【BUCK-TICK リコメンド】
この環境下で
生まれるべくして生まれた
不幸を振り払うお守りのような作品
“アブラカダブラ”は
疫病退散の呪文の言葉
アルバムタイトルについて曲が出揃った頃の今井からは“まったく何も思いついてない”と聞いていたが、「ユリイカ」で櫻井が綴った歌詞の中から、今井自身が“ABRACADABRA”に決めたという。その真意はまだ今井本人に訊けてはいないが、この「ユリイカ」はコロナ禍による自粛期間中、モヤモヤとしてきた気持ちをぶっ飛ばしたくなった今井が急遽最後に作った曲。この曲も櫻井と今井とのかけ合いが高揚感を煽るツインヴォーカル曲で、詞もふたりによる共作だ。その中で、櫻井は“疫病退散”の呪文であると知った上で、この“アブラカダブラ”という言葉を歌詞に用いた。レコーディング自体はコロナが蔓延する以前に7割方完成していたし、櫻井自身も創作において“コロナの影響を受けたくなかった”と語っていたが、このタイトルが掲げられたことで、やはり今作はこの環境下で生まれるべくして生まれた作品だと言える。
デビュー33年目のBUCK-TICKが放つ22枚目のオリジナルアルバム『ABRACADABRA』は世界にも通用する魔法の言葉で不幸を振り払ってくれる、お守りのような作品になることだろう。ちなみに偶然重なったゾロ目が気になったのでスピリチュアルカウンセラーの友人に尋ねたところ、数秘術でいうところの“33”の数字を持つものは“宇宙規模のスケールで愛のムーブメントを巻き起こす”存在であり、“22”という数字は“限りなく多くの人に対して役立つことを考える、見えない世界を形にするカリスマ”を表すのだそうだ。今のBUCK-TICKと、その最新作『ABRACADABRA』をずばりと言い当てているような気がするし、この言葉通りになってほしいとも思う。
そんな今作の発売日の9月21日には無観客生配信ライヴ『ABRACADABRA LIVE ON THE NET』の開催が決定している。配信では貴重なメンバーインタビュー動画も交えるなど、普段のコンサートとは趣のことなるスペシャルな内容となる。また、9月26日の東京・立川ステージガーデンを皮切りに全国23会場でフィルムコンサートツアー『TOUR2020 ABRACADABRA ON SCREEN』も実施。このフィルムコンサートツアーでは通常のコンサートツアーで使用する音響機材を使って、映像だからこそできるパフォーマンスや演出で魅せてくれる。本来ならば生の演奏で新曲群を聴きたいところだが、その楽しみはこの『ABRACADABRA』の呪文が効いた頃までとっておこう。まずはこのツアーでBUCK-TICKの最新形を堪能したい。
デビュー33年目のBUCK-TICKが放つ22枚目のオリジナルアルバム『ABRACADABRA』は世界にも通用する魔法の言葉で不幸を振り払ってくれる、お守りのような作品になることだろう。ちなみに偶然重なったゾロ目が気になったのでスピリチュアルカウンセラーの友人に尋ねたところ、数秘術でいうところの“33”の数字を持つものは“宇宙規模のスケールで愛のムーブメントを巻き起こす”存在であり、“22”という数字は“限りなく多くの人に対して役立つことを考える、見えない世界を形にするカリスマ”を表すのだそうだ。今のBUCK-TICKと、その最新作『ABRACADABRA』をずばりと言い当てているような気がするし、この言葉通りになってほしいとも思う。
そんな今作の発売日の9月21日には無観客生配信ライヴ『ABRACADABRA LIVE ON THE NET』の開催が決定している。配信では貴重なメンバーインタビュー動画も交えるなど、普段のコンサートとは趣のことなるスペシャルな内容となる。また、9月26日の東京・立川ステージガーデンを皮切りに全国23会場でフィルムコンサートツアー『TOUR2020 ABRACADABRA ON SCREEN』も実施。このフィルムコンサートツアーでは通常のコンサートツアーで使用する音響機材を使って、映像だからこそできるパフォーマンスや演出で魅せてくれる。本来ならば生の演奏で新曲群を聴きたいところだが、その楽しみはこの『ABRACADABRA』の呪文が効いた頃までとっておこう。まずはこのツアーでBUCK-TICKの最新形を堪能したい。
文:大窪由香
「MOONLIGHT ESCAPE」MV
『ABRACADABRA』先行視聴トレーラー
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