嵐ファンとAKBヲタクの醜い争いがつ
いに決着！

　来月31日に、その長い歴史に幕を降ろす国立競技場（国立霞ヶ丘陸上競技場）。その最後のイベントとして、5月28日～29日の2日間、日本の人気アーティストが集い、合同ライブが開催されることがわかった。
　参加アーティストは、ゆず、L'Arc〜en〜Ciel、いきものがかり、Perfume…と、若者に人気のグループがズラリ。国立競技場の最後を、華やかに飾ってくれそうだ。
　しかし、この発表にどっちらけなのが、嵐ファンとAKBヲタクなのだという。

　これまで、嵐は毎年国立競技場でコンサートを行ってきた。6年連続での開催は、他に類を見ない記録だ。なぜなら国立競技場は芝への影響を考え、コンサートは年に1組という規定があるそうで、嵐は国立に選ばれたアーティストなのだ。そのため、嵐ファンは「国立競技場は嵐の大切な場所」という認識を持っていたのだ。
　しかし、国立競技場の解体が発表されると、ももいろクローバーＺや、AKB48が次々と国立でのコンサートを発表。嵐ファンは聖地が荒らされるという思いを内に秘めるようになったという。

　すいぶん心の狭い話ではあるのだが、これが明るみに出てしまったのが、今年3月30日のこと。この日は、AKB48の大島優子の卒業セレモニーが国立競技場で行われる予定だった。しかし、悪天候のためコンサートは中止に。すると一部の嵐ファンは、聖地を荒らした天罰が下ったと喜び。AKBヲタクと険悪な関係になってしまったのだ。以降ツイッターでは両者の醜い罵り合いが続いた。
「国立は嵐のもの」
　その想いが奇跡を呼んだのか、嵐ファンが高らかに勝利宣言した矢先、31日の出場アーティストが決まった。しかしAKBも嵐も出場しないことで、これまでの両者の喧嘩が収束するというオチとなってしまった。

（文・角刈りハーブティー）

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