コラム【音は鼓膜を震わせ、音楽は心
を震わせる】#5 森口博子「スピード
」に感じる奥居香のアイデンティティ

エンターテイナーを夢見るしがない50代のマンモス☆南が、レコード、カセットテープ、CD、MD、ネット配信と、音楽メディアは時代と共に変われど、歌が人の心を動かすことに変わりはない、という想いについて語ります。

森口博子「スピード」に感じる奥居香の
アイデンティティ

先般、世の中でしばしば「スピード感」という言葉を耳にすることがあり、ふと森口博子の「スピード」という曲のことを思い出した。

発売は1992年、彼女がバラドル(もはや死語?)として活躍中で、「夢がMORI MORI」という番組に出ており、その番組中でも使われていた。

今だに強く印象に残っているその理由は、同じように当時人気だった女性ロックバンド「プリンセス プリンセス」の奥居香が作曲した曲だから。

恐らく、プリンセス プリンセスの曲を知っている方々が聴いたら、この「スピード」が奥居香の曲だとすぐにわかりそうなぐらい、いわば「奥居節」とでも言うべき曲。

その1年前に、観月ありさが歌手デビュー2作目にリリースした「エデンの都市(まち)」という曲があり、それも奥居香が作った曲だったが、この私、「エデンの都市」を初めて某ラジオ局の廊下で聴いたときに、ガチでプリプリの新曲だと思ってしまった思い出がある。

その他にも、松田聖子に提供した「Precious Heart」(1989年)もそうだが、「奥居節」はなかなかのインパクトがあった。

もちろん、多くのシンガーソングライターが他者に提供した曲は、見事に「○○節」と思わせてくれるわけで、「恋人も濡れる街角」(中村雅俊)は桑田佳祐だし、「全部だきしめて」(Kinki Kids)は吉田拓郎だし(正式にはカバーらしい)、「宙船」(TOKIO)は中島みゆきだし。

若い頃にシンガーソングライターを目指していた私も、「いかにも○○っぽい曲だね」と言われるのはある種の憧れで、それは個性というより、もうその人にしかできないワザというか、まさにその曲がその人を表したものだということに尽きる。

当時の森口博子が、歌手としてはガンダム関連の曲で注目され、「歌の上手いバラドル」的な印象を与え始めていた当時、テレビ番組で見せる活発さにリンクさせるかのように、奥居香ならではのテンポ感の強い楽曲を武器にして、森口博子がまさにスピードを加速していった、そんな時代が懐かしく、そして刺激的だ。
マンモス☆南
プロデューサー/フォトグラフィック・オーガナイザー
1967年9月12日 神奈川県出身
広告代理店、映画制作・宣伝などの業務を経験した後、イベント企画・運営会社「合同会社グラスタ」を設立。女性アイドルの撮影会やネット番組、フットサルチームのプロデュースなどを行う傍ら、カメラマンとして写真集やブロマイドの撮影にも取り組む。

好きなミュージシャンは、小田和正Mr.Children、大瀧詠一、杉真理織田哲郎など。
【グラ☆スタ!今月の推しメン】
三井 瞳(みつい ひとみ)
1991年10月8日生。群馬県出身。血液型O型。
139cmのちっちゃいカラダに夢いっぱい! 小動物のようなかわいらしさと裏腹に、パチンコ・パチスロや競馬が大好きな意外な一面も魅力です。ニコニコ生放送(グラ☆スタ!チャンネル)、毎週金曜20時~「盛りガール選手権」にレギュラー出演中!

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