RAISE A SUILEN、音と視覚で魅せるパ
フォーマンスが会場を熱狂の渦へ導く
 単独ライブ『Craziness』公式レポ
ートが到着

RAISE A SUILEN 単独ライブ『Craziness』

2020年2月9日(日)静岡エコパアリーナ
キャラクターとリアルライブがリンクする次世代ガールズバンドプロジェクト「BanG Dream! (バンドリ!)」発のバンド・RAISE A SUILENが、2月9日(日) 静岡エコパアリーナで2020年初となるライブを開催した。
RAISE A SUILEN (c)BanG Dream! Project (c)Craft Egg Inc. (c)bushiroad All Rights Reserved.
RAISE A SUILEN(以下、RAS)はRaychell(Ba.&Vo.レイヤ役)、小原莉子(Gt.ロック役)、夏芽(Dr.マスキング役)、倉知玲鳳(Key.パレオ役)、紡木吏佐(DJ チュチュ役)の5人で2018 年に結成したガールズバンド。エレクトロニカとラウドなバンドサウンドが融合した強く鋭い音楽と、激しいステージングで多くのファンを魅了し、結成以来立て続けに大型ライブ成功させている。
RAISE A SUILEN (c)BanG Dream! Project (c)Craft Egg Inc. (c)bushiroad All Rights Reserved.
今か今かと開演を待ちわびる観客のざわめきの中、ついに幕を上げた『Craziness』。会場の熱気が上昇する中、RAS にとって2020年初となるライブは、「DRIVE US CRAZY」をトップバッターに持ってくる。力強いRaychell の声と紡木のラップパートが相まった爆アゲなナンバーは、聞く者のテンションも一気に引き上げていく。まさに今回のライブタイトルにふさわしいスタートだ。
RAISE A SUILEN (c)BanG Dream! Project (c)Craft Egg Inc. (c)bushiroad All Rights Reserved.
そこから、「A DECLARATION OF ✕✕✕」、「UNSTOPPABLE」というRASらしさ全開の2曲をチョイス。華麗なステップを刻みながら演奏する小原と倉知。常にハイパフォーマンスな夏芽のドラム。RASサウンドの要ともいえる紡木の DJ。音と視覚で魅せるパフォーマンスで、会場を熱狂の渦へ導いていくのだ。それに応えるかのように、観客のヘッドバンギングも激しさを増していき、会場が RAS カラーであるターコイズブルーに染めあがっていく。そして、演奏の合間にあるメンバー紹介も、RASライブの醍醐味。彼女たちの持つテクニックをふんだんに魅せつけ、ファンの心をガッチリキャッチ。確かな技術力だからこそ成せる技の数々が、RASの魅力なのだ。
RAISE A SUILEN (c)BanG Dream! Project (c)Craft Egg Inc. (c)bushiroad All Rights Reserved.
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メンバー紹介が終わると、カバー楽曲パートに移行する。スタートは、「ヒトリノ夜」だ。ファンも一緒に「ロンリー・ロンリー」と叫び、ヒートアップ。さらに「1/3 の純情な感情」で盛り上がりは加速する。そこから「ゴーカ!ごーかい!?ファントムシーフ!」、「Don't be afraid!」、「Y.O.L.O!!!!!」、「もういちどルミナス」と、ノンストップで披露。BanG Dream!に登場する他のバンドの楽曲も RAS 色にアレンジしつつ、楽しげに歌う姿はこのコーナーの特徴のひとつ。特に印象的なのが「もういちど ルミナス」では、倉知がソロでキーボードを弾く演出だ。Pastel*Palettesに憧れているパレオの姿を想起させるようなニクい演出は、バンドリーマーにはたまらない。
RAISE A SUILEN (c)BanG Dream! Project (c)Craft Egg Inc. (c)bushiroad All Rights Reserved.
そして前半戦のラストを飾ったのは、「Takin' my Heart」。スローチューンに乗せ、孤独と強さの間にいる想いを情感を込めて歌い上げるRaychellの姿に、ファンたちも陶酔したことだろう。
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ほんの数分の休憩を挟み開始される後半戦。「Craziness」の文字が刻まれたTシャツに着替えた彼女たちの姿がスクリーンに映し出されると、「Invincible Fighter」のメロディーも同時に流れ始める。Raychellのハイトーンボイスに呼応するように会場もボルテージをさらに上げていく。そして紡木、小原、夏芽、倉知、Raychellの順にソロパフォーマンスを魅せつけてからスタートする「HELL! or HELL?」。これでもかというほどの技巧の数々をファンに堪能させてくれるのだ。
RAISE A SUILEN (c)BanG Dream! Project (c)Craft Egg Inc. (c)bushiroad All Rights Reserved.
そして、「まだまだ声出せるか?」という挑発から、「SOUL SOLDIER」をドロップ。この楽曲は 2019年末のライブで初披露された完全オリジナル楽曲で、本公演が2度目の披露となる。RASらしい疾走感のあるメロディーと紡木の軽快なラップ。そして「誰にも奪わせない」、「自分だけの道を歩いてゆけ」と、RASらしい力強い歌詞が特徴的。まさに彼女たちの目指すべき道を示している楽曲だ。そして、「激動」、「EXPOSE ʻBurnout!!!ʼ」と続け、ラストは原点とも言える「R・I・O・T」でフィニッシュ。RASの全力全開のパフォーマンスに、ファンも最後まで全力で応え、冷め止まぬ熱気の中、閉幕したのだった。
RAISE A SUILEN (c)BanG Dream! Project (c)Craft Egg Inc. (c)bushiroad All Rights Reserved.
ライブの合間には舞台への挑戦も発表されたRAS。BanG Dream!プロジェクト初の舞台ということで、さらなる活躍が期待される。これからも進化し続ける彼女たちの勇姿をぜひ見逃さないでほしい。
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撮影=福岡 諒祠、畑 聡

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