クマリデパートとは?王道アイドルが
届けるおもてなしの心

1stフルアルバム「ココデパ!」発売で
注目のクマリデパート。「世界のこころ
のデパート」を掲げ活動するアイドル、
その魅力とは

2019年5月28日に1stフルアルバム「ココデパ!」をリリースした4人組のアイドルグループのクマリデパート。クマリデパートは王道のアイドルグループをコンセプトに提示しつつも、様々なジャンルの音楽を取り入れ、「世界のこころのデパート」として活動しています。今回はアルバム発売を記念した東名阪2マンツアーの開催も決定しているクマリデパートの魅力を探ります。

クマリデパートとは?

Maison book girlのプロデューサーとしても知られているサクライケンタによって2016年に結成されたクマリデパート。アイドル界でも異色の立ち位置を築いているMaison book girlのコンセプトとは一線を画し、クマリデパートのコンセプトはあくまで王道のアイドル路線。赤、黄、青のカラフルな衣装を身に纏い、「完全王道アイドル」としてデビューを果たしました。

デビュー時は「ミスiD2016」ファイナリストでもある羽井リサコ(ぱいりさこ)とセミファイナリストの優雨ナコ(ゆうなこ)、早桜ニコ(さおにこ)の3人組としてスタート。その後、2018年5月3日の「羽井リサコ卒業公演May the risako be with you」を持って羽井リサコが卒業したことで、小田アヤネ(おだあやね)、比奈ミツバ(ひなみつば)、楓フウカ(かえでふうか)の3人が新たに加入。5人体制で活動していくことになりましたが、1ヶ月後の6月に比奈ミツバが学業との両立が難しいことからクマリデパートとしての活動を断念することに。以降は、リーダーの早桜ニコと結成時のメンバーである優雨ナコを中心に新メンバーの小田アヤネと楓フウカの4人組で活動を続けています。
クマリデパートは王道のアイドル路線であると同時にコンセプトとして掲げているのが「世界のこころのデパート」です。アイドル名からも想起されるように「デパート」がクマリデパートを語る上で外せないキーワードでもあります。デパートといえば思い出されるのが、街のシンボルであり、憩いの場でもある古き良き百貨店でしょう。クマリデパートが目指しているのもこのデパートのような唯一無二のアイドルなのです。詳しくは後述しますが、クマリデパートのライブはデパートのちょっとした仕掛けが施されていたりもします。そういうこともあり、クマリデパートの名前の由来は実際に存在したデパートのように思われるかもしれませんが、未だ明らかになっていません。しかし、クマリはサンスクリット語で「少女」を意味する言葉であることを考えるとここに由来を求めるのが妥当ではないかと思ったりします(サクライケンタはロリコンを自称しており、少女という意味も納得できますね)。

クマリデパートのメンバー4人を紹介

早桜ニコ

笑顔がチャームポイントのクマリデパートのリーダー。担当カラーは水色。

優雨ナコ

ミスiD2016セミファイナリストという経歴の持ち主。見た目とは裏腹に天然な一面を見せる。担当カラーはピンク色。

小田アヤネ

2018年5月に加入。ゲームや漫画といったサブカルチャー好き。実は優雨ナコ以上に天然キャラだそう。担当カラーは赤色。

楓フウカ

小田アヤネと同じく2018年5月に加入。「セカイケイ」では見事なソロパートを披露している。担当カラーはホワイト。

1stフルアルバム「ココデパ!」に詰め
込まれたクマリデパートらしさ

クマリデパートは、現在ライブ会場限定盤を含むシングル5枚とミニアルバム、フルアルバムをそれぞれ1枚リリースしています。2018年7月にuijinやCROWN POPらも所属するMUSIC@NOTEへ所属したことにより、これまで以上のリリースペースで活動を続けています。所属後第一弾シングルとなる「あれ?ロマンチック」では、作詞に大森靖子、作曲にはプロデューサーであるサクライケンタ、編曲には東方アレンジシリーズで知られるIOSYSのARMと各ジャンルで活躍する3人による合作となりました。続く「シャダーイクン」でもロックバンドWiennersでんぱ組.inc神宿へ楽曲提供を行っている玉屋2060%との共作が実現し、それぞれの良さが調和されつつもクマリデパートらしい楽曲へ。
2019年5月28日にリリースされた1stフルアルバム「ココデパ!」では、「愛Phone渋谷」「ピアノ」といった初期の定番曲が再録に加えて、「ウダガワ・ヨッキュー」と「サマーニッポン夏サマー」が新曲として収録されるなどこれまでのクマリデパートの集大成であると同時に再出発の意味も込められた意欲的なアルバムになっています。アルバムのジャケットには新衣装に身をつつむ4人が印象的ですが、埼玉県熊谷市にある創業120年を超える老舗デパートの八木橋百貨店で撮影が行われています。なんとこのコラボにあたり、八木橋百貨店がクマリデパートに全面協力しており、リリースイベントが八木橋百貨店で行われた際には当日のイベント期間限定で名前をクマリデパートにするという粋な計らいも。

アルバムにおいて個人的に注目してほしいポイントは、「開店アナウンス」、「迷子のお知らせ」、「閉店アナウンス」といったデパートでお馴染みのアナウンスがアルバムの一曲目、中盤、最後にそれぞれ挟まれていることです。特に「開店アナウンス」はライブの開始を知らせる定番の音源で、気持ちの高まりと静けさを感じさせる「開店アナウンス」から「おいでよ!クマリデパート」の流れはかなりアツいです。デパートをコンセプトにしているクマリデパートならではの趣向を凝らした仕掛けはまるでライブの始まりから終わりまでを体験しているかのようです。
クマリデパートとは?王道アイドルが届けるおもてなしの心はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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