妻夫木聡×緒川たまき×ケラリーノ・
サンドロヴィッチ『キネマと恋人』 
世田谷パブリックシアターでの再演が
テレビ放送決定 

2016年に初演し、各演劇賞を受賞したロマンティックコメディー『キネマと恋人』が2019年6月に待望の再演を果たした。演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチをはじめ、妻夫木聡、緒川たまき、ともさかりえらオリジナルキャストやスタッフはそのままに、世田谷パブリックシアターにて上演された名作が10月にWOWOWで放送されることになった。
1985年に制作されたウディ・アレン監督の名作映画『カイロの紫のバラ』にインスパイアされた本作は、映画に夢中になる女性と映画から現実の世界に現われた登場人物とその役を演じた俳優本人との不思議な三角関係を描くファンタジックなストーリーだ。舞台となる1930年代の日本は、世界恐慌のあおりを受けていた激動の時代。市井の人々の心のオアシスだったトーキー映画の銀幕俳優と、観客の女性との恋の行方という夢の世界がコミカルに描かれている。ストーリーのみならず、劇団☆新感線の『髑髏城の七人』『メタルマクベス』などを手掛けた上田大樹の映像演出や、振付家の小野寺修二によるステージングなど、見どころ満載の舞台となっている。
<ストーリー>
1936年(昭和11年)の秋。東京から遠く離れた小さな島の小さな港町にたった一つだけある小さな映画館「梟島キネマ」で、常連客の森口ハルコ(緒川たまき)は時間があれば客席で映画を見ることが唯一の楽しみだった。映画『月之輪半次郎捕物帖』という娯楽時代劇に登場する間坂寅蔵 を演じる俳優、高木高助(妻夫木聡)がハルコのお気に入り。そんな中、映画を楽しんでいるハルコの目の前に突然、銀幕の向こうにいた間坂寅蔵(妻夫木・2役)が現われる。映画の中からハルコを見ていたという寅蔵は、ハルコの手を引き2人で映画館を飛び出していく。寅蔵がいなくなり、“映画の中”や映画関係者は大混乱に。  時を同じくして撮影で梟島を訪れていた高助は、知らせを受け、自らが演じる寅蔵の行方を捜し始める。そしてハルコと出会った高助も寅蔵と同様、ハルコに一目惚れ。虚構と現実、憧れと生活のはざまで揺れ動くハルコの恋の行方は…?

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