苦い恋をした人に聴いてほしいback numberの「ヒロイン」

苦い恋をした人に聴いてほしいback numberの「ヒロイン」

苦い恋をした人に聴いてほしいback
numberの「ヒロイン」

冬の定番ソング
こんな切ない歌詞から始まるのは『ヒロイン』だ。
『ヒロイン』はオリコンランキングで6位を獲得し、YouTubeでの再生回数を2100万回を突破するなど(2019年現在)back numberの中でも定番曲といえるだろう。
自分なんて好きな相手に釣り合わないとでも言うように、雪の中佇む「僕」の姿がありありと浮かんでくるような歌詞に共感する人も多いのではないだろうか。
今、恋愛ソングといえば?という問いかけに対し、back numberの名前を挙げる人は多いだろう。音楽性はもちろんのこと『高嶺の花子さん』や『花束』、『わたがし』など、恋愛にまつわる歌詞がリスナーの深い共感を集めている。
今回は、そんなback numberの代表曲のひとつである『ヒロイン』の歌詞をご紹介したい。
雪を見るたびに思い出す
ヒロイン 歌詞 「back number」
https://utaten.com/lyric/sa15010944
美しいものや綺麗なものを目にしたとき、その景色を見せてあげたいと思うのが恋心というもの。寒々しい冬であっても、舞い落ちる雪を見れば「君」を思い出し、隣にいてくれればとついつい願ってしまう。
サビ部分であるこの箇所は、直前に「君の街にも降っているかな」というフレーズが入る。
つまり、それほど焦がれている「君」は、今は隣にはいないのだ。
冒頭の「君の毎日に僕は似合わないかな」というフレーズも、もういなくなってしまった「君」への後悔にも似た感情だったことが分かる。
自分にとっての「ヒロイン」
ヒロイン 歌詞 「back number」
https://utaten.com/lyric/sa15010944
ここで、タイトルである『ヒロイン』の意味が分かる。もしかしたら「君」は他人から見れば特別視されることのない、普通の人間かもしれない。
けれど「僕」にとってはどんな作品に登場するヒロインよりも輝いて見えるのだろう。

ヒロイン 歌詞 「back number」
https://utaten.com/lyric/sa15010944
終盤の歌詞で「君」は、今は遠く離れた場所にいることが示唆されている。「君の街」というフレーズには「僕」が入り込む余地が無いことが伺える。
「僕」にとってのヒロインは「君」だけど、「君」にとって「僕」はそんな存在ではない。失恋でも片思いでも、そんな経験をしたことがある人には痛いほど刺さる歌詞ではないだろうか。
寒さが深まる冬にこそ、ぜひ聴いてほしい一曲だ。
TEXT つちだ四郎

アーティスト

UtaTen

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