黒沢ともよと田所あずさがゲスト出演
 劇団おぼんろ新作公演『メル・リル
ルの花火』の上演が決定

2020年4月17日(金)~4月26日(日)新宿FACEにおいて、劇団おぼんろ第18回本公演『メル・リルルの花火』の上演が決定した。本公演は劇団おぼんろとホリプロインターナショナルが手を組み、ゲストに黒沢ともよ田所あずさを迎え、世界に羽ばたく物語創りに挑戦する。
劇団おぼんろは、2006年に早稲田大学在学中の末原拓馬を中心に結成。大人のための寓話を紡ぎ出すことを特徴とし、その普遍性の高い物語と独特な舞台演出技法によって注目を集めてきた。末原の路上独り芝居に端を発し、現在は4000人近くの動員力を持つ劇団に成長。抽象舞台を巧みに用いるおぼんろは廃工場や屋形船、オリジナルの特設テントなど様々な場所でも公演を行い、どんな場所でもまるで絵本の中に潜り込んだようなエンターテインメントを紡ぎ出してきた。
特筆すべきは客席と舞台を分けない360度を取り囲むようにして立体的に紡ぐ独自の上演スタイルで、語り部(演者)たちは時に観客の真横に腰掛け、時に真上から見下ろし、前後左右、上下を迫力満点に動き回る。語り部の息遣いが聞こえ、温度さえも伝わる迫力に参加者(観客)は胸を高鳴らせ、日常を忘れて物語の世界に浸る。2019年にはサーカスパフォーマンスとの融合にも挑戦し、老若男女、国内外の観客から人気を誇っている。
末原拓馬コメント
末原拓馬 (c)劇団おぼんろ
もう10年以上もおぼんろとして物語を紡いできました。 様々なことを知り、 感じ、 変化しようとしたことも、変化しないようにしたこともありました。たくさんのことを祈り、たくさんのことを願い、いくつかの夢も見てきました。色々なことを経て目の当たりにしている今の状況と自分の心を丸ごと信じきり、自分の人生の最先端にあるこの『メル・リルルの花火』を、自分の遺作だと思って産み出そうと思っています。どうかこの物語が、世界中の人のものになれますように。
黒沢ともよコメント
田所あずさ (c)マウスプロモーション
ただいま!!なんとまたおぼんろに参加させていただけることになりました。嬉しくてドキドキしています!前作『ビョードロ』再演がはじめての参加だったので、末原さん書き下ろし新作に出演するのは今回がはじめてとなります。精一杯努めますので、また仲良く遊ばせてください。よろしくお願いします!
田所あずさコメント
田所あずさ (c)ホリプロインターナショナル
今まで何度かおぼんろさんの舞台を観に行かせていただいたので、出演できることがとてもうれしいです!そして久しぶりの舞台出演ということで、楽しみでなりません!誠心誠意取り組ませていただきますので、ぜひ見にいらしてください!
物語イントロダクション
ねえちゃんの体から花が芽吹く日を、ちいさい頃から楽しみにしてた
とうちゃんとかあちゃんは、
キツネみたいな顔をしたひとたちに殺されちまった
その日から、ねえちゃんは、人が変わった
ぼくはお気に入りのおまじないを歌い続けて、
どこまででも旅に出るわけです
ねえちゃんといっしょに、いつまでも
ゆるされる限りは、いつまでも

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