清木場俊介、完遂した
2年半ぶりとなるホールツアーより
東京国際フォーラム公演をレポート
“唄い屋"清木場俊介が1月13日(月祝)、福岡・福岡市民会館 大ホールにてホールツアー『KIYOKIBA SHUNSUKE ROCK&SOUL 2019-2020 “CHANGE"』のファイナル公演を行なった。本ツアーは昨年10月に自主レーベルUTAIYA RECORDS UNITEDから発売した初のオリジナルアルバム『CHANGE』を引っさげて、2019年11月16日(土)の宮城・仙台銀行ホール イズミティ21 大ホール公演を皮切りに全国7ヶ所で開催。本記事では同年12月14日(土)の東京・東京国際フォーラム ホールA公演の模様をレポートする。
この日のチケットは完全ソールドアウト。2年半振りとなるホールツアーに期待を膨らませていた“仲間"からは恒例の清木場コールが贈られる。幕開けを飾ったのは最新アルバム『CHANGE』の1曲目でもある『JIM ROCK』。スーツスタイルの清木場の登場に会場からも大歓声が沸き起こる。「どうも清木場俊介です!今日はニューアルバム『CHANGE』のホールツアーということで、皆さんようこそ!新曲バンバンやっていくんで最後まで盛り上がってください!」と挨拶し、『走り続けて』ではアコースティックギターの音色を響かせながら<流されぬ様に惑わされぬ様に生きて逝こう>と背中を押して唄う清木場。ホールならではの煌びやかな照明から一転、『悲しいコトがあれば』では橙のシンプルなスポットに照らされながら圧巻の唄声を披露し、序盤からホールを活かした演出で客席を魅了していく。そして、「(前作)『REBORN』からの2年半を全て詰め込んだ作品がようやく出来たなと。発売できて本当に嬉しいです。ありがとうございます。」とアルバムへの想いと感謝の気持ちを唄と共に届けた。
中盤に入ると、天井から吊り下げられた豪華なシャンデリアを背に“唄い屋"の魅力の一つである珠玉のバラードコーナーへ。自身のソロデビュー曲でもある『いつか…』や『僕の傍にいた君は君の傍にいた僕じゃない』、『君の全て』など新旧織り交ぜた楽曲を届け、その歌詞に身を委ねながら、涙を流して聴き入る“仲間"もいた。2020年1月11日に40歳の誕生日を迎えた清木場にとっては、30代最後から40台を跨ぐツアーでもあり、「今日は30代最後の東京ライブということですが、21歳からデビューさせてもらって初めてのライブは東京でした。そこからまさか自分が40歳になるまで唄えているとは思ってもいませんでした。今日まで唄って来れたのも皆さんのおかげだと思っています。ありがとうございます。」とここまでの歩みを振り返った。
最新アルバムの中でも異彩を放つレゲエ調の曲『虹色の朝』や、JAZZYでグルーヴィーな『ELEGY』を届けると「今回のアルバムが、本当の意味で清木場の生まれてから今日までを全部集約したような作品に仕上がったなと思っております。21歳でデビューして、早いものでもうすぐ40歳に突入するわけですが、今日この日まで、こんな人間を沢山の人に支えてもらって本当に感謝しています。40歳になってもまだまだ唄っていたいし、まだまだ唄に溺れていたいし、本当に僕には唄しかないんだなと、深くそう思っています。」と胸中を語った清木場。「次にやる曲たちはこの『CHANGE』というアルバムの中でも更に深く清木場を掘り下げて表現出来たかなと思います。じっくり聴いてください。」と前置きをし、『初冬 〜記憶の欠片〜』『削りゆく命』『生きてこそ』の3曲に想いを込めて力強く唄いあげる。「皆んなも、日々、一生懸命生きていると思いますが、清木場も精一杯の力で唄の世界で生きております。まだまだ叫び続けて頑張っていきたいと思います。最後の曲聴いてください。」と、東京へ上京してきてからの想いを赤裸々に綴った『東京』で本編を終えた。彼の生き様を象徴する曲でもあり、体現するかのように険しい表情でギターを掻き鳴らしつつも、時にはそんな自分を温かく包むように優しい笑顔を見せながら唄う姿が印象的であった。
清木場が舞台を後にし、暗転した会場のスクリーンには突如“特報"の文字が現れ、デビュー当時からの映像が映し出される。そして、“清木場俊介 日本武道館 公演決定!"の文字が映し出されるや否や、悲鳴にも似た歓声が湧き上がった。拍手に包まれた中、再度ステージに登場した清木場は「武道館に向けて駆け抜けていって、41歳の武道館に恥じないように一生懸命ライブをして行きます。」と応えた。アンコールでは盛り上がる曲をやりたいと『昨日の君へ』を届け、会場中での大合唱が沸き起こった。間髪入れずに『JET』ではタオルを振り回し、会場中が一体となり、大団円で幕を閉じた。
そして、2021年2月13日(土)に行われる日本武道館公演へ向けて、清木場は止まることなくライブハウスツアーの開催を発表。『KIYOKIBA SHUNSUKE LIVE HOUSE TOUR 2020 “ROAD TO BUDOKAN"』と題されたツアーは、7月4日(土)秋田・秋田Club SWINDLE公演から7月24日(金祝)兵庫・神戸ハーバースタジオまで7公演が発表されたが、それに続く公演も行われるとのこと。更なる詳細は後日発表される。
text by 原翔太朗
【セットリスト】
1.JIM ROCK
2.ONE
3.Message
4.走り続けて
5.静寂の闇
6.悲しいコトがあれば
7.エール
8.I love you
9.いつか…
10.僕の傍にいた君は君の傍にいた僕じゃない
11.君の全て
12.虹色の朝
13.Baby I love you
14.ELEGY
15.初冬 〜記憶の欠片〜
16.削りゆく命
17.生きてこそ
18.東京
EN1.昨日の君へ
EN2.JET
この日のチケットは完全ソールドアウト。2年半振りとなるホールツアーに期待を膨らませていた“仲間"からは恒例の清木場コールが贈られる。幕開けを飾ったのは最新アルバム『CHANGE』の1曲目でもある『JIM ROCK』。スーツスタイルの清木場の登場に会場からも大歓声が沸き起こる。「どうも清木場俊介です!今日はニューアルバム『CHANGE』のホールツアーということで、皆さんようこそ!新曲バンバンやっていくんで最後まで盛り上がってください!」と挨拶し、『走り続けて』ではアコースティックギターの音色を響かせながら<流されぬ様に惑わされぬ様に生きて逝こう>と背中を押して唄う清木場。ホールならではの煌びやかな照明から一転、『悲しいコトがあれば』では橙のシンプルなスポットに照らされながら圧巻の唄声を披露し、序盤からホールを活かした演出で客席を魅了していく。そして、「(前作)『REBORN』からの2年半を全て詰め込んだ作品がようやく出来たなと。発売できて本当に嬉しいです。ありがとうございます。」とアルバムへの想いと感謝の気持ちを唄と共に届けた。
中盤に入ると、天井から吊り下げられた豪華なシャンデリアを背に“唄い屋"の魅力の一つである珠玉のバラードコーナーへ。自身のソロデビュー曲でもある『いつか…』や『僕の傍にいた君は君の傍にいた僕じゃない』、『君の全て』など新旧織り交ぜた楽曲を届け、その歌詞に身を委ねながら、涙を流して聴き入る“仲間"もいた。2020年1月11日に40歳の誕生日を迎えた清木場にとっては、30代最後から40台を跨ぐツアーでもあり、「今日は30代最後の東京ライブということですが、21歳からデビューさせてもらって初めてのライブは東京でした。そこからまさか自分が40歳になるまで唄えているとは思ってもいませんでした。今日まで唄って来れたのも皆さんのおかげだと思っています。ありがとうございます。」とここまでの歩みを振り返った。
最新アルバムの中でも異彩を放つレゲエ調の曲『虹色の朝』や、JAZZYでグルーヴィーな『ELEGY』を届けると「今回のアルバムが、本当の意味で清木場の生まれてから今日までを全部集約したような作品に仕上がったなと思っております。21歳でデビューして、早いものでもうすぐ40歳に突入するわけですが、今日この日まで、こんな人間を沢山の人に支えてもらって本当に感謝しています。40歳になってもまだまだ唄っていたいし、まだまだ唄に溺れていたいし、本当に僕には唄しかないんだなと、深くそう思っています。」と胸中を語った清木場。「次にやる曲たちはこの『CHANGE』というアルバムの中でも更に深く清木場を掘り下げて表現出来たかなと思います。じっくり聴いてください。」と前置きをし、『初冬 〜記憶の欠片〜』『削りゆく命』『生きてこそ』の3曲に想いを込めて力強く唄いあげる。「皆んなも、日々、一生懸命生きていると思いますが、清木場も精一杯の力で唄の世界で生きております。まだまだ叫び続けて頑張っていきたいと思います。最後の曲聴いてください。」と、東京へ上京してきてからの想いを赤裸々に綴った『東京』で本編を終えた。彼の生き様を象徴する曲でもあり、体現するかのように険しい表情でギターを掻き鳴らしつつも、時にはそんな自分を温かく包むように優しい笑顔を見せながら唄う姿が印象的であった。
清木場が舞台を後にし、暗転した会場のスクリーンには突如“特報"の文字が現れ、デビュー当時からの映像が映し出される。そして、“清木場俊介 日本武道館 公演決定!"の文字が映し出されるや否や、悲鳴にも似た歓声が湧き上がった。拍手に包まれた中、再度ステージに登場した清木場は「武道館に向けて駆け抜けていって、41歳の武道館に恥じないように一生懸命ライブをして行きます。」と応えた。アンコールでは盛り上がる曲をやりたいと『昨日の君へ』を届け、会場中での大合唱が沸き起こった。間髪入れずに『JET』ではタオルを振り回し、会場中が一体となり、大団円で幕を閉じた。
そして、2021年2月13日(土)に行われる日本武道館公演へ向けて、清木場は止まることなくライブハウスツアーの開催を発表。『KIYOKIBA SHUNSUKE LIVE HOUSE TOUR 2020 “ROAD TO BUDOKAN"』と題されたツアーは、7月4日(土)秋田・秋田Club SWINDLE公演から7月24日(金祝)兵庫・神戸ハーバースタジオまで7公演が発表されたが、それに続く公演も行われるとのこと。更なる詳細は後日発表される。
text by 原翔太朗
【セットリスト】
1.JIM ROCK
2.ONE
3.Message
4.走り続けて
5.静寂の闇
6.悲しいコトがあれば
7.エール
8.I love you
9.いつか…
10.僕の傍にいた君は君の傍にいた僕じゃない
11.君の全て
12.虹色の朝
13.Baby I love you
14.ELEGY
15.初冬 〜記憶の欠片〜
16.削りゆく命
17.生きてこそ
18.東京
EN1.昨日の君へ
EN2.JET
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