釣り好き俳優・林明寛、反橋宗一郎イ
ンタビュー『釣り猿』の番組とイベン
トで釣りに興味を持ってくれると嬉し

舞台俳優が本気で釣りを楽しむ番組『釣り猿』の応援イベントの第2弾が11月4日(月・祝)にR‘sアートコートで行われる。そこで番組レギュラーである林明寛、反橋宗一郎に番組が出来上がるまでの経緯、そしてイベントではどんなことをするのか(したいのか)を訊いてきた。途中から同番組の演出を手掛けるなるせゆうせいも参加。どんなイベントになるのか楽しみです。
実はプライベートでは二人で釣りに行ったことがなかった
――反橋さん、待望の釣り&料理番組ですね!第一話を観させていただきました!
反橋 ありがとうございます。いろいろなとこころでずっと言ってましたからね。
林 ちゃんと観ました?このインタビューのためにチョロッと観ただけでしょ?
――チョロッとって、番組約30分じゃないですか(笑)。(第1話を流しながら)相変わらずというか、最初からテンション高くて笑わせていただきました。番組の冒頭でも言われていましたが、なぜ「釣り猿」になったのでしょう?
林 「釣り猿」に決まったのは語呂がよかったからです。
反橋 そう語呂ね。番組ではロゴって言ってたから(笑)。
――そこは番組で話をしていたとおりと。そしてどのような流れから番組の企画が始まったのですか?
反橋 実は演出のなるせ(ゆうせい)さんとアッキー(林明寛)が企画を進めていて、そこに僕が後から入った感じなんです。
林 先に話をしていた、といってもちょっとだけ前なだけで。僕も「釣り番組やりたいんですよね~」といろいろなプロデューサーに言っていたんです。そこで乗ってきてくれたのがなるせさんで(笑)。じゃあやろうか、と動き始めた時にソリ(反橋宗一郎)が参加した感じです。
――なるほど。お二人が釣り好きなのはファンの方々も知っているほど有名ですよね。
反橋 実はプライベートで二人では行ったことないんです。
――えっ?そうなんですか?
林 だってソリが誘っても忙しぶるから!
反橋 そっちだって忙しいでしょ?というかそんなに釣りに行けるのがおかしい(笑)。
林 稽古はちゃんと行ってるよ。明日も釣り行くけど。
反橋 えっ?明日なら俺も行ける!
林 行っちゃう?
反橋 行っちゃう?夕方までに帰ってこれる?
林 大丈夫!現地集合でいい?
反橋 大丈夫!じゃあ細かいことはあとで(笑)。
――ということで、このインタビュー中に二人だけの初のプライベート釣りが決まったわけですが(笑)、番組では釣りに行く場所から相談されたのですか?
反橋 第1話はスタッフさんが用意してくれた場所でした。
林 それが…いろいろな都合で時間帯的に釣れない時に釣りをすることになって。
反橋 朝マヅメ、夕マヅメ(魚が釣れると言われている時間帯。朝マヅメは夜が明けて明るくなり始めてから、日の出までの時間帯。夕マヅメは逆に暗くなり始めてから日が落ちるまでの時間帯になる。ちなみにマズメ時が釣れると言われるのは、水中のプランクトンが活性化する時間帯だからで、プランクトンを餌とする小魚も活発に動き出すため、小魚を餌とする)からガッツリ外れていましたね。
林 結局夕方まで延長して4時間ぐらい釣りをして。
反橋 そう、なかなか釣れなくてね。第2話以降はどこにロケに行くかも話をしています。
撮影:池上夢貢
――では第1話のゲストも最初から決まっていたのですか?
反橋 (樋口)裕太は、俺もアッキーも二人とも「やっぱり裕太じゃない?」と。
林 それでもう一人どうしよう、ってなったときに(平田)雄一郎から電話がかかってきて、(真似をしながら)「アッキーくん今なにしてるの?」って。これは運命だなって(笑)。
反橋 その微妙な真似はいいから(笑)。雄一郎くんは全然釣りしたことなかったのに、第1話から参加してもらって。第2話に出てもらった遊馬(晃祐)は、「釣り好きの俳優がいるって」前から聞いていて、声をかけた感じです。
林 遊馬は本当に面白くて、やっぱり僕らはまじめに釣りしながらも、何か面白いこと言おうと思ってたりするんだけど、遊馬はガチで釣りしていて釣れないとへこんだり、イライラしたりしていて(笑)。
――釣りに本気なんですね。
反橋 そういうリアルな面が第3話、第4話ではもっと出てくると思う。
林 番外編もあるんだよね。これはどこで出てくるのか僕らも楽しみなんですよね。
――ということで、11月4日(月・祝)に番組前応援イベント パート2が開催されるわけですが…どのようなことをするのか決まっているのでしょうか?
反橋 何にも決まっていません!(笑)
林 Twitterでは質問を受け付けているみたいです。
撮影:池上夢貢
――とはいえ昼夜の2公演あるわけで、これからやることを決めないといけないですね。
林 まぁ大丈夫じゃないですか。このメンツなら(出演は林明寛、反橋宗一郎、樋口裕太、秋沢健太朗、さらにゲストとして小坂涼太郎、寺山武志が決定している)トークだけで絶対に面白くなるし。
反橋 まぁね。
林 やっぱりブリの解体ショーとかやりますか!
反橋 いいね。でもそれだとアッキーがさばいて、あとのメンツは雑用に回るだけだから!
林 確かに(笑)。
――第1話を観させていただきましたが、魚をさばく手つきが素人じゃないですよね。
反橋 とにかく早い!
林 芝居もこれぐらい手早くできたらいいなって(笑)。
反橋 確かにお芝居とは全く違うよね。
林 フォローありがとう!
反橋 魚さばいていてまな板が汚くても、俺はまったく気にならないけど、アッキーは一匹さばくときちっとまな板をきれいにするもんね。
――料理人の血が騒ぐ?
林 実家がお店やっているので。やっぱりね。
反橋 すごい丁寧で。普段から料理はしているけど、全然雑ですからね。そして第2話からは、裕太とかに教え始めたよね?
林 だって第1話で僕ができることは見せたわけじゃないですか。だから第2話以降は、みんなの成長する姿を見せるほうがいいんじゃないかと。
反橋 裕太も遊馬も最初は全然出来なかったもんね。それが番組内でどんどん上達していくという。
林 最初はウロコ取るのだけで1時間ぐらいかかったもんね。みんなが上達すれば僕らが楽できるんじゃないかと(笑)。
――魚によってさばき方に違いがあるので、慣れは必要ですよね。
林 確かに。マグロをさばくのは難しかった。
反橋 普通、マグロさばけないよね。
――マグロはなかなかさばく機会はないですよね?
反橋 でも今年2本釣ったんだよね?
林 2本釣った!ちょうど50kgクラスのマグロが回遊している時期なんだって。
――マグロってどこで釣れるんですか?
林 神奈川で船で30分ぐらい沖に出れば釣れるんですよ。
――基本、お二人は海釣り派なんですか?
反橋 何でもやるけど、やっぱり海が多いよね。
林 ブラックバスだと、何度も釣られているわけで、ちょっと可愛そうだなって。
――なるほど。海釣りに行って、釣った魚は全部食べられるわけですよね。
林 そう!それに海釣り行って、それで後輩を呼んで釣った魚でパーティーやれば盛り上がる。もちろん飲み会とかもするけど、海釣り行ってパーティーすれば俺も楽しいし、みんなも楽しい!これいい遊びだなと(笑)。
――そろそろイベントの内容に戻りましょうか。
反橋 魚さばくのはいいけど、お客さんに食べさせられないからなぁ。
林 そうだな……見せるだけってのもね。
――では衣装はやっぱり釣り人スタイルですか?
林 ツナギ着たいよね。
反橋 いいね。
――番組で着ていたツナギは衣装ですか?
林 あれ、実は私物なんです!
撮影:池上夢貢
釣りに興味を持ってくれればいい。まずは気軽に来てほしい
――またイベントの内容に戻りましょうか(笑)。
林 ゲストの小坂くんに釣りを教えようかな。
反橋 あんまり濃い釣りの話ばかりするとお客さんが全員、ポカーンとなっちゃうから気を付けないとね。
林 初心者の小坂くんを基準にするといいかもね。そういえば最近ファンからのプレゼントが釣りグッズになってきた!
――えっ?
林 釣り竿の先に着ける鈴いっぱいもらって(笑)。嬉しいんだけどそんなに付けないよと(笑)。
反橋 俺もマネージャーからの誕生日プレゼントが水中カメラだった(笑)。
――ファンもマネージャーさんももう釣り好きをよく理解していると(笑)。
林 いろんな釣りグッズを持って行って、説明するのはいいかもね。あと魚の写真を見せて、この魚は何ですか?とか。
反橋 それもいいね、あと魚の漢字当てクイズとか。サバとかね。
撮影:池上夢貢
――どちらも盛り上がりそうですね。(ここでなるせゆうせいさん参加)だいたいお二人に聞いてしまいましたが、改めてイベントは何をしようと考えられているですか?
反橋 空き缶を置いて、キャスティング対決もいいよね。
林 いいね。ステージ上でできるしね。ただ裕太が勝ちそう。そういえばさっき聞いたんですけど、なんで追加ゲストが小坂涼太郎くんと寺山武志なんですか?
なるせ あえて、釣りを知らない人が興味を持てるようなことをしたいなと。だから、まったく釣りを知らない人をゲストとして呼んだんだよね。お客さんと一緒になって盛り上がってくれるかなと。
林 なるほどね。
なるせ 最初はアッキーが女体盛りで登場して…。
林 (かぶせるように)魚臭いまま俺、イベントやるの?(笑)
反橋 みんな引くから!
撮影:池上夢貢
――ちょっと軌道修正しますが(笑)、では最後に『釣り猿』の野望とは?
林 泊りがけで行きたいなと。無人島とか行ったりしたいし。俳優仲間でも『釣り猿』に出たいっていう人が多いんですよ。
――実現しそうな野望ですね。やっぱり俳優の釣り番組というとカジキ釣りとかが目標なのかなって思っていたんですが。
反橋 カジキ釣りって釣れないってこともあるから、番組ではね。
林 俺らなら釣れなくても面白いとは思うけど(笑)。
なるせ 真面目な話をするとあんまり野望って考えないほうがいいのかなと。ゆるゆると続けたいんですよね。目標があるとそこで満足しちゃいそうで。
反橋 ゆるゆるやっていたら、いろいろスポンサーもついてくれるかもしれないし。
林 確かに。ゆるゆるやっていたらいろんな人が出てくれるだろうしね。
反橋 イベントは釣りに興味がない人でも楽しめると思うので、気軽に来てほしいです。
林 「釣り始めました」って言ってくれるファンの子がいたりして、このイベントにきて釣りに興味を持ってくれたらいいよね。
なるせ 番組を見てもらえれば分かると思うんですけど、釣りをしている本人たちが一番生き生きとしているんですよね。好きなことを話をするのってやっぱり熱量があるし、人気俳優たちの熱量がある話を聞ける、見れるイベントってなかなかないのでぜひ気軽に来てもらえればと思っています。
取材・文:林信行 撮影:池上夢貢

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