井保三兎が主宰する演劇集団ラビット
番長 将棋棋士と人工知能の戦いを描
く舞台『成り果て』を上演

井保三兎(いほ さんと)が主宰する演劇集団ラビット番長が、2020年2月7日(金)〜2月9日(日)紀伊國屋ホールにて、将棋棋士と人工知能の戦いを描いた将棋舞台『成り果て』を上演する。
「棋士は無くてもいい商売だ。だからプロはファンにとって面白い将棋を指す義務がある」 という升田幸三氏の名言がキーワードとなる今回の物語。2015年に舌癌で亡くなった元奨励会三段、アマ強豪の天野貴元氏をモデルに、藤井聡太ブーム直前の将棋界を揺るがした人工知能との戦い、そして将棋を通して人間の生き様を描いた作品。将棋好きはもちろんのこと、将棋をよく知らない人でも分かりやすく楽しめる舞台となっている。
演劇集団ラビット番長は、主宰の井保によるオリジナル作品の舞台上演を目的としたプロデュース団体。介護・野球・将棋を題材にした作品を多く上演しており、現在、東京を拠点に演劇活動を展開している。2014年から将棋を題材にした作品の上演を続け、この公演で将棋舞台の上演は8回目となる。今回は池袋の劇場、シアターグリーン主催の演劇祭“グリーンフェスタ2016”で「GREEN FESTA賞」を受賞、第29回池袋演劇祭では大賞を受賞した『成り果て』を上演する。
本公演の出演者は、主宰の井保を中心に、舞台版あんさんぶるスターズ!にも出演し舞台や映像でも活躍の場を広げている村川翔一、元宝塚の娘役でセーラームーンミュージカル等でも活躍している藤岡沙也香、ミス東スポ2013グランプリの軽辺るか、映画『あずみ』で主人公あずみのアクションを担当した浅井星光を迎えて挑む。
あらすじ
舞台は西暦2000年、奨励会でプロ棋士を目指していた兄妹の兄が夢破れるところから始まる。
妹は男性棋士に混じりまるで兄の敵を討つかのようにプロを目指し、兄は悩み迷いながら将棋ソフト開発の道へ。そんな矢先、兄が癌に侵されている事が発覚する。プロの道へ進むことができなかった奨励会員、プロ棋士と女流棋士の壁、そしてプロ棋士が人工知能に将棋で負ける時代、プロ棋士に求められるものとは。それぞれの想いを抱え、命の駒を進めていく棋士達のその先の「成りの果て」とは?!

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