「人間になんかなりたくない」

「人間になんかなりたくない」

“妖怪人間ベラ”emma、森崎ウィンを
狂わせる… 女子高生の設定でベラを
描く実写映画、9月11日公開

「人間になんかなりたくない」(c)2020映画「妖怪人間ベラ」製作委員会 森崎ウィンとemmaが共演し、人気アニメをリブートする実写映画「妖怪人間ベラ」が、9月11日から公開されることがわかった。「東京リベンジャーズ」「映像研には手を出すな!」が控える英勉監督がメガホンをとり、女子高生という新たな設定で妖怪人間ベラをめぐる狂気の物語を紡ぐ。
 1968年に放送されたテレビアニメ「妖怪人間ベム」は、人間でも動物でもない“妖怪人間”であるベム、ベラ、ベロの3人が、いつの日か人間になれることを夢見て、世の中にはびこる悪と対決する姿を描いたホラーアクション。2011年には亀梨和也(「KAT-TUN」)と杏が共演した連続ドラマと映画が製作された。さらに、今秋には新作テレビアニメを映画化した「劇場版BEM BECOME HUMAN」が公開されるなど、リメイクが重ねられ、誕生から50年以上を経た今も進化を続けている人気コンテンツだ。
 今作では、「レディ・プレイヤー1」で注目を浴び、深田晃司監督作「本気のしるし 劇場版」が待機する森崎が、ベラに人生を狂わされていく主人公・新田康介を演じる。ミステリアスなベラを体現するのは、ファッション誌「ViVi」の専属モデルを務めるかたわら、バラエティ番組でも活躍するemma。そのほか、「相棒」シリーズでおなじみの名バイプレイヤー・六角精児をはじめ、堀田茜、清水尋也、吉田凜音、桜田ひより、小野寺晃良ら個性豊かなキャストが顔をそろえた。さらに、主題歌はロックバンド「BREAKERZ」の「BARABARA」に決定した。
 広告代理店に勤める新田康介は、「妖怪人間ベム」特集のため、後輩の篠原弘樹(清水)と訪れた廃墟で、偶然にも“幻の最終回”を目にしてしまう。その頃、ある学校に独特な存在感を放つベラが転校してくる。同級生の牧野沙織(桜田)はベラの美貌に興味を抱き、仲良くなろうと近付くが、やがて沙織の精神は得体の知れない狂気にむしばまれていく。一方、執拗にベラを追う新田も、徐々に狂気的な行動をとるように。新田を心配する妻・鮎美(堀田)は、探偵の霧島(六角)に調査を依頼する。
 ポスターは、赤く照らされた新田と、得体の知れない顔が向かい合う間に、真っ直ぐ眼差しを投げかけるベラが配置された不気味な仕上がり。「人間になんかなりたくない」というコピーが、静かに浮かび上がっている。
 「妖怪人間ベラ」は、9月11日から東京の池袋HUMAXシネマズ、渋谷HUMAXシネマほか全国で順次公開。

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