【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#121
シンガーソングライター・寺田恵子の
言葉

作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、バンドマン、振付師、……そして、歌手。きらびやかな日本の歌謡界を支えてきた偉人たちを紹介するとともに、その方々が発したエネルギー溢れる言葉を伝えます。常軌を逸した言動の裏に、時代を牽引したパワーが隠されているのです! このコラムで、皆様の生活に少しでも艶と潤いが生まれることを願います。

悲しいこと、苦しいことウェルカムなの
。〈中略〉いいのボロボロで…だって、
ゆくゆくはブルースを歌うんだから

より

2014年4月29日、日比谷野外音楽堂で寺田恵子の総合プロデュースにより開催された、女性ミュージシャンのみによる日本のロック・フェスティバル<NAONのYAON>(1987年より不定期で開催)。そして、2014年10月22日、SHOW-YA初のカバーアルバム『Glamorous Show~Japanese Legendary Rock Covers』をリリースした。今回の名言は、それらを踏まえて寺田にインタビューした記事からの抜粋である。寺田が「ブルース大好き!」と語れば、インタビュアーは、「ある程度の汚れを知らないと、ブルースは表現できないと…Jimi HendrixJanis Joplinもそうでしたね」と話しを広げる。そして、次に出た言葉が今回の名言である。人生、悲しみや苦しみから逃げることはできない。ならば、「真っ向から闘っちゃった方が良いじゃん?」という男気溢れる言葉を聞くと、まだまだロッカーでいて欲しい気もするが、寺田のブルースを聴ける日が楽しみである。

寺田恵子(てらだけいこ)
1963年7月27日生まれ、千葉県船橋市出身。ロックバンドSHOW-YAのボーカル、シンガーソングライター。1985年 、SHOW-YAのメンバーとして「素敵にダンシング」でレコードデビュー。1989年に発売された8枚目のシングル『限界LOVERS』は30万枚突破のロングヒットを記録。1991年に SHOW-YAを脱退し、翌年の1992年にシングル『PARADISE WIND』でソロデビュー。1997年、SHOW-YAのギタリスト五十嵐美貴、元プリンセス プリンセスの渡辺敦子、富田京子、SIMBA SALOONの力石理江らと女性5人組バンド「全日本女子プロバンド」を結成し、現在も活動を続けている(2000年に五十嵐が脱退)。2004年、『ROCK’N JAM MUSICAL』にてミュージカルデビュー。2005年、SHOW-YA再結成。2008年、LOUDNESSの二井原実、EARTHSHAKERの西田昌史と音楽ユニット西寺実を結成。2019年11月24日、恵比寿 ザ・ガーデンホールにて開催される<CLASSIC ROCK JAM 2019 25th ANNIVERSARY SPECIAL>に出演。

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