WANIMA『RUSH BALL 2019』クイックレ
ポート ーー今日イチの密集度で大ト
リに繋げたハイライト

『RUSH BALL 2019』WANIMA
各地の夏フェスを席巻中のWANIMAが2年ぶりの『RUSH BALL』に登場! もう尋常じゃない期待感が転換時からフィールドを埋め尽くし、スタンディングエリアの最後方までギッシリと人がつまった密集度は、『RUSH BALL』の歴史の中でも随一かのようだ。
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お馴染みのSE「JUICE UP!!のテーマ」がドロップされるまでもハンドクラップが鳴りやまなかったのだが、KENTA (Vo.Ba)、KO-SHIN (Gt) FUJI (Dr)の3人が飛び出すと、割れんばかりの歓声に包まれる泉大津フェニックス。
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3人でステージから落ちそうなくらい端まで走って、ファンの顔をひとりひとり確認する。そんな姿はステージの大きさに関係なく見られるいつもの光景だ。「大阪―!『RUSH BALL 2019』、WANIMAとみんな、せぇ~の!」とKENTAが叫ぶと、みんなで「開催しまーす!!」と高らかに宣言。軽快なスカのリズムで生命力に満ちたエロを響かせる「BIG UP」から、「とんでもない夜になりそうだ」というKENTAの言葉通りに大興奮が渦巻く。
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3人とは思えない今の勢いそのままの音圧で「Hey Lady」に雪崩れ込むと、スタンディングエリア、シートエリア後方まで手があがる。そんな観客のありあまるパワーを見て、「2曲しかやってないのに飛ばしすぎやってー!」とKENTA。「今日、めちゃめちゃ楽しみにしてきました!!」と満面の笑みを浮かべると、ちゃっかり10月に新作を発表することと、リリースツアーで2月に大阪にカムバックすることが告げられ、ファンは大喜び!
「1日お疲れさん」と肩をたたいてくれるかのように、聴くものの心に寄り添う「ともに」から、KENTA曰く、「『RUSH BALL』のテーマソング(!?)」の「オドルヨル」で、またしてもベースを置いてハンドマイクでステージを端から端へ猛ダッシュするKENTA。KO-SHIN、 FUJI が隙なく生み出すお祭り騒ぎ的なリズムとグルーヴの波がいつにも増して強い。
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劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』主題歌「GONG」では、純度の高いロックサウンドで魅了し、「未完成でいいから一緒に行こう!」と勇気づける歌詞がサビ始まりで、より一層胸に届く「シグナル」で熱くなる。初めて見る人にも「これから「ともに」生きて行ってください!」と勇気づけてくれるから、グっとくるのは当然で大合唱に。
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ラストソングの「いいから」では、残り少ない時間を限界まで楽しもうと大音量で叫び続け、ジャンプし続けるみんなにこちらも心配になるほど。子どもが肩車をされて手をふる姿もあちらこちらにあった。ATMCのクロージングアクトを務めた2015年からたった4年、老若男女みんなのヒーローとなったWANIMAの成長と存在感を目の当たりにした夜だった。
取材・文=岡田あさみ 撮影=瀧本JON...行秀
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