4月23日に発売する初のオリジナルミニアルバム『不器用』の発売を記念した春のライブツアー「LoVendoЯ LIVE TOUR 2014 SprinteЯ ~Bitter&Sweet~」を4月15日(火)TSUTAYA O-WESTからスタートさせた。
1曲目はハードな『Sweet Tweet』でスタート。田中は伸びやかな声を響かせ、もう一人のボーカル岡田万里奈は対照的にパワフルなハーモニーを聞かせていく。両サイドのギタリストも同様に激しく体を揺らす魚住有希、クールな佇まいの宮澤茉凜と対照的でありながらしっかりとしたグルーヴを作り上げる。結成から1年、バンドとしての結束力をしっかり感じさせた姿を披露。

するとそれに応えるようにフロアでは拳とサイリウムの双方が勢いよく振られる。MCも自己紹介以外に言葉少なくガンガンと攻め続ける彼女たち、中盤披露された『むせび泣く』は魚住作曲によるブルージーなロック。ただ激しくカワイイだけでなくシックな音もしっかりと乗りこなす姿に成長を感じる。
ここで魚住を除くメンバーが一度袖に去り、今ツアーで彼女たちと共に全国を回る田崎あさひと長谷川萌美によるユニット「Bitter&Sweet」が登場。先ほどまでのハードな世界から一転、アコースティック調の『Bitter&Sweet』で初々しく爽やかな空気をフロアに届ける。デビュー間もないこともあり緊張をほとばしらせるも、ステージでは堂々とした立ち振る舞いで場内を温めていく二人。ラスト二曲『インストール』『ドリームガール』ではアメリカのエモバンドを髣髴させるほどの疾走感を見せ、LoVendoЯにも負けない歓声がフロアから飛び交う。30分という短い時間で二人は会場を見事に「ロック」した。
その後LoVendoЯメンバーも登場しここでまさか、二組でRCサクセション『雨上がりの夜空に』をコラボ!今日一番の盛り上がりを見せるフロアに田中も思わず「今日は最高!」と叫ぶ!
ここからは再びLoVendoЯの時間。ヘヴィな『不器用』からビートパンク調の『ホントノキモチ』まで幅広いバンドスタイルを投下していく。日に日にバンドとして結束が強まっていくことが嬉しいのか魚住は「もっと成長したい」と、宮澤は「このツアーを通してもっと絆を深めたい」と語った。満足気な表情を浮かべるメンバーを田中は終始優しい眼で見守っていたのが印象的であった。この幸せな空気の中、本編ラスト『だけどもう一度 それでももう一度』、アンコールの『BINGO』でファンもそろっての大合唱が巻き起こり、2時間に渡る初日の舞台は大成功のうちに幕を閉じた。

これから約3ヶ月という長いツアーに出る彼女たちだが、オリジナル曲も大幅に増え、バンドとしての力強さを得たLoVendoЯが羽ばたくのはそう遠くないだろう。Bitter&Sweetと共に7月19日のツアー最終日まで力強く駆け抜けてくれることを期待したい。

dwango.jp news

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