森山未來、ソロ初の全国ツアー『「見
えない/見える」ことについての考察
』への思いとは 取材会のオフィシャ
ルレポートが到着

2020年10月14日(水)~11月6日(金)に開催する森山未來によるリーディングパフォーマンス『「見えない/見える」ことについての考察』。ソロパフォーマンスとしては、初の全国ツアーで、<日常を失った世界に問う「本当に見ること」とは >という問いかけとともに全国7カ所、38公演を行うの本公演の取材会が行われ、オフィシャルレポートが到着した。
2017年、東京藝術大学の上野キャンパスにある球形ホールで初演され、注目を集めた本作。その成り立ちについて、「東京都現代美術館のキュレーターで、東京藝術大学の教授でもある長谷川祐子さんから、“朗読をしてみないか”と声をかけていただいて。球形ホールという特殊な空間で朗読する内容を話し合った時に、ジョゼ・サラマーゴというポルトガルの作家の『白の闇』、モーリス・ブランショというフランスの作家、というか哲学者の『白日の狂気』という本が出てきて。『白の闇』は、まさしくパンデミックというか、ある日突然世界中の人間が盲目になってしまって、そこからどう新しい社会を作っていくのか、どういう風に人と人が関わって生き延びていくのか、というようなフィクション的な作品。『白日の狂気』は、若干、散文詩的な作られ方をする、抽象的な意味合いの強い本ではあるんですけれども。その中で僕が受け取った印象としては、日々生きていく中での、自分が本当に見ているもの、そして自分が見えていないものの内面的な盲目性っていうのを凄く考察している、もしくは考えているっていう印象を受けて。いわゆる外的な、物理的な要素として盲目になるという話と、内面的に盲目であるのではないかという二つの話を考察させたら面白いんじゃないかな、というところで。球形ホールという、言ってしまえば眼の中にいるような……僕はそういう印象をその空間から受けたので、そんな作品を創ってみたらどうかなっていうところから立ち上がってきました」と説明。
『「見えない/見える」ことについての考察』
今回の再演に関して聞かれると、「昨年は UAE のシャルジャでやらせてもらったので、作品が継続していくということは、ありがたいですし、素晴らしいことだなと思いつつ、2017年の初演時には 2020年の状況がこうなるとはまったく想像はしていなかったですけど、いま世界中に置かれている状況、僕らが置かれている状況、これからどういう風に生きてくのか、ある種の価値観が変動していったことは間違いないなかで、改めてどういう風に生きていくべきか、手探りかもしれないですけど、いまこの状況においてこの作品をやる意味っていうのが、皮肉にも強く出てしまったんじゃないかなっていう印象はありますよね」とコメント。
本作を楽しみにしているファンに向けては「舞台芸術はなかなか興行的な部分ではやりづらい位置にはあるんですけど、実際にこの場所で、そこで出会った人たちで、作品や世界を共有することの強さが舞台芸術にはあるので。それを映像に変換したとして、もちろんそれぞれの楽しみ方があるんですけど、その場所、この時間、ふれあいでしか体感できないもの、そこに確かに存在するものがあって。前から思ってたことで、いま現在、より強く感じていて、その強度というか、生で出会えれば、出会えさえすれば、それだけで大丈夫なんじゃないかっていうぐらいの、それだけでいいんじゃないかっていうぐらいのことを思っていたりするので……。まあもちろん、それだけではなく、いま言った内容、コンセプトのパフォーマンスでもあるので、一緒にそういった時間を体験できればなと。非常に楽しみにしています」とメッセージを送った。
森山未來
俳優やダンサーとして第一線で活躍しながら、国境やジャンルを超えた表現に挑戦し続ける森山未來が織りなす、声と身体、光で感じる新感覚の朗読パフォーマンスを見逃さないでおこう。

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