劇場版「GレコI」冒頭映像公開 富野
総監督「はじめ3分を観ていただけま
せんか?」

(c) 創通・サンライズ 富野由悠季総監督の「ガンダム Gのレコンギスタ」を再編集した「劇場版 Gのレコンギスタ I 『行け!コア・ファイター』」の冒頭3分間の映像が公開された。
 映像には、デレンセン・サマター(CV:小山剛志)が乗るMS(モビルスーツ)・カットシーと、カーヒル・セイント(森川智之)のグリモアが、落下してきた謎の機体・G-セルフをめぐって争うシーンが収録されている。テレビシリーズと比べ、大きな絵の変更点はないが、セリフや音楽の入れ方が異なっており、その仕上がりに富野監督は「少しの違いだけど、スッと物語が入ってくる。これこそが映画なんです。テレビ版のときはそれができていませんでした」と自信をのぞかせ、「もしできることならば、はじめ3分を観ていただけませんか?」と呼びかけた。
 また、オープニング映像にテレビシリーズとほぼ同じのものが採用されていることについて富野監督は「テレビ版は言わば(映画における)0号試写。劇場版が初号という意味では完成品ですが、テレビ版をなかったことにはしたくなかった。だからあえてそのまま入れているんです」とコメントしている。
 「ガンダム Gのレコンギスタ」は、富野監督が「∀ガンダム」以来、15年ぶりとなる2014年に手がけたテレビシリーズの「ガンダム」作品。リギルド・センチュリーと呼ばれるはるかな未来を舞台に、軌道エレベーター「キャピタル・タワー」の守備隊「キャピタル・ガード」の候補生ベルリ・ゼナムが、宇宙海賊の少女アイーダ、そしてG-セルフと出会い、世界の真実を知るために宇宙を旅する姿を描いた。テレビシリーズの映像に新規カットを追加した劇場版は全5部作となり、第1部「行け!コア・ファイター」は11月29日から2週間限定公開。

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