ラックライフPONが語る「文豪ストレイドッグス」EDに込めた未来

ラックライフPONが語る「文豪ストレイドッグス」EDに込めた未来

ラックライフPONが語る「文豪ストレ
イドッグス」EDに込めた未来

「文豪ストレイドッグス」で推しているキャラは…!?
──TVアニメ「文豪ストレイドッグス」の第3シーズンのED主題歌決定おめでとうございます!第1シーズンからEDを担当されていますが、まずは第3シーズンのEDを担当することになったときの心境からお聞かせください。
PON:ありがとうございます!まず“そりゃそうですよね!そうじゃないと怒りますよ”みたいな気持ちはすごくありました(笑)
「文豪ストレイドッグス」の映画の打ち上げのときに、関係者の皆さんにラックライフが第3シーズンのEDを担当することが発表されたんですね。そのときにみんなが“おお!!”ってなってくれていて。それでその時に監督に挨拶しに行ったら、“次もよろしくお願いします”って言ってくださったんです。僕ら自身も凄くありがたく思っているし、大好きな作品なので、ちゃんと良い歌を作りたいと思いました。
こんだけ応援してくれている制作チームにも恥じないというか、“このチームをドキドキさせる曲を作らないと!”っていうプレッシャーはもちろんありました。心を込めて作らせて頂きましたね。

──PONさんにとって、「文豪ストレイドッグス」とはどんな存在ですか?
PON:ただのファンでもあります!原作も小説もアニメも全部見ているので。エンディングを歌っている人というよりかは、ちゃんと読者としてっていう所もあります。
でも、曲を作るっていう事になると、自分の事やと思って見てるといいますか。自分と重なる所がある人間らしいキャラクターが沢山いるんです。だから親近感と言いますか、そんな気持ちでいつも見ていたりします。

──ちなみにですが、「文豪ストレイドッグス」の中で推しているキャラクターはいらっしゃいますか。
PON:乱歩さんです!最初っから乱歩さんが好きなんですよ~。

──乱歩さんがお好きなんですね!意外でした!乱歩さんが好きな理由はありますか。
PON:まずキャラが良いじゃないですか!(笑)そんで、乱歩さんの座右の銘が「僕が良ければすべてよし」なんですよ。それって中々言われへんし、そんな奴仲良うなりたくはないけど、この人やったら仲良くしたい!って思える愛嬌と才能。
それにやられているというか…。乱歩さんやったらしゃーないかって俺まで思わせてくれるんですよ。みんな好きやけど、そういう所が良いですね。

──私てっきり、織田作之助とかがお好きかと思っていました!
PON:織田作はなんか、むずいですよね(笑)織田作って言うのも野暮やし、殿堂的な部分があるんですよ(笑)
「Lily」は中也と自分の姿をリンク
──なるほど!ありがとうございます。それでは、新譜のお話しに行きます。『Lily』は「文豪ストレイドッグス」の脚本を見てから、歌詞を書き始めたんでしょうか。
PON:そうですね。脚本というよりかは、“こういうお話しが入りますよ”というのを聞いて、そこを読んで作った感じなんです。

──第3シーズンからは、新キャラクターのフョードル・Dも登場し、邪悪な雰囲気を漂わせてくると思います。『Lily』には、そういった世界観も盛り込んだのでしょうか。
PON:そう思いますよね?(笑)でも実は、小説の「太宰、中也、十五歳」の話が第3シーズンに入ると言われていたので、そこをもう一度読み返してまずは作ろうと思いました。あの小説を読んで、自分と重なる所を探しを始めて、この気持ちなんか知っているな~と思った箇所があって。
それは中也が仲間と最後にさよならをするんですが、振り向きもせずにスタスタと歩いて去っていくんですよね。そのシーンが僕の中ですごく心に残っているところやって。
きっと仲間の事が好きやったやろうし、大事に思っていたやろうし。自分がその人たちのために何かをしようとしていたけど、それがそうではなかったとか。そういう上手く回らなかった想いが、凄く“そういう気持ちわかるかもしれへん”ってなったんです。

──中也の気持ちとご自身の心境が重なったんですね。
PON:その時に、自分が何かを頑張って踏ん張りたいときに、踏ん張れる歌を作りたいって思ったんです。中也はあのときすごく踏ん張っていたと思うんですよね。
泣きたかったやろうし、追いかけたかったとも思う。けどそんな顔を見せないのが中也の強さだと思うんです。僕も同じように曲を作るときに、1人でギターを抱えて地元の川で曲作りをするんですけど、そこで何も生まれなくて、“悔しいな自分ってこんなもんか…”ってなったりもするんですけど、それでも尚やるんです。
そういう部分が中也とリンクしているんじゃないかと思っていて、自分が一生懸命に曲を作っているときを思い出しながら書きました。

──まさか、中也の気持ちをリンクさせるとは…驚きました!
PON:僕も驚きました!“中也か~い!”って(笑)

──タイトルの『Lily』は、ユリの花や、純潔な人を意味しますが、この言葉はどうやって生まれたのでしょうか?
PON:このタイトルは曲を作ってから付けたんですけど、元々救済っていう意味を込めて「リリーフ」という言葉をタイトルにしようと思ったんです。でも「リリーフ」というタイトルにしてしまうと、野球のことを思い出しちゃうんでやめようと思って(笑)
それに近い言葉がなんかないかな~って考えていたら「Lily」という言葉が出てきて。救われて真っ白な気持ちでもう一回、進みだすという意味を込めてこの「Lily」というタイトルを付けました。

「Lily」というタイトルの由来

──『Lily』というタイトルと歌詞は、まるでPONさんを表現しているようですね。
PON:ええ!?そうですか(笑)

──そうですね(笑) 真っ直ぐに立ち向かう強い精神力が、歌詞とリンクしていると思います。
PON:コンチクショー魂ってやってきたので、それはあるかもしれないです!でも最初のきっかけさえ見つかってしまえば、『文スト』の事を忘れて自分の事を歌にしているんです。
それは毎回そうなんですけど、『名前を呼ぶよ』のときは主人公の敦が探偵社のみんなに名前を呼んでもらって、“自分はここにいるんや”って思えたみたいに、俺らもライブハウスで生きてきて、そこで「ラックライフ」やったりとか「PON」って名前を呼んでくれる人達に沢山出会ってきて、そういう人たちのお蔭で僕が作られている、守られている、僕が僕である理由だっていうのを重ねていて。そのときは、自分の事だけを想って歌っていたし。そういうのでやっていますね。

──なるほど。
PON:あんまり寄せるとかを考えたことはないですね!

──でも、見事に『文豪ストレイドッグス』の世界にハマっていますよね!
PON:そうなんですよ!それが素晴らしいと思いますよね(笑)この作品と自分に近いものを物凄く、感じるんですよ。『文豪ストレイドッグス』は人間臭い人たちの集まりやから、“一番人間臭い歌を作る方法ってなんだろう?”って考えたときに、浮かぶのってやっぱり自分なんですよね。自分が経験した事を出すことによって、一番近い歌が歌えるんじゃないかと思っています。

──『Lily』の歌詞には「らしさ」というワードが沢山出てくると思うんですが、そのワードを入れられたのも、先程おっしゃられた中也のお話しが大きいんでしょうか?
PON:そうですね。中也のお話しと言うよりも、“PONらしさってなんなんやろう?”って曲作りをしているときに、すごく思うんですよ。
色んな靄がかかって、自分が見えなくなる感覚に追い込まれてしまうときもあるので、そういうときに踏ん張れる歌を作りたかった。
自分らしさってなんなのかわからないけど、前を向くことが自分らしさに繋がっていくことだと発見できましたね。

──「やけに大きく聞こえる雑音に苛立っている 褒めてほしくて認めてほしいの ほんの少しだけ」という歌詞がありますが、ここは芥川が太宰に認めて欲しい気持ちが描かれているように感じました。
PON:それ、歌詞を書き終わってから思いました(笑)

──最初はそういう風な部分を取り入れようとは思っていなかったんでしょうか?
PON:そうですね。俺はもう自分の歌やと思って書いているし、どんな風に聴こえるかなって客観視したのもやっぱり中也の事を思って書いているから、中也の歌として聴いていたんです。だけど『Lily』のアニメ盤のジャケットが公開されたじゃないですか?それが芥川だったので、“これもしや芥川の歌なんちゃう~!?ほんまそれ!”って思って感動していました(笑)

──芥川と見せかけて、中也なんですもんね(笑)中也ファンは喜ぶと思います!
PON:“中也やで~”って言いたいです(笑)みんな芥川だと思っているだろうし(笑)

──これまで『文豪ストレイドッグス』のEDになった楽曲たちを通してみると、全て歌詞に「未来」が入っているんですね。この単語を共有して入れている理由などはありますか?
PON:めっちゃ未来って言ってるわ~(笑)実は全然ないんです!(笑)ただ、「未来」って言葉は好きなんですよね。前を向いた先には未来ってあるじゃないですか?結局『文豪ストレイドッグス』とかで歌っていることって、人の弱さやったりとか、挫けたときに何を想うか?とか、ちょっと下を向いたときの事が描かれているような気がしていて。
ダメなときに何かに気付いてまた歩き出すときは、必ず未来を見ていたい。『文豪ストレイドッグス』に関わらない曲でも、ラックライフの曲には「未来」という単語はめちゃくちゃ出てきていますね。

──そうなんですね。
PON:歌詞を書いたあとに、ちゃんと自分が前を向けるようになりたいんですよ。だからバッドエンドの曲はないし、最終的に前を向いて未来に踏み出そうというメッセージをどの曲でも歌っています。
▼ラックライフ「Lily」(『文豪ストレイドッグス』第3シーズンED主題歌)

PONはポジティブ?ネガティブ?
──PONさん自身は、ポジティブですか?それともネガティブですか?
PON:ネガティブ発信、ポジティブ思考ですね(笑)最初はネガティブから始まって曲が生まれたりするけど、だいたいAメロで躓いているんですよ。どの曲のAメロも何か探しているんです(笑)見失ってたりわからなくなっていたりする。
でも最終的には、前を向いていたいっていうか、前を向くために自分が曲を書いていたりしますし。心の引っかかりが生まれたときは、やっぱり落ち込んでいるときなんですけど、そういうときに大切にしたいものが見えてきて、それを歌にするっていうサイクルで曲が生まれています。
歌い終わったときに俺は胸を張れるような気持ちになっていたいし、それと同時に聴いてくれている人にも、ライブ見て帰るときには元気になってほしいし。暗くする意味がわからんっていう感じです。
一緒に落ちる曲があっても良いと思うしそういう曲を聴いたりもするけど、自分が誰かに音楽で左右できるものがあるとすれば、最終的にはポジティブになってほしい。力が湧くようなバンドでありたいと思っています。

──歌詞を書く際にスランプに陥った場合、どうやって気分転換をされてますか?
PON:一旦忘れてめっちゃ遊んでいます!友達に会いにいくことが一番多いですね。メロディーも歌詞も何も生まれてこーへんときがあるんですけど、そういうときはバンドとは全然違う友達と、ほんましょーもないことをして無駄に夜更かしをして、コンビニの前でオールとかして(笑)

──やることが若いですね(笑)
PON:(笑) そんぐらいの振り切り方でクタクタになるまで、しょーもないことを誰かと一緒にすることが多いです。

──そういった何気ないことをした経験が、歌詞に繋がることは多いんですね。
PON:そうですね。結局誰かがいて何かが生まれていると思うし、結局一人でどんだけ考えても何も見つからないし。嬉しいも楽しいも、悲しいも寂しいも誰かがいたからこそ貰える感情。それを貰いにいくために友達に会いに行ったりとかします。人と喋る行為が大事やなって思います。

──サウンド面についてお聞きしますが、メロディーが先ですか?
PON:全曲メロディーが先ですね。

──こういった心が安らぐメロディーはどういう時に思い付くんでしょうか。
PON:安らいでいるんですか(笑)どうやって思いついているんやろ~?結構色んな人に聞かれるんですけど、ほんまわかんないんですよね。でもメロディー作りに関しては、半分遊びの延長があると思います。曲を作るのって誰でもできるんですよ。

──いや、出来ないですよ(笑)
PON:それが間違っているんですよ(笑)誰でも出来ます。曲作りを始めたのが、遊びだったんですよ。友達とアコギ持って駅で楽譜みながらカバーしたりしていて。その内、“目に見える文字を替え歌にしていこう!”っていうゲームが始まって(笑)

──それ面白いゲームじゃないですか!(笑)
PON:駅の注意書きとか、缶コーヒーの裏に書いてある文字とか。そういう替え歌をやっていたんですけど、その延長でどんどん“缶コーヒーの曲を作ろうか!”ってなっていて(笑)その時の感覚が曲作りに近くて。
適当に歌ったり、ギター弾いたり、チャリンコ漕いで歌っているときとかに思い付くことが多いですね。中でも移動中に思い付く事が多いかもしれないです。

──『文豪ストレイドッグス』のEDになったメロディーは、表現すると月のようなイメージがあります。
PON:確かに。それは多分作品のテーマによって、メロディーが生まれているんだと思います。月っぽいメロディーとか、そういう風に自分の中でお題を掲げて鼻歌を歌っているんだと思います。

『meaning』はメンバーから早口の歌を希望された曲
──カップリングの『meaning』は、ギターリフがめちゃめちゃオシャレな楽曲ですね。曲が生まれたきっかけを教えてください。
PON:ふふ(笑)南国な感じがしますよね。この曲はメンバーがこの感じの曲が欲しいっていう事で、アレンジを考えてくれていて。それで“どんなメロディーが良い?”って話をしたらメンバーから“なんかわからんけど、早口な感じが良い”って言われて(笑)

──早口な感じ(笑)
PON:それこそさっき言った替え歌の適当の言葉を並べて、それが成長していったらこうなったっていう感じです。

──「君」という存在に送りたい応援歌にはなっていますよね。
PON:そうですね。適当な言葉を並べているとハマる言葉が出てくるんですよ。なんの意味もないけど、“ぴったりだなこのフレーズ”っていうのがあって。それが出てきたのが出だしの「アテンションプリーズ」だったんです。「アテンションプリーズ」って何に注目しているんやろうなって考えていたら、やっぱりライブの事を見て欲しいなって思って。“じゃあ、ライブハウスの曲を作ろう!”って思い立って、作り始めました。
僕も最初はライブを見ている側で、アーティストの楽曲を聴くたびに“元気でるなー”って感じて沢山の事を貰っていて。そういう存在になりたいなって思ってバンドを初めたんです。それからステージ側に立ってみて、“元気になれよお前ら~!頑張れよ~!”って気持ちでライブをしているんですけど、それをやっていくうちに自分も元気になっているんです。
あげるつもりやのに、自分が貰っている気がする。そういったパワーの循環があって、元気が元気を呼んでいる(笑)そういう関係がライブハウスで生まれているのって、すごく素敵な事だと思うんですよ。

──ライブハウスの事を歌っていたんですね。その関係性は素敵です!
PON:実はその関係性って偶然生まれているものなんですよね。対バンイベントでたまたま俺らのライブ見てくれたとか、YouTubeでたまたま見て気になってくれたりとか、そしてたまたま『文豪ストレイドッグス』を見て聴いてくれた人がいたりとか。
そういう偶然を運命的にすることは、自分たちで出来るんじゃないか!って思いました。ギュッと手を握り合えば、“これ絶対運命やん!”って言い合えるはずなんです。それぐらいの気持ちで俺らは、歌をあなたに歌っているよっていう事を伝えたいです。

──出だしに「アテンションプリーズ」が来るのはすごいですね!
PON:ねー!「アテンションプリーズ」が来るとはびっくりしましたよ(笑)

──運命という話が出ましたが、PONさん自身運命は信じるタイプですか?
PON:全然信じないです。ただ運命だと思えば運命になると思うし。運命は自分で作るもんだと思います。

──「ズラリと綺麗に並べた不満 おトイレにさっぱり流してしまうおう」という歌詞は、ユーモア溢れる内容ですが、確かに!って納得させられるなと思いました。
PON:(笑)遊び心で作りました。僕、結構ブーブー言っちゃうタイプなんですけど、世の中もっとブーブー言っちゃう人も多いじゃないですか。Twitterとか見てても不満な事しか呟いていない人もおるし。それに対して誰が得をする?って日々思っていて。マイナスな発言をしても何も変わらへんけど、でもその気持ちはわかるでっていうことで、こういう歌詞が出来上がりました。

──SNSとかは結構見られるんですか?
PON:めっちゃ見ます。Twitterに張り付いていますね。趣味エゴサーチ(笑)

──PONさんは日頃熱いメッセージを、Twitterに投稿されていますよね。
PON:(笑)あれは、忘れたくないメッセージで自分メモみたいな感じです。ライブでどんな事を思ったか?とか、あとは文章を書く事が好きやから。でもインスタグラムとかは苦手です。

──写真だから?
PON:そう(笑)文章の方がやりやすいですね。
友達に向けた応援歌「フレンズ」
──3曲目の『フレンズ』は、友達に向けた応援歌でしょうか?
PON:まんまですね。これは去年、すごく沢山友達に会う機会があって。俺らラックライフって4人とも高校の同級生なんですけど、高校の同級生男10何人で“旅行に行こうぜ!”ってなって旅行に行ったりもしました。
あと、地元のライブハウスが周年やからお世話になった人集めて、“飲み会しようぜ!”って企画して60人ぐらい集まったりもしました。友達の結婚式もあったし。まとまって友達に会う機会が多かったので、それですごく元気をもらったんですよね。何年ぶりに会ったかわからん奴にも、そのまんま昔のように話したりできる現象もあって。
その中で喋っていく内に、“お前会ってないうちにめちゃくちゃ苦労してるやん”みたいな奴もいたし、俺もそれなりに頑張ってきたと思うし。会ってないけど、違う所で頑張っていて、その先で今昔のままで会える関係が良いなって思って。じゃあ、あいつらに向けて曲を書きたいなって思ったのが始まりです。

──お友達と会う機会が多かったんですね。そこから生まれたとは!
PON:そうなんですよ。これはカワセくんの曲です(笑)

──カワセくん…(笑)
PON:同い年のカワセくんです!“カワセおるやん!”って話したのがきっかけでした。

──そういった日常的な歌詞を盛り込むんですね。
PON:PONはそればっかりですね。脳みそとか感覚がめっちゃ普通の人なんですよ。だから人並に悲しくなるし、浮かれたりもするし、楽しくもなるし。でも小っちゃい事を見逃さないように生きていたいなって思っています。
例えば、“今日のお味噌汁はさつまいも!よっしゃあ~!”みたいな。それぐらいの幸せレベルで生きていたいなって思うタイプなんで。だから一々落ち込んで、元気になってと忙しい毎日です(笑)

PONが選ぶピックアップフレーズ!
──では、『Lily』、『meaning』、『フレンズ』の中でお気に入りのフレーズを教えてください!
PON:『Lily』からは、「僕のまんま走れるように振り向かない今は」が好きですね。僕ね、振り向くのが好きなんですよ。振り向いて過去に浸って、あの頃は良かったよなって話すのがめっちゃ好きなんですけど、それをやっちゃいけない瞬間もあるんですよね。振り向きたいのは山々やけど、前を向かなきゃあかんって気持ちがすごく出た歌詞です。

──『meaning』ではどうでしょうか。
PON:「名もなき歌が誰かの道しるべになる」が良いです。これはいいとこや(笑)僕が作る歌は最初、名もなき歌なんですよ。俺しか知らへん歌が、歌っていくうちに誰かの道しるべになって支えになっていく。そんな素敵な事はないって部分です。

──『フレンズ』ではいかがでしょうか。
PON:むずいな~(笑)「フレーフレーさんきゅな出会ってくれて また会う日まで 頑張れ君はそっちで」が好きです。この言葉通り、ほんまにありがとうって思います!

──最後に『Lily』がどんな一枚になったかというのと、6月から始まる『Lily Release ONE-MAN TOUR』への意気込みをお願いします。
PON:僕らは今を歌うバンドなので、今どれだけPONが一番想っている事をこの3作に書きました。その想いを受け取って頂けたらと思います。ライブハウスでライブをするってことは、その日何を想ってこの瞬間誰を想うかみたいな瞬発力があると思うので、どんなライブになるかは言えへんし。
でも絶対楽しいものにはしたいと思っているし、そこにあなたがいてくれたらハッピーです!一生懸命歌いますので、ライブハウスに遊びに来ていただけたらと思います!
TEXT 橋本美波
PHOTO 大西基
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