「逆襲のシャア」4DX版舞台挨拶で、
出渕裕が“キュンとした”富野監督の
一面を明かす

 「機動戦士ガンダム」シリーズ40周年を記念した「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」4DX版の上映が9月13日から、全国のユナイテッド・シネマほかでスタートし、ユナイテッド・シネマとしまえんで16日、同作にモビルスーツデザインとして参加した出渕裕と、アニメ評論家の藤津亮太氏が登壇し、舞台挨拶を行った。
 4DX版の上映は「ガンダム40周年プロジェクト」の一翼を担う「ガンダム映像新体験TOUR」の一環として行われ、「4DX」「ULTIRA」「DOLBY CINEMA」といった最新システムを用いて、これまでに発表されてきた「ガンダム」作品を劇場上映。26日までは4DX版「逆襲のシャア」と「機動戦士ガンダムNT(ナラティブ)」を上映し、9月27日~11月21日には「機動戦士ガンダム」劇場版3部作、「機動戦士ガンダムSEED スペシャルエディション 虚空の戦場 HDリマスター」「劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-」のULTIRA版を上映。2020年初春には、「機動戦士ガンダム」劇場版3部作のDOLBY CINEMA版を上映する。
 1988年の公開から30年以上を経た「逆襲のシャア」が初めて4DX化され、鑑賞した出渕は「コックピットでガタガタする芝居が多いので、その動きを体感できるのは非常にいい」と4DX版を称賛。「クェスがツバを吐くシーンは、水が出ても面白かったのでは」と、さらなる提案も出した。
また、制作当時を振り返るトークでは、富野由悠季総監督の意外な一面を明かした。「クェスが生身で宇宙空間に飛び出すシーン」の科学的な合理性について出渕が意見したところ、富野監督は「NASAでも数秒間なら大丈夫って言われてるんだよ! お前は何もわかっていない!」と声を荒げて反論。しかし、その後出渕の作業スペースにやってきた富野監督が「そんなに気になる?」と聞いてきたので、出渕が首を縦に振ったところ、富野監督は「……いじわる」とつぶやいて帰っていった。その姿を見た出渕は、不覚にも「ちょっとキュンとした」のだという。

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