あらゆるジャンルの動画が集まるYouTube。その中でも誰かの歌をカバーする音楽系YouTube動画は根強い人気を誇るジャンルです。

その中でも、【女性が歌う】系のカバー動画が人気となっているのをご存知でしょうか。
今回は珠玉の女性音楽系YouTuberたちをご紹介します。
歌声の圧倒的な包容力、そして超絶の歌唱力「Uru
Uruは2013年からカバー曲動画をアップし始め、2016年には既にメジャーデビューしているシンガー・ソングライター。今年に入ってもドラマへ主題歌を提供するなどの活躍を見せているのですが、本名や年齢などの詳細情報は公開されていません。
そんな彼女のメジャー進出のきっかけとなったのがYouTubeのカバー動画。アップされたカバー曲は100曲になりますが、ピアノの伴奏が中心でどの曲も包み込まれるような優しさが溢れています。
完璧にコントロールされた高音とウィスパーボイスが特徴的です。
中島みゆき「糸」
誰もが一度は耳にしたことのあるであろう中島みゆきの名曲。それだけにカバー対象になることも多いわけですが、Uruバージョンも聴き応えばっちり。
「声」の力ひとつでメジャーデビューまで「Lefty Hand Cream」
動画は正面からのワンショット、しかもその顔はポップガードの向こう。にも関わらず再生数とリスナーを着実に獲得し、ドラマの主題歌やCMに相次いで抜擢、そして今年メジャー1stアルバムをリリース。
そんな現代の音楽系YouTuberサクセスストーリーを叶えたのがLefty Hand Creamです。
甘さと透明感、滑らかさとハスキーさなど、相反する要素を絶妙に兼ね備えた歌声が魅力的。カバー曲は知っている人なら思わず唸るような選曲もあり。
aiko「カブトムシ」
言わずと知れたaikoの代表曲にして名バラード。シンプルなアレンジで彼女の声を堪能するには持って来いのカバーです。特にブレスの魅力にやられているリスナーが多いようです。
暖かい歌声が中毒性あり「春茶
チャンネル登録数約90万、動画総再生数はコラボもあわせると驚異の3億回超え。女性シンガーYouTuberといえば春茶を挙げる方も多いのではないでしょうか。
顔出しナシ、カバー中心で声も似ているということでLefty Hand Creamさんと同一人物かといわれたりもしていますが、別の方です。彼女は情報を積極的に公開はしていないのですが、どうやら現役大学生であるよう。
その歌声の特徴はというと、まさに「春」のイメージがピタリとはまるウィスパーボイス。透明感のある歌声にハマる人も多いのだとか。
back numberHAPPY BIRTHDAY
TVドラマの主題歌として書き下ろされた曲で、男性からの片思いを内省的につづった歌詞が印象的な曲。彼女の柔らかい雰囲気がぴったりです。
現役女子高生にしてカバー動画界に名を刻んだ「凛(こもれびちゃんねる)」
ハンドルネーム「凜(茜雫凜)」のYouTubeチャンネルである「こもれびちゃんねる」は2017年9月に開設されたものですが、この開設時点で彼女はなんと高校1年生。
こもれびちゃんねるはJ-POPのカバーを中心にしていますが、動画を見るとどの曲もほぼ10万PV超え。多いものは400万PVを超えています。
これは選曲の良さや丁寧な動画の作りもありますし、なにより弾き語りの実力、さらに言えばその声の力によるもの。憂いを帯びた、でも少し几帳面な歌声が特にバラード曲に良く映えます。
back number「瞬き」
2017年リリースの人気曲。確信に満ちた歌詞で大切な人への想いをつづり、映画の主題歌にもなりました。そんな曲を強く歌いきる彼女は10代と思えない表現力の持ち主です。
小さな体に力溢れる歌声。ストリート出身の叩き上げシンガー「森恵」
既にメジャーデビュー済みの森恵は、2005年に地元で路上弾き語りを始めてメジャーデビューにまでたどり着いた叩き上げと呼ぶに相応しいシンガー。
彼女の動画を初めて見ると「あれ?ギターが大きい?」と驚くかもしれません。小柄なためにそう見えるのですが、歌い始めるとその体格からは想像つかないパワフルな声量と豊かな表現力に驚くでしょう。
さすがストリート出身の実力派なだけあって、ギターストロークひとつ取っても音の粒に貫禄があります。ハイトーンだけでなく、低い音域でも芯の通った歌声にも注目です。
BUMP OF CHICKEN「天体観測」
リリースから20年近く経ってもなおバンプの代表曲であり続ける日本のロックアンセム。疾走感溢れるバンドサウンドをギター1本で見事に置き換え、ボーカルの安定感もあって力強いカバーに仕上がっています。
謎多き実力派女性3人組ユニット「PLAY JAM」
再生数と実力が必ずしもつりあうわけではないのがこの世界。華々しくメジャーの舞台へ駆け上がったYouTuberがいる一方で、新人YouTuberもまた日々生まれ続けています。日の目が当たるべきクオリティの動画が今もまだネットの海には埋もれているのでしょう。
今回紹介するPLAY JAMは、音楽教室がプロデュースする女性3人のユニットです。なぜか被り物をしているのでとても目を惹きます。
なぜか金魚やらイチゴの被り物をしているサムネイル画像をいぶかしく思いつつ再生してみると、そのコーラスワークに驚かされるでしょう。どの曲も凝ったコーラスアレンジが施されており、交代でリードを取る一人ひとりの歌声もかなり本格派の趣です。
上げている動画はまだ多くはありませんが、これからも素晴らしいカバーを発表してくれるであろう注目の新人YouTuberです。
中森明菜「飾りじゃないのよ涙は」
80年代アイドルの代名詞として君臨した中森明菜の代表曲のひとつ。ちなみに楽曲は井上陽水によるもの。伴奏はギター一本の弾き語りスタイルですがイントロからサビに至るまで巧みなコーラスワークを聴かせてくれます。
745日連続弾き語り動画投稿を達成「宮崎菜穂子」
路上シンガーソングライターの宮崎奈穂子は、これまで路上で歌い続けて8万枚以上もCDを手売りし、ついには武道館で単独ライブを行ったというライブ中心のアーティスト。
YouTubeの「745チャンネル」では、745曲を目標に1日1曲ピアノ弾き語り動画をアップしています。カバーのジャンルも多彩なので、どんな方でも知っている曲が1曲は見つかるはず。
優しげな表情でのパフォーマンスと歌声の柔らかさが特徴的で、路上で歌い続けてきた努力に裏打ちされた安定感があります。
荒井由美「やさしさに包まれたなら」
1974年発表のユーミン3枚目のシングル。「魔女の宅急便」エンディング曲としても有名です。ピアノ弾き語りというスタイルと彼女の柔らかい歌い方にマッチしたカバーになっています。
ライフスタイルと音楽の自然なMIX感で人気急上昇中「こぴ」
現役女子大生のこぴ。YouTubeチャンネルには歌の動画はそこまで多くはなく、どちらかというと食べたり飲んだり料理したり美容についてのレクチャーをしたり、ご自身のライフスタイルを配信されている印象です。
しかし音楽方面に傾ける情熱は本物で、ギターもピアノも弾いて耳コピもアレンジも動画編集も自分でされています。
そして自作動画の他にも、YouTuberのプロデュースを行っているkobasoloさんとコラボしている動画がかなり人気です。
奥華子「変わらないもの」
2006年公開の劇場アニメ「時をかける少女」の挿入曲として奥華子さんが書き下ろした曲。原曲どおりピアノを中心としたアレンジですが、エアリーな声が曲に新しい表情を与えています。
大阪出身ガールズバンド!平均年齢19歳「GIRLFRIEND」
GIRLFRIENDは、大阪の音楽スクール出身の4人で2014年に結成されたバンド。
ギターのNAGISA以外は全員、スクールに入ってから楽器を始めたそう。2016年にはメジャーデビューも果たしツアーにTVタイアップにと大活躍中なので驚きです。
YouTubeチャンネルには時折カバー曲もあげていますが、どの曲もこだわりを感じます。基本的なスタンスはロックと言っていいと思いますが、その枠に囚われず、全員がリードボーカルもコーラスもできる利点を活かしたアレンジはタイトかつ爽快。
Perfume「FLASH」
映画「ちはやふる」の主題歌となった2016年リリースのシングル曲。GIRLFRIENDは自分たちのフォーマットに上手く落としこみオリエンタルロックといった趣に仕上げています。
歌の力で聴き手の心に爪跡残す「Miho Ishikawa」
神奈川県相模原市を拠点に活動するギター&ボーカルの男女2人組ユニット「ウタイスト」のボーカルを務めるMiho Ishikawa。
ソロでも10万PV超えの動画を量産されているのはひとえにその歌声の力によるもの。時に力強く、時にはかなく響く美声には聴く人の心を震わせるパワーがあります。
ユニット名義のチャンネルと合わせるとかなりの曲数をアップされていますが、JUJUSuperflyといった超実力派ボーカリストの曲を歌っても無理がないのはスゴイの一言。
Mr.Children「HANABI」
ミスチル2008年発表のシングル。3rdシーズンまで放送された人気TVドラマ「コード・ブルー」にも起用され続けた名曲。ミスチルの楽曲も難なく歌いこなします。ハモリも絶品。
変幻自在の歌声「杏沙子
杏沙子は2018年にビクターよりメジャーデビューを果たした25歳のシンガーソングライター。
2017年には杏沙子さんからヒット動画プロデューサーであるKobasoloにアプローチし、コラボが決定。書き下ろされた「あなたのことが好きなんていえないんです。」をはじめ、カバーも含めたコラボ動画が続々とヒット。もはや1000万PV超えは当たり前レベルの人気です。
彼女は曲によって表情豊かに歌い分けるタイプ。元気な曲は弾むように、しっとりした曲は憂い声で、曲の懐に入り込んでいく力があるのが伝わります。ひとつの動画だけでなく色々な曲を聴いてみたくなるシンガーです。
MONGOL800「小さな恋のうた」
「モンパチ」の名を世に知らしめ、多くの人に愛され歌われてきた曲。少しだけテンポを落として優しく歌い上げる声は、歌詞にこめられたまっすぐな想いを余すことなく届けてくれます。
コラボも順調でブレイク必至「七穂」
現在(2020年2月)、ネット上での活動を始めて半年とちょっと。にも関わらず1000万PVオーバー動画をすでに輩出しているのが、七穂(なほ)です。
その動画というのは、こちらもプロデューサー・Kobasoloとのコラボによるもの。じゃあ結局Kobasoloの力なのでは?という声も聞こえそうですが、それだけではありません。
彼女は数年前から学業の傍ら音楽スクールでのレッスンに打ち込んでおり、スクール内のオーディションに合格。その結果現在の事務所からオファーがあり、Kobasoloとのコラボが決定。そしてYouTuberとしてデビューに至ったというわけです。
まるでモデルのような美しさを持ち、トレーニングに裏付けられた歌唱力を持つ彼女。現在、1日単位でファンの数を増やし続けている期待の新人です。
米津玄師「LOSER」
米津玄師による、2016年発表のナンバー。テンポもアレンジもほぼ原曲どおりですが、畳み掛ける高密度のリリックがこの曲の特徴。しかし彼女はそれをクールかつスマートに歌い切っており、その逸材ぶりがうかがえます。
大阪出身・兄妹ユニットの妹「Uh.」
2013年から大阪を拠点に活動中の兄妹ユニット「Seira」の妹、Uh.。
Twitter上では大阪弁を駆使してゆるい呟きをくりだす彼女に親近感を抱く人が多いかもしれません。ですが、歌と対峙しているときの彼女は真剣そのもの。
しかしその歌声は決して張り詰めたものではなく、透明感あふれる、どこか慈しみさえ感じる声。力感溢れる歌声のシンガーとはまた別方向の柔らかさが持ち味です。
Uru 「奇蹟」
同じくYouTube上からスタートし第一線に駆け上がったUruの5thシングル。詞の世界とUh.さんの歌声がぴったりハマっています。
ネット世代の女王「矢田玲華」
SNSと動画サイトから女性インフルエンサー街道を好調に進んでいる矢田玲華。歌に限らず、メイクやファッションなどの情報を発信しています。
YouTubeのチャンネルでもカバー動画だけではなく多種多様な動画をアップされているので、歌が上手いYouTuberを探している人の中には彼女の歌を聴いていない方も多いかもしれません。
ですが少々お待ちを。彼女は昔からピアノを習っていてほぼ絶対音感ありというスペックの持ち主。そして肝心の歌もきっと想像を超えてくると思います。
コレサワ「たばこ」
ヒゲダン好きで「Pretender」の動画も100万超えの彼女ですが、こちらはさらにハイクオリティ。この曲もカバー人気が高い曲です。切ないメロディを丁寧にたどる抑えの効いた声がGood。
今人気の、そしてこれからさらに人気になるであろう女性YouTuberたちを紹介しました。
一口にカバーといっても、自分の個性を活かしたアレンジや表現をされているので、それぞれにちがった魅力が詰まっています。
お気に入りの女性音楽系YouTuberを見つけたら、きっと次の曲、次の曲へと聴いてみたくなっているはずですよ。

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