ジェファーソン・エアプレインの
『フィルモアのジェファーソン・
エアプレイン』は
ライヴアクトとしての実力を
世界に知らしめた傑作!
フェスへの参加と
ジミヘン、ジャニスの影響
68年には4thアルバム『創造の極致(原題:Crown of Creation)』をリリース、ジャケットに原爆のキノコ雲が使われていたり、「忠臣蔵」という日本語の曲が収められていたりするなど、これまでにない反体制的な主張を感じる作品となった。全編を覆う重苦しい暗さが特徴であるものの、チャートでは6位になるなど、彼らの人気ぶりが窺える。
本作『フィルモアのジェファーソン・
エアプレイン』について
なお、CD化に際してはボーナストラックが3曲収められており、ビル・グレアムが好きな名バラード「Today」をはじめ、どれもフィルモア・ウエストでの録音である。
TEXT:河崎直人