「ヒロアカ」劇場版第2弾は12月20日
公開　ビジュアルも完成で山下大輝ら
興奮「きたー！」

原作者・堀越耕平氏「今回の映画は、ある種ヒロアカ最終回」(c)2019「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (c)堀越耕平／集英社　「僕のヒーローアカデミア」のスペシャルイベント「HERO FES.（ヒーローフェス）」が7月7日、パシフィコ横浜 国立大ホールで開催され、劇場版第2弾の新情報が一挙発表された。「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ：ライジング」のタイトルで、12月20日に公開されることが決定。メインキャラクターの緑谷出久、爆豪勝己、オールマイトが描かれたキービジュアルが初披露され、イベントに登壇したキャスト陣が一斉にガッツポーズを決める一幕も。主演の山下大輝は、沸き立つ観客を前に「きたー！　かっこいい!!」と声をあげた。

　「週刊少年ジャンプ」（集英社刊）で連載中の人気漫画が原作の本シリーズは、人々が“個性”と呼ばれる超常能力を持って生まれる世界を舞台に、ナンバーワンヒーローのオールマイトから個性を受け継いだ主人公・緑谷出久（デク）の成長と戦いを描く。テレビシリーズは1～3期が放送され、今年10月から第4期に突入。2018年8月に公開された劇場版第1弾「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 2人の英雄（ヒーロー）」は、観客動員数139万人、興行収入17億2000万円を記録した。

　劇場版第2弾のストーリー詳細は明らかになっていないが、第1弾に続き総監修・キャラクター原案を務める原作者・堀越耕平氏は「今回の映画は、ある種ヒロアカ最終回とも言えます。というのも、原作の最終決戦でやりたかったネタの一つをこの映画で使っているからです。これを超える展開はおそらくもうないと思うので、第3弾はないでしょう。多分。というわけで、僕のヒーローアカデミア映画第2弾、前回よりもPLUS ULTRAしておりますので、どうぞお楽しみに!!」とコメントを寄せている。

　イベントには、山下をはじめ、三宅健太、岡本信彦、佐倉綾音、石川界人、梶裕貴、悠木碧、井上麻里奈、広橋涼、畠中祐、諏訪部順一、上村祐翔、安野希世乃が出席した。イベント本編は、過去の名場面を盛り込んだ3部構成の大ボリューム朗読劇、第4期のスペシャル映像の上映が行われ、テレビシリーズの“これまでとこれから”を総ざらいする構成。テレビシリーズ第4期に向けて、キャスト陣は「4期も今日の熱量をさらに超える熱量で収録されているので、ぜひぜひ楽しみにしていてください」（悠木）、「今回のイベントで振り返った、熱とか感情、心みたいなものを4期につないでいけたらと思います」（石川）と熱く呼びかける。

「ヒロアカ」最大規模のイベントで新情報が発表(c)2019「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE」製作委員会 (c)堀越耕平／集英社　新展開が目白押しの本シリーズに対し、梶は「4期、そして劇場版の詳細も発表され、ますます盛り上がっていきます」と興奮の面持ちで語り、岡本も「どんどんどんどん『ヒロアカ』の人気がうなぎのぼりになっていると思っています」と胸を張る。また佐倉は、「原作、テレビアニメ第4期、そして劇場版とまだまだ続いていきますので、またこうして朗読にぜいたくに時間をさけるイベントの機会が訪れたらいいなと思います」と期待を寄せた。

　さらに三宅は「オールマイトは引退してしまいましたが、『僕のヒーローアカデミア』は第4期、映画、そしてコミックスも引退するわけにはいかない」と語ると、劇場版のキービジュアル同様に「そして次は、君だ！」とオールマイトの声で客席に語りかけた。山下は、「今日の朗読劇は、『ヒロアカ』が大好きな人たちと思い出を振り返りながら遊んだような気持ちです」「改めてエンジンがかかりました」と決意を新たにすると、三宅と岡本に「一緒にやりませんか？」と声をかけ、デク＆爆豪＆オールマイトの3人による「さらに向こうへ！」「PLUS ULTRA！」が場内に響き渡った。