Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔はなぜ男前と
呼ばれる? 一挙一動から見える「プ
ロ意識」を分析

 その番組において、常に女性視聴者をときめかせる“男前枠”として活躍しているのが藤ヶ谷太輔だ。彼は、グループ内でも歌唱力に優れ、ラップ部分やハモリパートなど、多彩な歌声を使い分けることでも知られている。

 一見するとクールで気難しそうな雰囲気を醸し出している藤ヶ谷。しかし、時折見せる屈託のない笑顔が最大の魅力。切れ長の目で鋭い視線で挑発的に歌ったかと思えば、クシャッと思わずこぼれたような自然な微笑みを見せるのだ。

 そんなツンデレな彼は、メンバーとも群れるようなそぶりもない。だが、横尾渉に対しては唯一愛情を注ぐ仕草を見せる。また、ジャニーズの後輩に関してもSexy Zoneのマリウス葉や、Jr.のジェシーや京本大我といった決まったメンバーを溺愛しているエピソードをよく耳にする。

 心を許した人とその他の人との対応のギャップが大きい藤ヶ谷。それは、どこかで“いつか自分にだけに、この笑顔が向けられるのではないか”と、期待をしてしまうファンの心を掴んで離さない。

 また、激しいダンスのパフォーマンスを見せたかと思えば、艶めかしいダンスで魅了する。いわゆるエロさを上手に出したり引いたりすることが得意なのだ。ソロ曲『Love meee』でも、手の動き、腰の回し方、視線の送り方、全て自分がいちばん美しく見えるポイントを抑えているかのようだ。

 どのように見られているのかを自然に察知している。意識的かそれとも天性の感覚なのかはわからない。だが、その姿勢はどこかSMAPの木村拓哉を彷彿とさせる。藤ヶ谷自身も木村を尊敬する先輩として名を挙げており、影響を受けている部分も多いのだろう。先輩・木村の行動を目の当たりにして、ファン、共演者、スタッフ、後輩、先輩…と、誰にどう立ち振る舞えば自分が魅力的に映るのかを考えるスタイルを学び、実行しているのではないか。

 バラエティ色の強いキスマイではあるが、藤ヶ谷においては演技面での活躍がめざましいのは、“アイドルであること=理想の男性像を演じていく”という意識が高いからだろう。

 5月には舞台『コルトガバメンツ』の主演が決定し、ますますキャリアに磨きをかけていく藤ヶ谷。かつてのキムタクがそうであったように、一世を風靡するアイドルとなるのか。注目していきたい。(ジャニ子)

リアルサウンド

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