タピオカミルクティー 図版提供:ねこ画伯コハクちゃん(背景のみ加工)kohacu.com (C)コハク

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木下優樹菜のタピオカ騒動で思うこと
:ドラァグクイーン・エスムラルダ連
載281

エスムラルダの「勝手にワイドショー!」
連載第281回 木下優樹菜のタピオカ騒動で思うこと ユッキーナこと木下優樹菜さんが、自身の姉が一時期手伝っていたタピオカ店のオーナーとトラブルになっている、という事件。みなさんご存じかしら。
 なんでも、今年の夏、ユッキーナの姉(Aさん)が、ママ友のBさんが開いたタピオカ店で働き始め、当初ユッキーナは「姉が友だちとお店を始めた」とインスタで宣伝。ところがその後、AさんとBさんの間でトラブルが発生し、10月6日にユッキーナが「自分の宣伝が迷惑だったらしく、姉がBさんにキレられたり、給料も給与明細もちゃんともらえなかったり、(Aさんの名前が書かれた衛生管理者のプレートを)盗んだ犯人みたいな扱いをされた」とインスタに投稿。これに対し、Bさんに近い人が、ユッキーナがBさんに送った「弁護士たてて、法的処理、いくらでもできるからこれからの出方次第でこっちも事務所総出でやりますね」「いい年こいたばばあにいちいち言う事じゃないと思うしばかばかしいんだけどさー」などと書かれたDMを公開し、批判を受けたユッキーナが謝罪……というのが、おおまかな流れ。
 その後もAさん、Bさん、それぞれがメディア等で言い分を主張しているんだけど、いろいろ食い違っていて、どちらが真実なのかよくわからない状態。起こった事実は一つのはずなのに、この手のトラブルって、必ずこうなるのよね。片方もしくは双方の単なる思い違いということもあるけど、世の中には平気で嘘をつく人、脳内で作ったストーリーを自分で信じてしまう人もいたりするから、厄介……。
 そんなわけで、とりあえず善悪の判断は置いておくとして……。この事件でアタシが何よりもびっくりしたのが、ユッキーナの羽振りの良さ。何でもユッキーナ、インスタのフォロワーが500万人以上もいて、商品を紹介したり、商品のPR会見に出たりすることで、多額の広告収入やギャラが入(っている可能性があ)るとのこと。アタシの脳内のユッキーナ像は「おバカタレント」「フジモンの妻」で止まっているので、そんなことになっているとは全く知らなかったわ。やるわね、ユッキーナ……(ただ今回の件で、その地位が危うくなっているとのこと)。
 そして、心を許せない人や喧嘩している相手にLINEやメールを送るときは、表現や言葉に気をつけなきゃいけない、と改めて思ったわ(頭に血が上っているときは特に)。個人的なやりとりですから、いつ全世界にさらされるかわからない時代。面倒だけど、自分の身を守るためには仕方ないわね。くわばらくわばら……。
<水曜連載>(※今週は都合により木曜公開)
図版:タピオカミルクティー 提供:ねこ画伯コハクちゃん(背景のみ加工)kohacu.com(c)コハク

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【エスムラルダ:プロフィール】
えすむらるだ…1972年生まれ。94年よりドラァグクイーンとしての活動を開始し、各種イベント、メディア等に出演。2002年、東京都の『ヘブンアーティスト』ライセンスを取得。脚本家・ライターとしても活躍している。著書に「同性パートナーシップ証明、はじまりました。」(ポット出版、共著)
twitter:@esmralda001
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https://wp.me/p95UoP-4L(コピペして検索窓に)
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