ゆず「うまく言えない」三浦春馬への言葉にできない想いがここに

ゆず「うまく言えない」三浦春馬への言葉にできない想いがここに

ゆず「うまく言えない」三浦春馬への
言葉にできない想いがここに

男性に聴いてほしいラブソング
ゆずの『うまく言えない』は、2008年に発売されたアルバム『WONDERFUL WORLD』に収録されているラブソングです。
実は、北川悠仁はラブソングを書くと照れてしまうため得意ではなく、当時あまり書いていなかったそうです。
しかし、2007年の10周年を機にラブソングの良さを再認識し、真剣に書いてみようと考えて生まれた曲が『うまく言えない』でした。
この曲の歌詞からは、大切な言葉を伝えられないまま会えなくなった恋人を想い続ける男性の気持ちが伝わってきます。
当時のインタビューで、特に男性に聴いて欲しいと語っていた北川。
30代になった彼には、本心を言葉で伝えることが苦手な男性の気持ちが良く解っていたのでしょうね。
この曲には、後悔しないように気持ちを伝えてほしいと願う、世の男性に向けられたメッセージが込められていたのかもしれません。
三浦春馬との出会い
▲ゆず「うまく言えない」Music Video
『うまく言えない』は、映画『恋空』などで人気沸騰中の俳優、三浦春馬が出演したMVとしても注目を集めました。
『恋空』に感動したゆずが、今井夏木監督にオファーをしたことをきっかけにコラボが実現したそうです。
MVの内容は、ミュージシャンを目指す主人公が路上ライブで出会った彼女と恋をし、そして夢を追って旅立っていく青春物語。
中学の頃からギターを始め、ゆずのファンでもあった三浦が、若き日のゆずの姿を思わせるような主人公を生き生きと演じています。
これをきっかけに親交を深めた三浦とゆず。
コロナ禍のステイホーム中には、アーティストたちが歌を繋ぐ「#うたつなぎ」で、三浦がゆずの『からっぽ』の弾き語りを投稿し、そのバトンを北川へと繋ぎました。
そんな矢先の7月18日、突然飛び込んできた三浦の訃報。
ゆずは連名で追悼コメントを発表し、北川はInstagramのストーリーズに『うまく言えない』の弾き語り動画を投稿。
YouTubeには収益化せずにMVが公開されています。

うまく言えない 歌詞 「ゆず」
https://utaten.com/lyric/jb20805116
この冒頭のフレーズで、ゆずの2人は12年前に初めて出会った時の、キラキラと輝くような三浦の姿を想い返していたのかも知れません。
歌詞にみる三浦春馬の面影
この曲の歌詞には、三浦を連想させるキーワードが散りばめられているような気がします。

うまく言えない 歌詞 「ゆず」
https://utaten.com/lyric/jb20805116
1990年の春に生まれた三浦春馬。
彼はその名前の通り「春」という季節がとてもよく似合う俳優だと思います。
彼の儚げな表情と透明感のある演技に「桜」や「青春」といった限りある輝きを感じる人が多いからかも知れませんね。

うまく言えない 歌詞 「ゆず」
https://utaten.com/lyric/jb20805116
彼ほど素敵な笑顔を見せる俳優は、そうはいないでしょう。
端正な顔がクシャッとなる瞬間に放たれる爽やかな笑顔は『うまく言えない』のMVでも伝わってきますよね。
そこには、ゆずが追悼コメントで発表した「誠実な人柄」という彼の生まれ持った魅力が現れていたのかもしれません。

うまく言えない 歌詞 「ゆず」
https://utaten.com/lyric/jb20805116
「愛してる」という言葉は、映画『恋空』の終盤、三浦が演じるヒロが死の恐怖に怯えながら恋人の美嘉に「愛してる」と伝えるシーンと重なるような気がします。
その言葉に「初めて言ってくれたね」と答える彼女。
それは、本当に大事な言葉は相手に伝えた方がいいという、この曲のメッセージと通じるものがあるのではないでしょうか。
「うまく言えない」に生まれた新たな意味
うまく言えない 歌詞 「ゆず」
https://utaten.com/lyric/jb20805116
ゆずの2人が追悼コメントで「気持ちの整理がつきません」と表したように、すぐには実感が湧いてこないものだと思います。
昨日まで当たり前のように笑っていた人が、今日はもうこの世に存在しない。
その事実を受け止めるまでには時間が必要でしょう。
このフレーズは、“今はうまく言えなくてごめん。これからは、どんな時も君を思ってこの歌を歌うよ”という、彼らから三浦への想いのようにも聴こえてきます。

うまく言えない 歌詞 「ゆず」
https://utaten.com/lyric/jb20805116
「愛してる」という言葉がどうか君に届きますようにと、今この曲を聴くと感じる人は多いのではないでしょうか。
この曲は、多くの人に愛された三浦春馬を想う曲として、新たな意味を持ち始めたような気がします。

TEXT 岡倉綾子

アーティスト

UtaTen

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