L→R Shinji(Gu)、明希(Ba)、マオ(Vo)、ゆうや(Dr)

L→R Shinji(Gu)、明希(Ba)、マオ(Vo)、ゆうや(Dr)

【シド インタビュー】
前へ進むために“delete(削除)”
というメッセージを込めた

17年経って
今が一番楽しいと感じられる

そして、2020年で結成18年目に突入するシドですが、こんなにバンドが続いているのは揺るぎないものがあるからだと思います。今だからこそ明かせるシドへの愛は?

ゆうや
僕は意外とみんなのTwitterを見てます(笑)。フォローしている人やリツイートした人のタイムラインがガーッと上がってくるから、朝起きたらまずそれをチェックするんですけど、その中にだいたいメンバーがいますね。で、ひと通り見終わったあとに“おはゆうございます(・ε・)”って書くのが日課です。これはシド愛ですね(笑)。
Shinji
“おはゆうございます(・ε・)”はいつも見てますよ。“この時間に起きたんだ”って(笑)。
ゆうや
あれ、調整してる時もあるからね。
Shinji
操作してるの?(笑)
ゆうや
いや、早く起きすぎた時は変だと思って、起きて2時間後ぐらいに書くこともある。
Shinji
そうなんだ。ライヴに関して言うと、シドを始めた頃ってみんないい意味でも悪い意味でも“俺が前に行く”みたいなバチバチがあったんですよ。それもカッコ良いんですけど、17年やってると“おまえ行けよ”っていう瞬間があって。ベースソロになったらすかさず後ろに下がったり、ゆうやも抑えめに叩いたりとか。それもいいなって。その押し引きがバンドのグルーブにつながっている気もするので、年数を重ねないとできなかったことなのかなと。周りを見る余裕が出てきたし、ライヴが楽しいですね。

マオさんは1月14日のTwitterで、バイトを週6で入れてみんなで夢を語った時のことを振り返っていましたが、そういう時期を過ごしたことが土台になっているのかなと思いました。

マオ
そうですね。シドはオーディションで発掘されたとか、デビューや先のことが決まっていたバンドではないんですね。人気がないところから始まっているので、雑草だったのが花を少しずつ咲かせてきたんです。大きな花が咲いた時にも雑草だった頃の自分をちゃんと思い返せるメンバーがいるっていうのは大きいですね。今後、何かアクシデントが起こったとしても、その気持ちがぶれなければ続いていくと思います。
明希
みんなに全部言われちゃいましたけど、単純に“楽しい”っていう気持ちが多くを占めているかもしれないですね。

そのシンプルな気持ちをキープするのは素晴らしいことだと思います。

明希
今が一番楽しいんですよ。

途中で辞めていたら味わえなかった気持ちですね。

明希
そうですね。5年、10年、15年と節目を迎える中、バンドとしても個人的にもいろんな波があったけれど、それを越えて今思うことは“楽しい”に尽きますね。音楽的なストレスがまるでないし、17年が経ったからこその信頼関係は大きいと思います。さっきShinjiが言った“ここはおまえが前に出ろよ”じゃないけど、一緒に音を出す面でも絆がどんどん深まっていったので。

OKMusic編集部

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