ポルノグラフィティのライブで聴きた
いシングル曲6選

「ありそうでなかったJ-POP」を作り続
けてきた、ポルノグラフィティ

1999年のデビュー以降、数多くのヒット曲を残してきたポルノグラフィティ。ボーカル岡野昭仁のハスキーかつ力強い歌声と、ギター新藤晴一の紡ぐメロディと歌詞は、世代を超えて多くの人々の心をつかんできました。2000年代に日本に住んでいたならば、彼らの楽曲を耳にしたことがない人はいないのではないでしょうか?1997年生まれの筆者もCMソングやドラマ・アニメの主題歌で彼らの音楽を聴きながら育ってきました。
彼らはただヒット曲を生み出してきただけでなく、J-POPの中で様々なアプローチを追求してきました。ラテンのリズムを取り入れた「サウダージ」や「アゲハ蝶」。四つ打ちのリズムをバンドサウンドで表現した「ミュージックアワー」。どの楽曲にも共通する、複雑でありながら口ずさみやすいメロディ。彼らはまさに「ありそうでなかったJ-POP」を作り続けているバンドなのです。

ポルノグラフィティはライブも大きな魅

楽曲リリースが多いイメージもある彼らですが、実はライブも数多く行っています。20年間で「ライヴサーキット」と題したツアーを16回実施。ホールからアリーナまで様々なキャパシティの会場でライブを開催しています。さらにはスタジアムクラスの会場で行われる「ロマンスポルノ」や「アミューズフェス」への参加など精力的にライブ活動を続けています。熟練のメンバーによる演奏と2人のギターと歌は、音源以上に楽曲の魅力を味わうことができます。そこで今回はポルノグラフィティのライブでこそ聴きたいシングル曲を、6曲に厳選して紹介します。

ライブで聴きたいポルノグラフィティの
シングル曲6選

「アポロ」

デビュー曲にして彼らの代表曲。独特な響きと感覚を持った新藤晴一の歌詞とプロデューサーであるak.honma(本間昭光)が作り出したクセになるメロディは、今でも色褪せない魅力があります。2018年にはジャズポップスを演奏するユニット、ものんくるもアルバム『RELODING CITY』でカバーしていました。聴きどころは、冒頭のサビの部分。岡野昭仁の歌唱力が、ライブだとさらに魅力的に映えます。2番のサビ後の間奏も、よりラウドで重く聴こえるのも印象的です。

「ミュージックアワー」

爽やかなメロディが印象的な夏の定番ソング。甘酸っぱい恋の悩みをラジオのように答えていく歌詞は、後にも先にも新藤晴一しか書いていないのではないのでしょうか。イントロのラジオジングルが聴こえただけで、一気に会場の熱気は上がります。思わず飛び跳ねたくなるシンセサイザーのリフと、手拍子したくなる四つ打ちのビートがさらにライブを盛り上げます。ちなみにサビでは会場全体で、腕を上下左右させる「変な踊り」が巻き起こります。

「メリッサ」

アニメ「鋼の錬金術師」の第1期オープニング曲。ライブでは後半には演奏されることが多い、ライブの定番曲です。 独特のうねるベースラインから始まるバンドサウンドと岡野昭仁の歌声が混じり合い、「バンド」としての魅力を存分に引き立てます。ちなみにサビでのメロディのリフレインは、偶然レコーディング中で見つけたアイデア。ボーカルのトラックとコーラスのトラックをずらして流してしまったことで、今までにないサビのリフレインが生まれたのだとか。

「ハネウマライダー」

ポルノグラフィティといえば、ポカリスエットのCM。今までで3回CMソングとして起用されています。2006年に流れていたのがこの楽曲。筆者もよく耳にしていた記憶があります。英語と日本語を混ぜ合わせた言い回しや畳み掛けるようなサビ、そして耳に残るギターフレーズなど、彼らの魅力がふんだんに詰め込まれた一曲です。イントロとサビでタオルを回す光景は、テレビのライブでもおなじみ。旅立ちをテーマにした歌詞にふさわしい疾走感のあるメロディと演奏は、夏のライブで聴くとより一層心地よく聴こえます。

「オー!リバル」

「サウダージ」、「アゲハ蝶」にも通ずるラテン調のアレンジと、EDMのサウンドが融合した、近年のヒット曲。何度も繰り返されるシンセサイザーのメロディは、今は亡きアヴィーチーを彷彿とさせます。まさに、J-POPの新たな定番を作ってきたポルノグラフィティだからこそのメロディとサウンド。ライブでは曲中の「オーレーオーレー」というコーラスを会場全体でシンガロングします。熱を帯びた岡野昭仁の歌声が、ラテン音楽の空気感にマッチすることを改めて気づかされる一曲です。

「カメレオンレンズ」

アップテンポで縦ノリの曲が多いイメージがあるポルノグラフィティですが、ミッドテンポの楽曲も彼らの魅力。表情豊かなボーカルと空間を生かしたギターフレーズが味わえます。2018年3月にリリースされた「カメレオンレンズ」も、切ない歌声とブルージーなギターフレーズが光る一曲です。先ほども紹介した「オー!リバル」でEDMサウンドに挑戦したポルノグラフィティは、本作でもエレクトロビートによるリズムを取り入れています。演奏に体を揺らしながら、ボーカルを味わうのもまた一興。

9月には10年ぶりにポルノグラフィティ
東京ドーム公演も

9月にデビュー20周年を迎える彼らは、デビュー記念日と前日の9月7日と8日に10年ぶりの東京ドーム公演「20th Anniversary Special LIVE “NIPPONロマンスポルノ’19 〜神VS神〜”」を開催。サブタイトルにもあるが、二日間とも「神セトリだった」と言ってもらえるように、それぞれ異なるセットリストでライブを披露するとのこと。ポルノグラフィティを聴いたことはあるけど、ライブには行ったことのないという人でも間違いなしです。ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

公演情報

2019年9月7日(土)東京ドーム
2019年9月8日(日)東京ドーム

【プレリクエスト抽選先行】
5/20(月)13:00~5/27(月)23:59
https://l-tike.com/pornograffitti/

ポルノグラフィティ オフィシャルサイト

公式Twitter

ポルノグラフィティのライブで聴きたいシングル曲6選はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着