年10月11日(日)公演のオフィシャルレポートが到着した。
同公演の公演メイキング視聴チケットが、イープラス「Streaming+」にて本日より受付開始。視聴期間は、物語のモチーフとなるハロウィン当日の10月31日(土)より約3日間となる。
『おみくじ四兄弟 秋の大冒険はフォーチュンクッキーとともに』オフィシャルレポート
撮影:尾形正茂 (c)KIKIMIKUJI 2016,2020
WEBサイト「KIKI by VOICE Newtype」にてピクチャードラマ形式で展開している『おみくじ四兄弟』。その朗読劇『秋の大冒険はフォーチュンクッキーとともに』が、10月11日、無観客ネット配信で昼夜2公演にわたり開催された。
ネット上のコメントフィールドに止めどなく流れる笑いや驚きの声は、まさに木々神社の息子たちを見守る八百万の神のさざめきを聞くかのよう。そうした観客を〈神々〉と呼び、タブレットならぬ〈石板〉に浮かび上がるコメントから劇中の展開を変化させていくという試みや、彼らが頭の中でふくらませている想像を覗き見るというかたちで、事前に収録された本格的なコスプレ映像を織り交ぜるなど、配信公演ならではの朗読劇が展開されていく。
朗読劇の舞台はハロウィンでにぎわう黄泉の国
実りの秋。ゴロゴロ転がる焼き芋を追いかけた兄弟たちが迷い込んだのは、ハロウィンでにぎわう黄泉の国だった。4人は、謎の少年・雄造の助けを借りながら、襲いかかる死者たちから逃れ、平和な日常へ戻ることができるのか!? 雄造が作った「おみくじせんべい」の中に印された言葉たちが、次々と巻き起こるピンチから逃れる手掛かりに……。謎解きゲームの要素を含む、一大脱走劇が繰り広げられる。

柊(CV=羽多野渉) 撮影:尾形正茂 (c)KIKIMIKUJI 2016,2020

たとえ死者であっても困っている女性は放っておけないのが、プレイボーイな長男・柊(CV=羽多野渉)。ハロウィンパーティにも行き慣れており、弟たちに「お手本としてのコスプレを教えよう」と豪語するのだが!? 披露されたのは、大きな注射器を構えたピンクのナース姿、口癖は「踏んでるよ、私の地雷」というゴスロリ姿の、昼夜公演いずれも女装。「柊にぃはこういうのが趣味なの?」と、弟たちを戸惑わせた。それでも、現世へ続く扉を開けるという最後の難題の〈鍵〉を握っていたのは、やはり、いざというときに頼れる長男というところだろうか。
文人(CV=斉藤壮馬) 撮影:尾形正茂 (c)KIKIMIKUJI 2016,2020
秋の訪れを持ち前の詩心であらわしていた、次男の文人(CV=斉藤壮馬)。昼公演の「花」はまだしも、夜公演では「文房具」に自分たちを例えるという奇妙な演説を行うこととなったが、その曇りのないキラキラとしたまなざしで、死者たちの心まで掴んでしまった。「なりたい自分になる」というコスプレでも、そんなピュアな愛らしさで魅了してくれるかと思いきや……最初に指で作ったハートサインでミスリードを誘いつつ、カメラが引くと、あらわれたのは鎖に繋がれた囚人! さらには、仮面のインパクトもさることながら、脱いだときの眼力で二度ビックリのエジプト神・アヌビスと、文人の知られざる一面にふれるようだった。
青葉(CV=西山宏太朗) 撮影:尾形正茂 (c)KIKIMIKUJI 2016,2020
三男の青葉(CV=西山宏太朗)は、青色のサングラスを掛けていたことが功を奏し、白い鳥を「幸せの青い鳥」、赤い蝶を「運命の紫蝶」と捉えてピンチを脱する。いつも何かとだだをこねている反抗期の青葉だが、老けメイクまで施して清掃員に扮し「掃除機を背負いたかったんだ!」と、意外すぎるあこがれを表現。兄たちから「むしろ活躍するのはハロウィンの翌日でしょ!?」とツッコまれていた。その上で、赤いフェイスペインティングが特徴的な「山犬に育てられた娘」という野生の美しさを放ち、昼夜公演のギャップによって〈神々〉を沸かせることとなった。
志季(CV=武内駿輔) 撮影:尾形正茂 (c)KIKIMIKUJI 2016,2020
歌うことが大好きな四男の志季(CV=武内駿輔)は「真心が道を開く」というおみくじの言葉を信じ、即興ソングで死者たちに訴えかける。「小さな可能性でも懸けてみるべきです!」といった男らしい言葉の後、ゆるーく力の抜けた歌い方で笑わせた昼公演、流行りの縄跳びダンスを交えた夜公演と、実力派志季のオンステージ。コスプレでも、牙を生やして迫る正統派ヴァンパイヤに続き、半人半獣のケンタウロスを熱演! 末っ子ながらも一切甘えず全身全霊やりきり、兄たちから喝采を浴びた。
撮影:尾形正茂 (c)KIKIMIKUJI 2016,2020
実は、四兄弟の先祖だった雄造(CV=石川界人)。傍で聞いていれば誰でもツッコミたくなるような兄弟たちのやりとりにもまるで動じないマイペースさに、その〈血〉が感じられる。「別れは楽しく」というおみくじによって自作のポエムを贈ろうとするところなど、文人のルーツを見た。どうにか現世へ帰してやりたいという思いで、彼らの先頭に立って走り、また、〈石板〉を操りながらの軽快な話術で導く。そんな雄造が現世に来てやってみたかったコスプレとして展開したのは、斧を振り回すジェイソンと、全身キグルミでバタバタと奇妙に暴れる恐竜! 四兄弟に負けない衝撃のユニークさで爪痕を残したのだった。
撮影:尾形正茂 (c)KIKIMIKUJI 2016,2020
途中、けん玉やゴミ箱フリースローといった試練が立ちはだかろうと、いつもの四兄弟らしい明るさで乗り越えていく。クライマックスには、誰一人残して現世には戻れないという兄弟の絆があらわれ、熱い感動を呼んだ。そして――。「きっとまた、会えるでしょう!」。5人が真っ直ぐに前を向き、声を揃えて放った最後の言葉は物語を越え、画面向こうの〈神々〉一人ひとりの心にも届いたことだろう。コメントに拍手があふれていた。
アフタートークではバースデーサプライズも
自然な掛け合いの中、役を守りながら舞台に立ち続けた5人。ようやく自由にしゃべれるアフタートークでは、その開放感とともに、それぞれのコスプレ撮影秘話が明かされることとなった。また、当日が誕生日の西山、誕生日間近の石川にバースデーケーキのサプライズも! コメントにもお祝いの言葉があふれ、壇上は幸福な空気に包まれた。
四兄弟たちがファッションショーのように会場を練り歩くコスプレシーンなど、リアルタイムの実況によって場を盛り上げた石川の腕には、誰もが脱帽。一方で、石川が息のあった4人のやりとりに「本当の兄弟みたいだなと思った」と感嘆すると、キャスト陣は「長く続けているからねー」と、どこか照れくさそうな、それでも誇らしげな笑みを浮かべていた。そうしたゲストとの化学反応は、3年目を迎える本作の朗読劇ならでは。それぞれの胸に実る豊かな充足感が、夜公演最後の挨拶からも感じられる。
キャスト挨拶
■ゲスト 謎の少年・雄造:石川界人
途中、雄造なのか〈神々〉の降りてきた石川なのかわからなくなるところもありましたが、僕自身は演じるときも実況するときも非常に楽しませていただきました。今後、先祖の雄造に出番があるかはわかりませんが、またこういう機会がありましたら、一生懸命頑張りたいです。
■四男・志季(しき):武内駿輔
例年とは異なる状況下にありましたが、配信というかたちで無事に公演を終えることができました。〈神々〉のコメントを見させていただいたところ、今回も楽しんでいただけたようで一安心です。これからも応援よろしくお願いします!
■三男・青葉(あおば):西山宏太朗
春のお祭り、冬のクリスマスに続き、今回は秋のハロウィンということで、次の朗読劇がどんなテーマになるのか、今からもう楽しみで仕方ありません。みんながどんなコスプレをしてくるのか、本番まで知らなかったので、それもサプライズ的に面白かった! 個人的にずっとやりたかったコスプレができたので、念願を叶えてくださって感謝しています(笑)。
■次男・文人(あやめ):斉藤壮馬
界人くんが来てくれて、5人でひとつの素晴らしい公演をお届けできたのではないかと思っています。宏太朗も話していましたが、僕も、次のタイトルになる〈食べ物〉は何だろうって考えていました。夏の食べ物といえば何でしょう? すいか? かき氷? いいですね、では、お寿司でお願いしましょう(笑)。今後とも『おみくじ四兄弟』を、よろしくお願いします!
■長男・柊(しゅう):羽多野渉
今回の朗読劇が非常に楽しかったので『おみくじ四兄弟』の世界を広げるべく、ボイスドラマの方にも雄造さんが出てきてくれたら面白いだろうなと思いました。一日やりきって、正直、からだは悲鳴をあげていますが(笑)、すごく晴れやかというか、ただただ『楽しかったなあ』という気持ちでいます。『おみくじ四兄弟』って、いつもこんなふうに清々しく終われるんですよね。今度は、みなさんに生で朗読劇を見ていただけたらいいなと思います!
(c)KIKIMIKUJI 2016,2020
なお、同公演の前売券購入者のみが購入できる公演当日のキャストの模様や公演ダイジェストを収録したメイキング映像の有料販売が本日よりイープラス「Streaming+」にて受付開始。視聴期間は、物語のモチーフとなるハロウィン当日の10月31日(土)より約3日間。メイキングもお見逃しなく。

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