クリームのドラマー、鬼才、ジンジャー・ベイカーが、10月6日、80歳で亡くなった。
ベイカーの家族は10日ほど前、彼が危篤状態にあることを伝えていた。その後、持ちこたえているとの報告もあったが、残念なことに帰らぬ人となってしまった。

ベイカーのSNSには日曜日、「非常に悲しいことですが、ジンジャーが今朝、安らかに息を引き取ったとお知らせしなくてはなりません。この数週間、優しい言葉を送ってくださった皆様に感謝します」との訃報が掲載された。
死因は明かされていないが、ベイカーはこの数年、健康面で様々な問題を抱えていた。慢性閉塞性肺疾患、変形性関節症などを患い、2016年には心臓疾患により開胸手術を受けていた。

独自の演奏スタイルは多くのドラマーに影響を与え、1993年、エリック・クラプトン、ジャック・ブルースと共にクリームの一員としてロックの殿堂入りした。

そのクラプトン、ブルースをはじめ、ニック・メイスン、カルロス・サンタナ、チャーリー・ワッツ、ジョン・ライドン、マーキー・ラモーン、スティーヴ・ウィンウッド、ビル・ワード、ラーズ・ウルリッヒ(メタリカ)、チャド・スミス(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)らそうそうたる面々がベイカーについて語るインタビューも収録されたドキュメンタリー映画『Beware of Mr. Baker』が、2013年に公開され、話題となった。

合掌。

Ako Suzuki

アーティスト

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