市川猿之助、尾上菊五郎、松本白鸚、
中村獅童ら出演 歌舞伎座11月公演『
吉例顔見世大歌舞伎』の上演が決定

歌舞伎座では、8月より公演を再開し、感染予防対策に万全を期しながら公演を行っており、この度、2020年11月1日(金)~26日(木)に『吉例顔見世大歌舞伎』を上演することが決定した。
「顔見世興行」は江戸時代、役者と年間契約を結んでいた芝居小屋が毎年11月に、その年の座組をお披露目するために行っていた特別な興行。現在の歌舞伎座でも、11月の顔見世興行時のみ劇場正面に“櫓”(やぐら)が掲げられるなど、随所にその名残が見られる。今年の『吉例顔見世大歌舞伎』は8月の公演再開から引き続き四部制で上演する。
だが、11月公演より桟敷席の一部が復活(各桟敷1名様のみ)するなど、安全を考慮しながら、なるべく多くの方に歌舞伎を楽しんでもらえるよう上演を進めている。1年ぶりに櫓が掲げられる、歌舞伎座の顔見世に期待が高まるばかりだ。
また、演目の第一部は『蜘蛛の絲宿直噺(くものいとおよづめばなし)』。源頼光主従の土蜘蛛退治を題材にした変化舞踊で、市川猿之助が五役の早替りを見せながら踊る。第二部は『身替座禅(みがわりざぜん)』。狂言の大曲「花子」をもとにした舞踊劇で、尾上菊五郎演じる恐妻家の大名山蔭右京と奥方のやりとりが笑いを誘うユーモラスな一幕。第三部は『一條大蔵譚 奥殿(いちじょうおおくらものがたり おくでん)』。松本白鸚演じる一條大蔵長成は平家全盛の世に密かに源氏に心を寄せ、二面性のある演技がみどころ。第四部は『義経千本桜 川連法眼館(よしつねせんぼんざくら かわつらほうげんやかた)』。中村獅童が佐藤忠信と源九郎狐の二役を演じる人気場面で、清新な配役にも注目したい。

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