上坂すみれ

上坂すみれ

【上坂すみれ インタビュー】
手軽に邪悪に染まれる?
上坂すみれのヤバいライヴ!

きっと私のライヴは
純粋なライヴではないと思う

MCではいろんなコールも生み出されていましたね。

たくさん生み出されるんですけど、生み出す端から忘れていくので、どういうコールがあったか…。

家宅捜索反対コールとか。

そんな物騒なことは申し上げておりません(笑)。

証拠はあがってますよ(笑)。でも、上坂さんのライヴは大声を出して発散したい人には嬉しいですね。

そうですね。サブカルが好きで、いつもは大人しそうに見られている人にこそ向いていると思います。アイドルのライヴは大ジャンプがあったりとか、筋肉量を求められることも多いのですが、我々のライヴは身体能力が高くなくても反体制的な気持ちになれる、アングラ・サブカルチャー・パンク・ライヴですから。使うのは片手だけ。それだけで邪悪な思想に染まれる、非常にお得なライヴとなっております。

片手に何かが宿りそうですけど。

邪龍が宿ります!

ライヴ後、宿った邪龍はどうすれば?

最寄り駅のゴミ箱に捨ててください(笑)。くれぐれも家には持ち帰らないように。

「よっぱらっぴ☆」では客席に突撃して観客とハイタッチしていましたが。

みんなで一緒に歌って盛り上がる宴会ソングなので。客席に降りて行くのはよくやっていて、この時は転換の時間が5分くらいしかなかったので衣装のお着替えが大変だったんですけど、私的にはみんなに喜んでもらえて良かったと思っています。

女の子のお客さんも多かったですね。

そうですね。みんなツアーグッズをかわいくアレンジしてきてくれて、すごく嬉しかったです。お渡し会とかトークイベントをよくやっているんですけど、ライヴでしかお見掛けしない方や、初めましての方も多かったです。ステージからは前のほうの客席の方はよく見えますけど、後ろのほうまではなかなか行き届かないので、間近まで行くことができて嬉しかったです。

連続ハイタッチは大変そうですけど。

いえ、みなさんすごくやさしいですよ。軽くタッチタッチタッチという感じで、そういうところにみなさんの文系っぽさが表れていたと思います。プロレスグッズを身に着けてくれている方も多くて、ごつい体格でマサ斎藤Tシャツを着ているけど、タッチはすごくやさしいとか。

このBlu-rayを観て、次のライヴには絶対行きたいと思う人も多いと思います。上坂さんご自身が考える自分のライヴの魅力は?

きっと私のライヴは純粋なライヴではないと思うんです。寄り道がすごく多いので、サブカル的な人生の寄り道をしたい人にお勧めです。一般的なライヴであれば、MCもそこそこに音楽をメインに楽しんでもらうと思うんですけど、私のライヴは日本酒と白飯とおつまみがいっぱいあるみたいな構成でしょうか。何を摘むかは観る人次第という、自由度が高いものだと思います。

白飯は何になるんですか?

白飯は曲で、観客が日本酒です。観る人が日本酒を持参して、私は白飯とお酒のおつまみをたくさん並べて、“これでやっておいてください。あとは、お好きにどうぞ”みたいな。

白飯のおかずは出てこないんですか?

ミックスフライとかハンバーグは出てきません! その代わり、いろんな種類の塩からとか世界の珍味コレクションが出てくるようなライヴです。ミックスフライはいつどこで食べてもミックスフライだけど、うちの塩からは日によっては、塩からかと思って食べたらグミだったりもするので。

…日本酒にグミは合わないと思いますけど。

合わせてみなきゃ分からないじゃないですか! そういう新たな発見もある空間じゃないかと。

ミックスフライが食べたい人は、そういう王道をやっている他のライヴに行けばいいという。

でも、分からないですよ。うちもたまにミックスフライを出したりしますので。

出すんかい!

たまに普通のものを出してびっくりされるという(笑)。うちは“お品書きを出してない系声優”としてやっておりますので、こまめに顔を出していただいたほうがよろしいかと思います。

取材:榑林史章

Blu-ray『上坂すみれのノーフューチャーダイアリー2019 LIVE Blu-ray』2019年10月2日発売 KING RECORDS
    • KIXM-395
    • ¥7,800(税抜)
    • ※初回プレス分のみ外箱ケース付き
    •  
上坂すみれ プロフィール

ウエサカスミレ:2011年に声優デビュー。アーティストとしては13年放送のTVアニメ『波打際のむろみさん』の主題歌「七つの海よりキミの海」でデビューを果たす。昭和歌謡、メタルロック、ロリータ、プロレス、髭等、多方面に興味を示し知識を持つ、唯一無二の声優アーティスト。上坂すみれ オフィシャルHP

トレーラー映像

MCダイジェスト映像

「チチキトク スグカエレ」ライヴ映像

「POP TEAM EPIC」ライヴ映像

「ノーフューチャーバカンス」ライヴ映

OKMusic編集部

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