スピッツ、GLAY、ユニコーンなど
9月から10月リリースの15作品を紹介
飛躍の予感を胸に、自分たちはどんな歌を歌っていきたいのかバンドのアティテュードを掲げた4thアルバム。それが60分超えの大作になったところに彼らの器の大きさをうかがい知る。ピアノバラードからシンセポップまで、多彩な17曲に共通するアンセミックでオーケストラルなアレンジが想像させるのは、年末に始まるアリーナツアーを含め、この曲たちをどんなところで奏でたいと考えているのかという、その夢の大きさだ。
TEXT:山口智男
TEXT:山口智男
表題曲はTVアニメ『この音とまれ!』第2クールオープニングテーマ。伸びやかでポップなメロディーとハイトーンヴォイスのマッチングが、瑞々しい“青春”を感じさせる。ホーンアレンジが施されたファンクな「SPOTLIGHT」は自身が作詞作曲を手掛けたナンバー。恋愛ソングを歌わなくても蒼井の性別を超えた声とヴォーカルスタイルには謎めいたムードと色気があり、そこが彼の魅力でもある。
TEXT:山本弘子
TEXT:山本弘子
“ダメなりに変化するカメレオン”をもじった造語がタイトルのプチアルバム。ナナヲの楽曲制作には今や欠かせないナユタン星人をはじめ、ロックシーンで活躍する豪華作家陣による6曲に、彼女が作詞作曲した「イエスマンイズデッド」を加えた全7曲を収録。ポップ、ロック、バラードを通して、バラエティーに富んだ歌声を聴かせる彼女から伝わるのは、変化の最中を楽しむこと。遊び心の詰まった一枚に心躍らせていこう!
TEXT:小町碧音
TEXT:小町碧音
流星の瞬きのようなキーボードに乗せてピックスクラッチが舞う「見っけ」、鐘の音がカランと鳴り響く「優しいあの子」と冒頭から遊び心あふれるサウンドメイクに胸躍る16thアルバム。ハードロック〜グランジ熱などもじんわり薫る中、フルートが際立つエグいテンポチェンジを含んだ超プログレな「まがった僕のしっぽ」には特に度肝を抜かれた。反骨精神やキュンとする言葉も健在。この人たちはいつまでも瑞々しい。
TEXT:田山雄士
TEXT:田山雄士
勢いに乗るヒゲダンのメジャー1stアルバムは、J-POPの真髄を散りばめたようなバラエティーに富む楽曲が並ぶ。壮大なストリングスを導入した冒頭曲「イエスタデイ」から心を鷲掴みにされ、TV『あいのり』主題歌として書き下ろされた「ビンテージ」ではメンバー4人のシンプルな演奏で真っ向勝負。また、ヒット曲「Stand By You」など耳馴染みのある楽曲も収録された、秀逸なメロディーに酔いしれる傑作!
TEXT:荒金良介
TEXT:荒金良介
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