井上順と小西康陽が昭和テイスト満載
の企画アルバムで奇跡の共演

今月pizzicato five『THE BAND OF 20TH CENTURY:Nippon Columbia Years 1991-2001』のリリースを実現し、ますます精力的に活動を続ける元pizzicato five小西康陽。そんな彼のプロデュースによる企画アルバム『井上順のプレイボーイ講座12章/小西康陽とプレイボーイズ』が11月20日に発売されることが決定した。

なんとも興味深いタイトル&アーティスト名ではあるが、この作品は
1969年に発売され、当時も最先端の人々に受け入れられ、今もなおカルト的な人気を誇るジャパニーズ・ラウンジの名盤『円楽のプレイボーイ講座12章
/ 前田憲男とプレイボーイズ』を小西康陽のプロデュースによって現代に蘇らせた、昭和オマージュの令和盤プレイボーイ講座”である。

これだけでは少々わかりにくいのでさらに詳細を説明すると、元ザ・スパイダースでエンターテイナー、俳優として円熟味を増した井上順。彼のナレーションによるプレイボーイ入門のアドバイスを1月から12月の12章に分け、そのバックを小西康陽とプレイボーイズによるクールなラウンジ・ミュージックが彩る、ユーモアとウィットに富んだアルバムで、著名ジャズ・ギタリスト田辺充邦が編曲と演奏で全面参加。ナレーション・テキストは昭和の事象に造詣が深い漫談家の寒空はだかによる書き下ろし。日本映画ファンにはたまらないディテールの数々。ジャケット・デザインと写真は現在実力No.1のデザイナー吉永祐介が手掛ける。『円楽のプレイボーイ講座12章』のジャケットは、当時類稀な美貌とセクシーさで世の男性を虜にしていた松岡きっこが飾ったが、今回の「令和の松岡きっこ」ジャケットのモデルにはサイバージャパンダンサーズのJUNONが飾る、といった内容である。
12月11日にはセクシーな見開きジャケットによるアナログ盤もリリース。アナログとCDではジャケット・デザインが異なるというこだわりよう。令和元年に敢えてこのような昭和ライクな作品がリリースされることも非常に興味深い。発売後は全世界配信も決定している

アルバム『井上順のプレイボーイ講座1
2章/小西康陽とプレイボーイズ』

CD:2019年11月20日発売
TECI-1662 / 3,000円+税

LP:2019年12月11日発売
TEJI-44052 / 4,000円+税

[ 収録楽曲 ]
イントロダクション~
1月 浅草の志麻~吉原土手の桜鍋 / 曲「一月一日」


2月 青山の陽子~屋台のおでん / 曲「白銀は招くよ」


3月 上野のひとみ~池之端の鰻重 /曲「なんとなく なんとなく」


4月 丸の内の奈巳~千鳥ヶ淵のティールーム / 曲「花」


5月 銀座の~室町の天ぷら / 曲「東京ラプソディ」


6月 須田町のいづみ ~ 都電通りのホットケーキ / 曲「雨の中の二人」


7月 芝公園の礼子 ~ タワー下のロシア料理 / 曲「サマー・ガール」


8月 新宿の魔子 ~ 深夜のジャズ喫茶 /曲 メドレー:「ハートブレイク・ホテル~ラウンド・ミッドナイト~危険な関係のブルース」


9月 羽田の~ 飯倉のイタリアン / 曲「東京は夜の七時」


10月 渋谷の~文化会館のハンバーガー / 曲「星に願いを」


11月 外苑の順子 ~ 表参道の喫茶店 / 曲「枯葉」


12月 中野の千恵子 ~夕暮れの商店街 / 曲「お世話になりました」

※CDには曲部分のみの音源(インストゥルメンタル・トラック)も追加収録
(但し、イントロダクション、「枯葉」を除く)

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