ELLEGARDENと私達を繋ぐもの…それは「月」だ!!

ELLEGARDENと私達を繋ぐもの…それは「月」だ!!

ELLEGARDENと私達を繋ぐもの…それは
「月」だ!!

月に映した想い

夜空に映えるほど美しい表情や曇天の隙間から不機嫌そうな顔をのぞかせたり…。私たちがいつも見上げている月は、満ち欠けや天候にあわせて様々な表情みせてくれるものだ。
そんな『月』を題材にファンへの愛を炸裂させているのが、ELLEGARDENが歌う「月」だ。この歌で、エルレはファンへの愛を奏でているといっても決して過言じゃない。
だからこそ、ロックを語るなら、エルレを語らずして何を語ろうか!と、言いたくなってしまうのだ。
そして、この楽曲を生み出し世に送り出したのはファンからの愛されっぷりも半端じゃないELLEGARDEN(エルレ)のボーカル細美武士
『月』には、彼が“大切な人”の事を想って歌っている詞が敷き詰められている。
細美さんらしい、真っ直ぐさと温かさが同居する『月』に映した想いを、物凄いファン目線で、読み解いていきたい!
「月」はファンがもたらす喜びを歌っている。
月 歌詞 「ELLEGARDEN」
https://utaten.com/lyric/jb20611133
この歌詞フレーズに、細美さんが込めた想いはズバリ、“ファンがもたらす喜び”だ。『月』に出てくる「僕」は、他でもない“細美武士”自身のことだろう。描かれている情景は、自室で月を眺めている、そんな日常の一コマだ。
「部屋には僕と僕の音楽」とあるが、これは細美さんが自分のバンドの曲を、ただ聴いている…という事ではない。「部屋には僕と僕の音楽」「街の音が聞こえるように」「窓を少しだけ開けておいた」とある。
これは自分のバンドの音を聴きながら、これからのバンドの前進に胸を高鳴らせている。
そして、窓を少し開けておく事で、外から聞こえる街の賑やかな気配。楽しげな声に、ライブで笑うファンの姿を重ね思い浮かべるのだ。どんな時であろうと、バンドの前進を。
ファンと過ごすライブを良くするために、様々な事を考えている細美さんにとって。ファンの存在は、心強い仲間なのだ。どうしてここまで『月』が、ファンのことを想った歌だと言えるのか。もう少し、歌詞を追って掘り下げていきたい。
「月」の中の細美武士
この"『月』の中の細美武士"は、音楽と自分に迷いを持っているのではないだろうか。その心情として「月が陰る」と、自分の心を表現している。
迷いの根源は何か。それは、この一節が物語る。「風の吹く音、夜空の星座そういうものには勝てない」
この一節が示すものは、細美さんの“願望”だ。
“ああしたい、こうしたい”と、願望は膨らむ。しかし、その願望を叶えようとするとあちらこちらと批判や否定が聞こえるのだ。
月 歌詞 「ELLEGARDEN」
https://utaten.com/lyric/jb20611133
細美さんの願望に、外野がいちいち水を差すのだ。それは、工事の音と同じ喧騒でしかない。喧騒は、自分の声を掻き消してしまいそうになる。
しかし、その騒音の中、ふとしたきっかけが救いとなるのだ。

月 歌詞 「ELLEGARDEN」
https://utaten.com/lyric/jb20611133
ここで登場する夕日は、“情熱”を示している。そして真っ赤に熱く燃える夕日の姿・熱量こそが、“願望”を叶えるために必要な気持ちだと訴えたいのだ。
この詞の裏に、“俺には、熱い情熱を注いでやりたいことがある”と強いメッセージを感じざるおえない。
「月」はステージとフロアの想いを繋ぐ。
月 歌詞 「ELLEGARDEN」
https://utaten.com/lyric/jb20611133
結局、迷いや悩みを打ち消すのは“願望”であり、それを叶えようとする力の源は“情熱”なのだ。感情は、自然と同じように当たり前にそこに在って、堂々と生き続けているのだ。
どんな人でも、悩み迷うことはある。そんな時にこそ、自分の中にある“願望”に触れて“情熱”が湧き上がるのを感じるはずだ。
細美さんの場合はきっと、その瞬間に思い浮かぶのは“願望”から生み出された音で踊る、ファンの笑顔。
細美武士という人物
細美武士という人物は、そういう人なのだ。音楽が大好きで、その音を自分と楽しんでくれる人たちが大好きなのだ。ライブで事あるごとに話すのは、“ファンが笑ってくれる事が、何よりも嬉しい”。そんな事ばかり。
ファンの笑顔のためにマナーやルールを説く事もあって、“ダメな事はだめ!”と正しく言える。いつだって、ファンが笑顔でいられるように、こちらが心配になるくらい、悩んだり考えたりしてくれている。
細美武士は、本当の優しさをちゃんと知っている人なのだろう。音楽とファンをいつも同じ気持ちで、愛してくれているのだ。
だから自分の中にある情熱が、何かで消沈してしまいそうな時も。彼の心には、ファンがいる。ファンの笑顔を守るために、自分がファンだったらという目線で、たくさんの力ある大人と戦ってくれた。
そして、有事にはその音楽で、人の悲しみに手を貸してくれた。その、意志はいまも続いている。全ては、音楽を愛する人のために。ファンの笑顔のために。
こんな風に、確信を持って語れる幸せというのは、ファン冥利につきる。ELLEGARDENの『月』は、ステージとフロアの想いをつなぐ歌であり、歓びの歌なのだ。
TEXT 後藤 かなこ
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