イエスが「50周年記念ライヴ」アルバ
ム発表へ~パトリック・モラーツやト
レヴァー・ホーンも参加!!
イギリスを代表する老舗ロックグループ、イエス。プログレッシヴ・ロックの代名詞ともいうべき彼らが結成50周年を記念して開催した「50周年記念ツアー」の模様を収録した最新ライヴ・アルバム、その名も『イエス~50周年記念ライヴ~』が、2019年8月2日に世界同時発売されることが明らかとなった。
2017年にロックの殿堂入りを果たし、2018年に結成50周年、2019年にはデビュー50周年という記念すべきアニバーサリー・イヤーを迎えたイエス。その50年にも及ぶ彼らの活動を記念し、スティーヴ・ハウの主導により2018年から北米、ヨーロッパ、そして日本と、世界中で50周年記念ツアーを行なってきた彼らが、そのアニヴァーサリー・ツアーの模様を収録した最新ライヴ・アルバム『イエス~50周年記念ライヴ~(原題: YES: 50 LIVE)』を発表する。
『イエス~50周年記念ライヴ~』は、2019年8月2日に2枚組CDとしてリリースされる。輸入盤では、2枚組CDに加え、同音源を収録した4枚組アナログ盤での発売も予定している。同じく8月2日よりデジタル配信(ダウンロード/ストリーミング)も行われる。ジャケット・デザインには、バンドのサウンドとともに彼らの象徴としても知られる、イエスのロゴや各作品の鮮烈なジャケットを手掛けてきた名手、ロジャー・ディーンによる作品が使用されており、ブックレットにはゴットリーブ・ブラザーズ撮影のライヴ写真が多数掲載されている。
このライヴ・アルバムに収録されている13曲のライヴ・パフォーマンスは、ロック史においてイエスというバンドがいかに永続的で、意欲に満ち溢れ、熟練の技に満ちたプログレッシヴ・バンドであるか、という事実を強く感じさせてくれるものとなっている。
さらに、このライヴ・アルバムで特筆すべき点は、参加しているメンバーの人数だ。主にフィラデルフィアでのコンサートの模様を収録した今作には、現イエスのメンバー(スティーヴ・ハウ、ジェフ・ダウンズ、アラン・ホワイト、ビリー・シャーウッド、ジョン・デイヴィソン、そしてジェイ・シェレン)に加え、2019年2月の来日公演にも同行したトニー・ケイの他、なななんと、パトリック・モラーツやトレヴァー・ホーン、トム・ブリスリンも参加し、総勢10名にも及ぶイエス・ファミリーが集っているのだ!(せっかくだから、“あの3人”にもリユニオンして欲しかったのだが…)。
『イエス~50周年記念ライヴ~』に収録されているパフォーマンスは、彼らが1970年から2011年までにレコーディングしてきた作品の中から、様々な時代を代表する10枚のスタジオ・アルバムからの楽曲たちを見事に織り込んだ、充実の内容となっている。もちろん、1971年の『サード・アルバム(原題: THE YES ALBUM)』収録の「スターシップ・トゥルーパー」や同じく1971年の『こわれもの(原題: FRAGILE)』収録の「ラウンドアバウト」、1972年の『危機(原題: CLOSE TO THE EDGE』のタイトル曲といった、バンドにとっても非常に重要な楽曲群は、今作におけるハイライトの一つだ。さらにこのライヴ・アルバムには、1973年の『海洋地形学の物語(原題: TALES FROM TOPOGRAPHIC OCEAN)』収録の「古代文明(原題: The
Ancient)」からの抜粋や、1974年の『リレイヤー(原題: RELAYER)』収録の「錯乱の扉(原題: The Gates of
Delirium)」の最終章となる「スーン」といった、イエスというバンドにとって冒険的とも言える楽曲も収録されている。
2019年2月の来日公演でも圧巻のパフォーマンスで満員の会場を魅了したイエス。この夏には、「The Royal Affair Tour」と題された北米ツアーが決定しており、引き続きバンド50周年アニヴァーサリー・ツアーを開催する予定となっている。