観客全員がヒーロー! HTT、ハム太郎
、上坂すみれのセクシーステージも必
見! ~『Animaelo Summer Live 201
9 -STORY-』DAY3レポート~

2019年8月30日~9月1日の3日間、アニソン歌手、アーティスト、声優が集うアニソンの祭典『Animaelo Summer Live 2019 -STORY-』が開催された。「アニサマ」の愛称で親しまれるこのライブ。今年も各日28,000人、3日間で84,000人(公式発表)ものアニメファンたちが開催地のさいたまスーパーアリーナへ集まった。ステージにも、サプライズゲスト含め数々の豪華メンバーが登場。今回のレポートでは、その最終日となる9月1日(日)の公演の模様をお届けする。
サプライズゲストにHTTも登場! 上坂すみれのセクシーな楽曲にもメロメロの前半戦
藍井エイル×蒼井翔太 (c)Animelo Summer Live 2019
最終日のトップを飾ったのは藍井エイルと蒼井翔太。二人の登場と同時にメインステージでドーン! と大きな爆発音と煙が上がり始まりからテンションが上がる。披露したのは、TVアニメ『革命機ヴァルヴレイヴ』1st SEASON OPテーマ「Preserved Roses」。客席からは大きな歓声が沸き、赤と青のペンライトが交互に揺れた。
スピラ・スピカ (c)Animelo Summer Live 2019
続いては、アリーナ後方に位置する「スペシャルステージ」からアニサマ初参戦のスピラ・スピカが登場。1曲目はTVアニメ『ガンダムビルドダイバーズ』第2クールEDテーマ「スタートダッシュ」。続くMCで「こん↑にっち↓わーー!」とボーカルの幹葉が地元・徳島なまりのイントネーションで挨拶すると、客席からは「かわいいー!」という声が上がった。しばらく幹葉のマシンガントークが繰り広げられ、「メインステージに立ちたい!」という幹葉の希望から、その場に設置されていたトロッコにメンバー3人が乗りこむ。TVアニメ『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』OPテーマ「イヤヨイヤヨモスキノウチ!」を歌いながら、メインステージに向けてトロッコが発車した。
スピラ・スピカ (c)Animelo Summer Live 2019
客席の間の通路を通り抜け、間奏の場面では観客に向かってメンバーが黄色いボールを投げるパフォーマンスも披露されながら、トロッコは徐々に徐々にメインステージへ。しかし、曲が終わると同時に到着とはならず、「あとちょっと、あとちょっと隙間が……」と幹葉が叫んでいるうちに、トロッコは進行方向を変え、ステージ袖の暗幕の中へと吸い込まれてしまった。まさかの残念な展開に、客席からは笑い声が上がる。
3組目に登場したアーティストは、スマホアプリ『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバルALL STARS』のテーマソング「TOKIMEKI Runners」を歌う虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会。スクリーンにはキャラクターたちが生き生きと動くCGアニメーションが流れると共に、それとまったく同じ振り付けで踊るメンバーたち。シンクロ率120%のステージはならではのもの。「わたしたち虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会を、よろしくお願いしまーす!」演奏終了の長い挨拶まで声がバッチリ揃っており、いっそう感動が高まった。
虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 (c)Animelo Summer Live 2019
4番目に登場したのはすみぺこと上坂すみれ。1曲目はTVアニメ『なんでここに先生が!?』OPテーマ「ボン♡キュッ♡ボンは彼のモノ♡」。
上坂すみれ (c)Animelo Summer Live 2019
「この胸に」「太ももに」「お尻に」の歌詞と共に、スクリーンにドアップで映るすみぺの体の部位!カメラワークの冴えが素晴らしい。歌詞に合わせてアップが切り替わるたびに、「うおーーー!」と盛り上がる観客一同。もちろんペンライトの色はピンク一色。
上坂すみれ (c)Animelo Summer Live 2019
また、MCを挟んで『ポプテピピック TVスペシャル』第13話OPテーマ『last sparkle』が流れると、観客のペンライトは『ポプテピピック』タイトル文字のカラーに合わせて青と赤の2色に変わる、アニサマの観客のアニメリテラシーの高さを感じる。
ClariS (c)Animelo Summer Live 2019
メインステージが暗転し、5番目に登場したのはアニサマに2年ぶりの登場となるClariS。1曲目にはTVアニメ『終物語』EDテーマ「SHIORI」、『はたらく細胞』EDテーマ「CheerS」をメドレーで披露。MCを挟んで、TVアニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』EDテーマにもなった名曲「secret base ~君がくれたもの~」を披露。こちらは、ClariS としては8月14日に発売されたばかりのコンセプトアルバム『SUMMER TRACKS -夏のうた-』に収録された楽曲である。透き通る歌声に会場全体が癒される。
ClariS (c)Animelo Summer Live 2019
ガラッと雰囲気が変わり、TVアニメ『賭ケグルイ✕✕』OPテーマ「コノユビトマレ」を6番手のJUNNAが熱唱。赤いドレスに身を包み、鬼気迫るステージを作り上げてくれた。
JUNNA (c)Animelo Summer Live 2019
MCで彼女は、今年がアニサマ初登場であり、さいたまスーパーアリーナで歌うことも初、しかも今年は自分自身が受験生であるということまで報告。そんなJUNNAの若さに観客からは驚きの声が上がるも、本人はまったく緊張した様子もなく、堂々とした姿で2曲目のTVアニメ『BEM』EDテーマ「イルイミ」を歌い切った。
今井麻美 (c)Animelo Summer Live 2019
7番目のアーティストは、TVアニメ『ぱすてるメモリーズ』OPテーマ「Believe in Sky」を歌う今井麻美。真っ白なドレスに身を包みながら、曲の盛り上がりと共に元気よくピョンピョン飛び跳ねる。今井は今年で歌手活動10周年、声優デビュー20周年という節目ということで、2曲目にはそれを飾るにふさわしい楽曲を自ら選んだという。それは『アイドルマスター』のキャラクター如月千早として歌った「遠い音楽」。観客全員を着席させ、伴奏はアコースティックギター1本だけのしっとりとした歌を披露した。
内田雄馬 (c)Animelo Summer Live 2019
そんな今井麻美のしっとりとした余韻に浸る間も無く、8番目のアーティストには内田雄馬が登場!観客は一斉に立ち上がる。1曲目はTVアニメ『この音とまれ!』第1クールEDテーマ「Speechless」。
O×T×内田雄馬 (c)Animelo Summer Live 2019
1曲目のあとのMCの途中にOxTの2人が登場。「どうもーーー!」と挨拶しつつ、オーイシマサヨシが内田雄馬と熱いハグ。
O×T×内田雄馬 (c)Animelo Summer Live 2019
内田雄馬とOxTのコラボは、もちろん『ウルトラマンR/B(ルーブ)』OPテーマの「Hands」。客席のペンライトは赤と青に埋め尽くされる。そしてオーイシもルーブに合わせて着ているシャツの襟も、右が青、左が赤とツートンカラー。こういうところがファンにはうれしいところだ。
内田真礼 (c)Animelo Summer Live 2019
9番目に登場したアーティストは内田真礼。全身ピンクのドレスに身を包み、TVアニメ『ダイヤのA actII』第2弾EDテーマ「鼓動エスカレーション」を笑顔いっぱいで披露。MCを挟んで、2曲目にはTVアニメ『SSSS.GRIDMAN』EDテーマ「youthful beautiful」を披露した。
内田真礼 (c)Animelo Summer Live 2019
今年、歌手としては5周年を迎えるという内田真礼。「これからコラボとかもしたい!」と言った願いが早速叶い、3曲目には真黒な魔女の衣装で上坂すみれが登場し、コラボ楽曲「魔女になりたい姫と姫になりたい魔女のラプソディー」を披露。
内田真礼feat上坂すみれ (c)Animelo Summer Live 2019
曲の中では口喧嘩するようなシーンと、「まあや!まあや!」「すみぺ!すみぺ!」のコールで観客も二人のとりこに。最後は二人でがっちりハグ! あまりの尊さに、客席からは歓声が上がる。
内田真礼feat上坂すみれ (c)Animelo Summer Live 2019
10番目にはZAQが登場し、TVアニメ『食戟のソーマ 餐ノ皿』OPテーマ「BRAVER」を熱唱。MCを挟んで、2曲目にはピアノ弾き語りでTVアニメ『荒野のコトブキ飛行隊』OPテーマ「ソラノネ」を披露した。ジャジーでありスカなダンスチューンに、観客たちも踊り出す。
ZAQ (c)Animelo Summer Live 2019
続く11組目にもアゲアゲなユニット、buzz★Vibesが登場。声優の森久保祥太郎と、元SOUL'd OUTのShinnosukeからなるユニットだ。
buzzVibes (c)Animelo Summer Live 2019
1曲目にはデビューミニアルバムに収録の「buzz★Parade」と、TVアニメ『メジャー 1st Season』OPテーマ「心絵」をメドレーで披露。さらにはサプライズゲストとしてMOTSUを呼び込み、TRFの名曲のカヴァーであり劇場版『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』挿入歌ともなった「EZ DO DANCE」を披露。男臭くてクセになるアニキたちのディスコを作り上げ、最後は再び「buzz★Parade」をMOTSUと共に熱唱してステージを終えた。
buzzVibes_featMOTSU (c)Animelo Summer Live 2019
演奏後も、MOTSUの登場にざわめきがおさまらない観客席。次は誰が出るのか? 次もサプライズか!? と期待が高まる中、スクリーンに映し出される、エレキギター、ドラムセット、アンプ、そして床に延びるコード……バンドか? ヒントが少なすぎる……じれったささえ感じる演出だったが、曲が始まった途端、アリーナが割れんばかりの歓声が響き渡る。
曲は「Don't say “lazy”」、TVアニメ『けいおん!』EDテーマである。演奏するのはもちろん、放課後ティータイム(平沢唯(豊崎愛生)、秋山澪(日笠陽子)、田井中律(佐藤聡美)、琴吹紬(寿美菜子)、中野梓(竹達彩奈))の5人。エンディングのアニメーションと同じ衣装を着た彼女たちを前に、自然と涙が流れてしまう。
放課後ティータイム
『けいおん!』10周年を迎えての放課後ティータイムの復活。続くMCでは、バンドメンバーの「けいおーん」コールに「だいすきー!」と観客が答え、2曲目の「GO! GO! MANIAC」でアリーナの盛り上がりは最高潮に達する。演奏が終わるころにはバンドメンバーも感極まり、涙しながらの退場となった。10年という時を経ての復活にもらい泣きしてしまう観客も多かったに違いない。
放課後ティータイム
カワイイ! そしてカッコイイ! JAM Projectから小倉唯、藍井エイルまで駆け抜けた後半戦
JAM_Project
休憩を挟んで後半戦へ。13組目には来年で結成20周年を迎えるというJAM Projectがメインステージに登場。歌う曲は、ゲーム『スーパーロボット大戦T』OPテーマ「Tread on the Tiger's Tail」。観客席のペンライトは赤一色となり、鬼気迫るステージを彩る。2曲目にはTVアニメ『ワンパンマン』第2期OPテーマ「静寂のアポストル」を歌い、さらに会場の温度が高まる。
JAM_Project
MCを挟んだ後、3曲目はさらにどんな盛り上がる曲が? と思ったところで、意外にも「僕らの魂が込められた曲」と紹介され「HERO」が披露される。スクリーンに流れる歌詞を読むだけでも、胸が熱くなってくる。誰もがヒーロー・ヒロインに憧れた幼少期を思い出さずにはいられない、JAM Projectのバラードと呼んでも良い名曲だ。そして4曲目は、お約束の1曲、ゲーム『第2次スーパーロボット大戦α』OPテーマ「SKILL」。ステージからは炎が吹き上がる演出があり、「I can fly! You can fly! We can fly! Motto!! Motto!!」の歌詞で観客が飛び跳ね、アリーナが揺れる。
JAM Project with アニサマフレンズ (c)Animelo Summer Live 2019
さらに「アニサマフレンズ」として、この日にステージで歌う他のアーティストたちが登場。全員でその中には、前半でトロッコに乗ったまま舞台の袖へ吸い込まれていったスピラ・スピカの3人の姿も。
JAM Project with アニサマフレンズ (c)Animelo Summer Live 2019
興奮のJAM Projectのステージが終わると、14組目は観客席後方から、トロッコに乗って登場。頭にハムスターのかぶりものを身につけた小倉唯と内田真礼が、TVアニメ『とっとこハム太郎』OPテーマ「ハム太郎とっとこうた」を歌いながらメインステージへ運ばれてきた。
_小倉唯×内田真礼 (c)Animelo Summer Live 2019
「だーいすきなのはー(はい! せーの!)ひーまわりのたねー(俺もー!)」という28000人の合いの手がアリーナ中に響き渡った。
_小倉唯×内田真礼 (c)Animelo Summer Live 2019
無事、曲の終わりと共に二人ともメインステージへたどり着き、「そろそろ人間界に戻らないと」とフードをはずす小倉唯。フードのままの内田真礼だけステージを去り、ここから小倉唯のソロステージが始まる。1曲目はTVアニメ『カードファイト!! ヴァンガードG ストライドゲート編』EDテーマ「ハイタッチ☆メモリー」だ。
小倉唯 (c)Animelo Summer Live 2019
「いっせーのーで君とだけ!」の歌詞を、会場全体が合唱し、間奏では「ハイタッチいくよー!」と、小倉唯がステージのいたる方面へハイタッチ。そして2曲目ではTVアニメ『カンピオーネ!~まつろわぬ神々と神殺しの魔王~』EDテーマ「Raise」で、スクリーンには赤い薔薇の映像、ペンライトも赤一色。一転してシリアスな歌声に、観客は沸きに沸いた。
小倉唯 (c)Animelo Summer Live 2019
続いては9回目のアニサマ出演となる黒崎真音がセクシーな衣装で登場。TVアニメ『とある魔術の禁書目録III』新OPテーマ「ROAR」を歌い、続くMCでは今年のアニサマの主題「STORY」に沿って、自身の人生の物語を語った。
黒崎真音 (c)Animelo Summer Live 2019
黒崎自身もアニサマとの出会いからアニソン歌手になるという夢を持ち、挑戦し、こうして舞台に立てたという。語る間、込み上げてきたものがあったのだろう、涙ぐんでしまう瞬間もあったが、客席からの「がんばれー!」という声援を受け、「皆さんもどんどんチャレンジしていきましょう」とまた黒崎も観客へエールを返した。2曲目にはTVアニメ『グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION』OPテーマ「幻想の輪舞」を歌い、ステージを終えた。
蒼井翔太 (c)Animelo Summer Live 2019
次のアーティストはハイトーンの歌を歌いながら登場した蒼井翔太。ダークで格好よかった前半の衣装から着替え、明るくポップな姿になり、キレッキレのダンスと歌を披露。
蒼井翔太 (c)Animelo Summer Live 2019
続くMCでは、蒼井もまた自身の物語を語った。「ぼくにとってアニサマは、生きる希望の光」。そう語る蒼井もまた、アニサマで人生を変えた一人。ただ、そんなアニサマへも、蒼井はガッカリしていることがあるという。それは、会場のトロッコに乗れるのが可愛い人に限られており、蒼井は乗れないということだそう。「えーーー可愛いよーーー!」客席からは否定の声が上がるも、「可愛さが足りないんだったら、ブチ上がる曲歌います!」と決意表明。テレビ朝日系の音楽番組『BREAK OUT』2015年4月度OPテーマにもなった「UNLIMITED」を歌い、指を銃のように構えて観客席を狙い撃ち。ファンのハートを次々射貫いていった。
O×T (c)Animelo Summer Live 2019
お次は、前半で内田雄馬ともコラボしたOxTが再び登場。オーイシマサヨシもギターのTom-H@ckもダーク系の服に着替え、TVアニメ『オーバーロード』OPテーマ「Clattanoia」、続いてTVアニメ『ダイヤのA actII』EDテーマ「ゴールデンアフタースクール」を熱唱した。
O×T (c)Animelo Summer Live 2019
と、歌の後で突然「さっきからアニメの曲ばっかで面白くないなー。ちょっとくらい怪獣が出ないと盛り上がらない」と『SSSS.GRIDMAN』の新条アカネの声がする。その声に応えるように、メインステージには本当に怪獣が登場。オーイシも腰を抜かして倒れてしまい、このまま演奏はどうなるのか? と思いきや、次の瞬間、スクリーンにはアニメのグリッドマンが映し出されるグリッドマンの呼びかけで、観客全員が「アクセスフラッシュ!」と叫ぶと、三次元のグリッドマンがステージ上にも登場。そこからTVアニメ『SSSS.GRIDMAN』OPテーマ「UNION」を演奏するOxT。曲の途中でも怪獣は次々現れリッドマンをピンチに陥れるも、歌の力でグリッドマンはパワー全開、みごと怪獣たちを打ち破った。最後はオーイシ、グリッドマン、Tom-H@ckが3人並んで「アクセスフラッシュ!」のポーズでキメ。贅沢なヒーローショーを完成させた。
PoppinParty_feat_アニサマバンド (c)Animelo Summer Live 2019
続いてはTVアニメ『BanG Dream!』から派生した女性バンドPoppin’ Partyが登場。愛美(戸山香澄役)、大塚紗英(花園たえ役)、西本りみ(牛込りみ役)、大橋彩香(山吹沙綾役)、伊藤彩沙(市ヶ谷有咲役)の5人。1曲目には TVアニメ『BanG Dream!』再放送EDテーマ「ティアドロップス」を、アニサマでバックバンドを務めたアニサマバンドと掛け合いもしつつ披露。
PoppinParty_feat_アニサマバンド (c)Animelo Summer Live 2019
2曲目からは5人だけの演奏でTVアニメ『BanG Dream!』や『BanG Dream! 2nd Season』挿入歌である「STAR BEAT!~ホシノコドウ~」、TVアニメ『BanG Dream! 2nd Season』OPテーマ「キズナミュージック♪」を披露。スクリーンに映されたアニメのキャラクターたちと同じ衣装で、同じ楽器を持つ彼女たちを見ていると、その再現度の高さに感動を覚える。
PoppinParty (c)Animelo Summer Live 2019
そしていよいよトリとして登場したのは、オープニングの演奏も務めた藍井エイルだ。
藍井エイル (c)Animelo Summer Live 2019
1曲目はTVアニメ『キルラキル』前期OPテーマ「シリウス」、そして続けてTVアニメ『ソードアート・オンライン』フェアリー・ダンス編OPテーマ「INNOCENCE」、さらにTVアニメ『グランベルム』OPテーマ「月を追う真夜中」と人気楽曲が続く。藍井エイルのパフォーマンスは、とにかく走る、走る。ステージの左端から右端まで、そして奥側から手前側まで、結構な距離を走りながら歌う。それでも疲れを見せず、4曲目、TVアニメ『ソードアート・オンラインII』ファントム・バレット編OPテーマ「IGNITE」 までエネルギー全開だ。
藍井エイル (c)Animelo Summer Live 2019
曲の終わりには、「みんなで跳んだらこのストーリーができあがりまーーーす!! いくよーーー!!」という掛け声と共に、ジャンプ。同時に観客も全員跳びあがった。「藍井エイルでした!したっけ!」出身地である北海道流の挨拶をして、ステージを去る藍井エイル。客席からは、「エイルー! エイルー!」と名を呼ぶ声が何度も上がっていた。
エピローグで出演アーティストが集結! 「観客のみなさん、すべてがヒーロー!」
アニサマ2019出演アーティスト_day3 (c)Animelo Summer Live 2019
エピローグには、アニサマDAY3出演アーティストが次々登場。1組1組挨拶をし、最後はダンサーたちやアニサマバンドと一緒になって『Animelo Summer Live 2019 -STORY-』テーマソング「CROSSING STORIES」を歌って、長い長い3日間のステージの幕が降りた。
アニサマ2019出演アーティスト_day3 (c)Animelo Summer Live 2019
沢山の楽曲、MCなどでの心に残る言葉もあった中、個人的に印象深かったのは、オーイシマサヨシのこの言葉だ。
「この舞台で、気づいたことがあります。観客のみなさん、すべてがヒーローです、これからも俺たちのヒーローでいてください!」
我々アニメファンは、アーティストに会うためにライブのステージへ向かう。アーティストたちも、ただ歌うだけじゃない。やはり我々アニメファンに会い、お互いエネルギーをもらい、与え合うためにステージに立つ。ファンとアーティストはお互いが支え合う関係なのだと、改めて気づかされた。
今回、ファンとして彼らの音楽を生で聴けたことは、大変嬉しいことだ。それと同時に、我々が彼らに会いに行ったことが、彼らにとっても力になれたということを大変誇らしく思う。そんなステージだった。
アニサマ2019出演アーティスト_day3 (c)Animelo Summer Live 2019
残念ながら今回のライブに参加できなかった方も、このライブは今年の年末にBSプレミアムで放送されることが決まっている。そしてまた来年にも、アニサマは開催される予定だ。ぜひ、今度はあなたたちがライブ会場へ向かい、ヒーローになってほしい。
取材・文:平原 学

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