2019年7月19日 at Zepp DiverCity Tokyo

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【Halo at 四畳半 ライヴレポート】
『NOVEL LAND LANDING』
2019年7月19日
at Zepp DiverCity Tokyo

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 Halo at 四畳半(以下、ハロ)が7月19日、Zepp DiverCity Tokyoで、最新ミニアルバム『from NOVEL LAND』のリリースを記念する一夜限りのワンマンライヴ『NOVEL LAND LANDING』を開催した。

 この日、渡井翔汰(Vo&Gu)は3曲目の「飛行船」を歌い始める前、“『NOVEL LAND LANDING』は始まったばかり。ここには何が隠されているのか”と自らに問い掛けるように言った。その言葉にはもちろん、“自分たちは今日、観客に何を観せられるんだろう?”という期待も込められていたと思うのだが、実際に彼らが我々に観せたバンドのスケールアップは、まさに新境地という言葉が相応しいものとなった。そして、一夜限りの開催となった本公演は、同時にハロのワンマン史上最大キャパというある意味、チャレンジングなライヴでもあったのだった。

 “夢見ていた景色! みんながくれる力を音楽に変えて届けたい”(渡井)と言いながら、メンバーたちがどんな気持ちで演奏に臨んだのかは想像に難くない。MCはもちろん、曲に込めた想いを短い言葉で語る渡井の語気にもいつも以上に勢いが感じられた。“(『from NOVEL LAND』で挑んだ)新境地も、これまでお世話になってきた曲の数々も引っくるめて、2019年最新型のハロを、みなさんに体感してもらいたい!”序盤でそう宣言した通り、照明を駆使すると同時に曲によっては映像も使いながら作り上げたファンタジックでアンセミックな空間の中、バンドは『from NOVEL LAND』の7曲を含む全20曲を2時間にわたって、観客に届けていった。

 アップテンポの曲をつなげ、観客をぐいぐいと引っ張っていった前半は、やや肩に力が入っていたようにも見えたが、前述した通り、この日のライブがどういうものなのか考えれば、それも当然だろう。むしろ、それが圧倒的な熱演につながった。ボトムを支えながらグルーブを作り出す片山 僚(Dr&Cho)と白井將人(Ba)、ギターをかき鳴らしながら轟音を奏でる齋木孝平(Gu&Cho)、そしていつも以上に情熱的な歌を聴かせる渡井――4人の演奏が緊張をはらみながらひとつになったパワフルなオルタナ調のロックナンバー「スケープ・ゴート」の迫力に気圧された観客が手を振ることも忘れ、ステージの4人に釘付けになっている光景は、この日のハイライトのひとつと言ってもいい。

 “俺らの音楽はいつでもあなたの味方だ!”と渡井は言ったが、単に観客に寄りそうだけにとどまらず、バンドの逞しさを印象付けるアクトができるようになったことは、これからハロがさらに大きくなる過程で利いてくるに違いない。それを最大キャパに挑んだライヴで提示できた意味は大きい。

 「スケイプ・ゴート」で振り切った演奏をしたことで肩の力が抜けたのか、バラードの「綻びの果て」をはじめ、テンポを落とした曲をつなげていった中盤以降、フロントの3人はステージを動きながら伸び伸びとリラックスした演奏を聴かせていった。そして、“まだまだこんなもんじゃないだろ!?”(渡井)と「箒星について」「スプートニク」と再びテンポアップ! 「悲しみもいつかは」で再び観客の気持ちをグッと掴んでからの本編最後の「シャロン」で、バンドが繰り広げる轟音の演奏に観客がシンガロングと精いっぱいの手拍子で応えると、今度はバンドがそれに対して“あなたに最大級のラブソングを。あなたの心の奥の奥まで”(渡井)とアンコールで「モールス」を披露。ミラーボールが眩い光を放つ中、メンバーがメッセージを手書きした “当たり”も混じっているという銀テープが放たれ、ライヴの成功を祝福した。

 さらに、メンバーがステージを去ったあと、バックドロップに手書きのメッセージが映し出され、現在、バンドが今秋リリース予定の新作の制作に取り組んでいることが伝えられるというハロらしい心憎いエンディングが用意されていたのだった。

撮影:落合由夏/取材:山口智男


セットリスト

  1. 1. スイング・バイ
  2. 2. ステラ・ノヴァ
  3. 3. 飛行船
  4. 4. 天文薄明の街へ
  5. 5. 夕映えの丘で
  6. 6. 朝を迎えに
  7. 7. スケイプ・ゴート
  8. 8. 春が終わる前に
  9. 9. 綻びの果て
  10. 10. 水槽
  11. 11. リビングデッド・スイマー
  12. 12. アルストロメリア
  13. 13. 怪獣とまぼろしの国
  14. 14. リバース・デイ
  15. 15. 箒星について
  16. 16. スプートニク
  17. 17. 悲しみもいつかは
  18. 18. シャロン
  19. <ENCORE>
  20. 1. メイライト
  21. 2. モールス
Halo at 四畳半 プロフィール

ハロアットヨジョウハン:2012年結成。千葉県佐倉市出身の4人組バンド。バンド名は銀河を取り巻く“Halo”と現実を象徴する“四畳半”の間に位置する存在という意味。ヴォーカルの渡井翔汰による力強さと温かさが共存する楽曲と圧倒的な歌、精力的なライヴ活動でオーディエンスを魅了し、着実に実力と実績を伸ばす。18年10月17日、初のフルアルバム『swanflight』でメジャーデビュー。Halo at 四畳半 オフィシャルHP

OKMusic編集部

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