LUNA SEA、BUCK-TICK、
ASIAN KUNG-FU GENERATIONなど
5月リリースの10作品を紹介
前アルバム『日出処』から5年振りとなる、ソロ及び錚々たるゲストヴォーカルとのデュエットを組み入れた新作。管弦楽や合唱などの編成で描かれているのは、獣同類の扱いとなった“孤独”な女が見つめる“あの世”までの御話。まず1曲目の「鶏と蛇と豚」で身の毛がよだち、孤独の本質を「TOKYO」で味わうことになる。恐怖とも歓喜ともつかない戦慄が走る先で、女の孤独を体感するはずだ。
TEXT:小町碧音
TEXT:小町碧音
ソロ10周年となるHAN-KUNの新作は、ヴォーカリストとしてのスキルの高さとレゲエへの強いこだわりであり、彼のアイデンティティーを感じるJ-POPカバー集。“日本とジャマイカの音楽をつなげたい”という想いから、全曲をジャマイカでレコーディング! 痛快かつディープなレゲエアレンジを施した名曲たちが、変幻自在のマジックヴォイスを通してリスナーの胸に突き刺さる。夏の暑い日にぴったりです。
TEXT:フジジュン
TEXT:フジジュン
活動休止中に書き下ろされた4曲を収録した1年半振りのシングル。表題曲「HELP」は山村隆太(Vo)が病気療養中に感じたことを綴った歌詞で、勇気を出して救いを求めることがテーマ。大人になるにつれ、本当の気持ちを押し殺したり、弱音を吐けなくなったり、いろいろある人生の途中の心模様を包み込み、深呼吸させてくれる曲たちが揃っている。“人はみんな孤独だからこそ抱き合おう”と歌う「つながり」も染みた。
TEXT:山本弘子
TEXT:山本弘子
本作にも収録のシングル曲「火炎」が自己最高にヒットするなど、第2のピークを迎えている女王蜂。約2年振りのフルアルバムではその好調さがダイレクトに表れ、アヴちゃん(Vo)の変幻自在の声色やエネルギッシュなバンドサウンド、そこからこぼれる生命力が何度も胸を打つ。話題のホラー映画『貞子』の主題歌「聖戦」は情念の炎をイメージさせるストリングス使いが冴え、ヒューマンドラマ性もセンシティブに描き出した。
TEXT:田山雄士
TEXT:田山雄士
約3年振りのダブルAサイドシングルはアニメ『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 前夜 赤い彗星』の第一弾および第二弾のOPテーマ。結成30周年のLUNA SEAが表現してきた音楽と“ガンダム”の哲学的な世界観が高い次元で融合している。「宇宙の詩」は力強いリズムセクション、宇宙の営みを感じさせる音像が人間の痛みや儚さをも包んでしまう高揚感にあふれた秀曲。「悲壮美」は物語と重ねるとより深みが。
TEXT:山本弘子
TEXT:山本弘子
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