虎太朗×Shaky対談。福岡で生まれる
新たな気運に迫る|BIG UP! Stars #
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Mega Shinnosukeやyonawoなど、シーンを賑わせる音楽家を排出している福岡から、また異なる文脈で新しい気運が生まれようとしている。現役の高校生であるシンガーソングライター・虎太朗が立ち上げ、同世代のアーティストが集ったレーベル<Arias>。MADE IN HEPBURNのMO/NY氏が代表を務めるBOATに所属した経験を活かし、虎太朗自身で舵を取るコミュニティである。今回は虎太朗と同じ学校に通い、同レーベルに所属するShakyのドラマー・小川朝陽を招き、Skypeを通しふたりに接触。創作意欲に溢れ、自由に音楽を楽しもうという純粋な動機で生まれたという<Arias>と、彼らの音楽観について話を伺った。個人ではなくチームとして音楽を楽しむ発想と、海外のシーンを視野に入れる感性など、次代のリアリティを感じられるインタビューとなった。

福岡から生まれる、10代による新たな気運

ー虎太朗さんは現役の高校生でありながら、<Arias>というレーベルをご自身でやられています。どういう動機から自分のコミュニティを作ろうと思いましたか。

インタビュイー画像

虎太朗:

モノを作るのが凄く好きで、ずっと何かを作り続けていたいと思っていたところ、周りにいい音楽を作っている人や、自分と近い音楽を作っている人がいたので。それをグッとまとめられないかなと思ったのが始まりでした。

ー今のレーベルを立ち上げる前は、MADE IN HEPBURNのMO/NY氏が代表を務めるBOATに所属していたようですね。

インタビュイー画像

虎太朗:

はい。MO/NYさん(MADE IN HEPBURN)がやっている<Teenage Peeps>というラジオ番組があって、その番組内で僕の「LADY」という新曲を仕上げようという企画が所属するきっかけでした。
ーそこでの刺激が、今の活動に繋がっている?
虎太郎アーティスト写真
ーなるほど。
Shakyアーティスト写真
ー理由は?
虎太朗:
インスタ映えするような場所だったり、僕らと同世代の人が簡単に行きやすい場所で音楽をやることを心がけてはいます。たとえば10月にイベントをやった時にはカフェで企画したり、野外のライブに参加していますね。サブスクを通して手軽に聴ける時代だからこそ、ライブで(アーティストが)遠い存在になるのはどうかなって思うので。今はライブをする場所も意識して活動しています。
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