【レポート】Que SakamotoのDJツアー
日記「アジア編・その5」

みなさん、こんにちわ。<Huit Etoiles>のDJ/ProducerのQue Sakamotoです。

アジアツアー第五弾です。

■コアなお客さんが多い
■ジョグジャカルタ

バリにAlexが戻って来て、ジョグジャカルタのギグまで、ゆっくりさせてもらいます。Alexは相変わらず元気でした。バリは海で泳いだり、友達に会ったりとのんびりした時間を過ごしました。

ジョグジャカルタへいよいよフライトです。インドネシアミュージックシーンをリードしていて、どんな生活があり、どんな音楽に出会えるか、とても楽しみにしながら、バリからフライトしました。空港にギグを行うThe Tap Houseのスタッフさんがピックアップしてくれました。空港から、ホステルへ移動し、チェックイン。着いたのが夕方だったので、翌日からDiggingすることにしました。
その後、夜に一緒にプレイするローカルDJ達がピックアップしてくれて、ディナーに連れて行ってくれました。ジョグジャカルタの中でも一番美味しいヌードルみたい。バイクで街の中を走り、到着。待つこと30分して出来上がり、スープは白くて、日本のヌードルとは違ったテイストですごく美味しかった……そこから、ミュージックショップに連れて行ってもらい、CDを3枚ゲット。かなり内容濃いインドネシアンノイズ/アンビエントでした。
翌日は朝からレンタルバイクをして、ジョグジャカルタの街やお寺を観光し、オススメの掘り出し物のカセットテープのお店を数件周りDigging。かなり良いカセットテープに出会えて幸せ感たっぷり。夜は疲れていたので近くでディナーを済ませて就寝。

いよいよギグ当日を迎えましたが、朝はバイクでミュージアムへ向かいました。突然の豪雨でビジョビジョに濡れたまま、ミュージアムへ。ジョグジャカルタはインドネシアの中でも独特で、ジャワの歴史を知れて、いろいろと勉強になりました。想像とは、全く違う世界が存在していた感じ……ミュージアムからホテルへ帰るときも途中からものすごい雷と豪雨。道は川のようになり、雨が止むまで、道端の家族経営のレストランで待機して、3時間以上待ちましたが、一向に止まず諦めてカッパを買ってホテルへ戻りました。ホテルでギグの用意をしてThe Tap Houseへ。日本勢はKaoru Inoueさん、Force Of Natureが以前にプレイしたと言ってました。ローカルDJクルーがこの夜のために、映像やビジュアルなど、用意してくれました。感謝!
僕の時間は0〜2時の2時間。前のDJがエッジのきいたオリエンタリルローハウス、ダークディスコをプレイ。お客さんは結構いましたが、踊る気配がない……かなり心配しながらスタート。最初はかなりきつかったですが、徐々にフロアが盛り上がって来て、大盛況なパーティーへ変化。なるべく、自分の個性を出しつつ、一味違った選曲を心掛けてプレイしました。

フロアはかなり盛り上がって、アンダーグランドな曲でもグイグイついてくるお客さんを感じて、みんなが言ってたジョグジャカルタはコアなお客さんが多く、インドネシアの音楽シーンをリードしている街なだけあるだけ、お客さんが音楽を理解しているんだと感じました。終わってからも、お客さんの良いフィードパックが沢山もらえて、やりきった気分になりました。ジョグジャカルタは自然も、文化も、音楽も全てが新鮮で、大好きになりました。
そういえば……。ジョグジャカルタのイミグレーションが来て、僕のビザをチェックするとのことで、パスポートを再度取りに来るハプニングがありました。Tap HouseのオーナーとマネージャーRanggaが心配しないで、安心してジョグジャカルタへ戻って来てパスポートをイミグレーションに取りに行こう。と言ってくれました。おそらくインドネシア入国時にアーティストビザのスタンプを押してもらわなかったからだと思います。ヒヤヒヤしながら、イミグレーションと話してホテルへ戻って就寝。ってことで

「Thank u Tap House Crew!」
■全力を尽くして
■お客さんをロックできた初インド

パスポートなしでバリへフライト。この日はAlex Kesslerと2人会。新しく出来たバー“Rebenga Bali”でのギグ。かなりアンダーグラウンドなバーで、23〜2時までプレイ。バーなので、様子を見ながらディスコ〜和物〜ジャズ〜エレクトロニックをプレイしていましたが、オーガナイザーから、もっと踊れるセットにしてとの依頼、想像外の展開でしたが、気持ち入れ替えて、お客さんが踊れるセットをしてみました。

かなり盛り上がり、お客さんも楽しそうにがっつり踊ってくれて、結果、楽しい一夜になりました。Alexとは相性が良いので、意気投合して、みんなから良いフィードバックをもらいました。終わってからは、ポルトガル出身バリ在住で<Air Festival>をAlexと運営しているTiagoのパーティへ。着いたときはPerelが凄くいいプレイをしていて、凄く刺激になりました。Tiagoやバリ在住のアーティスト達とも会えたし、すごく楽しく印象的な一夜になりました。終わってから、Alex達とお昼過ぎまでアフターホームパーティをして、がっつり遊び倒しました。

水曜にジョグジャカルタへ戻るまでバリを満喫しました。Alexと楽しい時間が過ごせて思う存分、素晴らしい時間を過ごさせもらいました。バリで毎日海で泳いだり、時間がゆっくり流れる時を過ごしました。バリはいつ行っても天国ですね。ということで。

「Thank u Alex 」

バリからジョグジャカルタへ。ジョグジャカルタでは、Ranggaの実家にホームステイします。家族の皆さんにとても、良くしていただきました。Ranggaのお父さんが元インドネシアのイミグレーションのトップだったので、今回のスタンプミスの問題を解決してくれてました。ラッキー! お母さんの手作り料理とても美味しかったな。翌朝はインドへフライト。お父さんとRanggaとイミグレーションに行き、無事に問題なくパスポートを返してもらいました。んで、ジョグジャカルタからクアラルンプールへフライトです。

「Thank u Rangga Family」
クアラルンプールで一泊し、翌日はインド・バンガロールにフライト。夕方について前回一緒にプレイしたED Dixがピックアップしてくれて、いろいろアテンドしてくれました。マレーシアのディナーも美味しかったな……ご飯食べてドライブして、僕のホテルで買ってきたカセットテープを聴きながらお酒飲んでチルしました。今回のツアーの話やリリースの話など色々情報交換出来ました。ED達とお別れし、就寝。ってことで、

「Thank u ED Dix」

いよいよ最終ギグの初インド・バンガロールへフライト。インド滞在は二日。プロモーターはAta、Gerd Johnsn達がプレイした<Robert Johnson Show Case>を開催したRavi率いるMode Musicのクルー。Raviは以前、テクノ界のスターDJ Nobu、Wata Igarashi、Gonnoさんもブッキングしたとのこと。Discoサイドだと僕が日本人初。

空港にRaviが迎えに来てくれて、ディナーへ。今まで見たことがない光景……インドカレーやナンは日本よりも、遥かに美味しかったですね。ディナーをして、ホテルへチェックインしてゆっくりして、ルーフトップベニュー“The Tao Terraces”へ。バンガロールはどのクラブも1時で終了とのこと。僕は23〜1時のセット。前座のDJは固めのハウスをプレイしていました。Raviから流れを変えてほしいとのこと。間違いなく、お客さんたくさん来るし盛り上がるから、楽しんでプレイしてと言ってくれました。
スタート時点でパンパン。かなりやり甲斐あり。<Disco House Funk>の依頼だったので、古めのレアグルーヴ〜ターキッシュ〜アフロ〜テクノをプレイ。お客さんからすごくいいフィードパックをもらえました。今回のツアーラストギグとしては、しっかりと全力を尽くしてお客さんをロックした感触……終わってから、いろいろなお客さんから写真を撮って欲しいとのことでたくさんのお客さんと触れ合い、嬉しいフィードパックもたくさん頂きました。大満足。

終わってから、Mode Musicのスタジオでアフターパーティをして終了。翌日は、Raviがスピリチュアルなお寺に連れて行ってくれました。インドの神様にたくさんパワーを頂きました。お寺からRaviの友達と彼女さんの家で遊んで、みんなとサヨナラをしました。次回はさらにしっかりと各都市セッティングしてくれるとのこと。やった! 次回はもっと長くいたいな。楽しい思い出になる時間を作ってくれて感謝です。今回のツアーは初めての場所も多く、沢山の出会いや思い出があります。また11月〜12月アジア/オーストリアツアーを行う予定です。ってことで、

「Thank u RavixMode Music Crew,The Tao Terraces Crew」

「And Thank u For Bring Me Up All Prometers.Venue and Who Came Over&Dance With My Music.Much Love!」

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