新国立劇場バレエ団ダンサーがネット
でトークイベント

新国立劇場バレエ団のダンサーらが2020年4月28日(火)からSNSやWebなどでトークイベントを行う。新型コロナウィルスの影響による公演自粛でバレエに飢え、寂しい思いをしているファンにとっては、ダンサーたちの姿とともに、普段の舞台とは違った様子を目にすることができる機会だ。
■ダンサーらがリレートークで登場。第三回目以降にも期待
4月28日(火)15時から行われるのは「新国立劇場バレエ団ダンサーによるinstagramライヴトーク(リレー方式)」。新国立劇場バレエ団のプリンシパル、福岡雄大のinstagramアカウント上で、小野絢子や奥村康祐ら、バレエ団のダンサーたちが日にちを変えて次々と登場し、トークを展開する。
福岡は現在男性プリンシパルとしては最古参(2012年昇格)。様々な演目で幾度となくペアを組んできた小野絢子(2011年昇格)ともども、「看板ペア」としてバレエ団をけん引する存在でもある。
福岡の自身を冷静に捉え真摯にバレエと向き合いつつ、バレエ団のメンバーに対するリスペクトを忘れない姿勢などからは、プリンシパルとして舞台をつくり、バレエ団を束ねる王者(キング)の風格を常々感じる。と同時に、第二回(29日16時30分から)のトークで登場する奥村が、バレエ団のイヤーブックで福岡を「よく見ると尻尾にリボンのついているライオン」と称した、親しみやすさも併せ持つ。そんな"キング"がどのようにバレエ団のメンバーとトークを展開していくのかもまた、興味深いところだ。

■新国&東バ。バレエ団の枠を越えたトークに注目
ゴールデンウィークの恒例イベントとなっている「上野の森バレエホリデイ」ではバレエ団の枠を越え、小野が東京バレエ団プリンシパルの上野水香と、福岡が同バレエ団プリンシパルの秋元康臣とトークを行う(「ダンサー・クロストーク Dancer's Talk」)。東京バレエ団と新国立劇場バレエ団、それぞれのカンパニーをけん引するトップダンサー同士のトークは、「バレエホリデイ」の注目イベントの一つと言っても過言ではないだろう。
4月29日に登場する小野&上野は昨年2019年も同イベントでトークショーを実施。前回は非常にフランクな女子トーク的雰囲気の中で、それぞれのバレエ団の『白鳥の湖』についてや、上野の冠公演に小野と福岡ゲスト出演した際の思い出話などが披露された。2回目となる今回は、どのような話題が飛び出すのか楽しみだ。
一方、福岡&秋元(28日配信)は2019年に行われた吉田都の引退公演『誕生日の贈り物』での共演が記憶に新しいところ。バレエ男子を主人公とした漫画『ダンス・ダンス・ダンスール』(ジョージ朝倉・著/小学館)5巻では、主人公のライバルの一人が憧れるダンサーとして、福岡と秋元の名を挙げるといった縁(?)もある。ロシアで培われたアカデミックな技術が魅力の一つである秋元と、古典からコンテンポラリーまで力強くこなす福岡の、異なる個性の2人がどのようなトークを展開するのか、こちらも見逃せない。(文章中敬称略)
文=西原朋未

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