『アベンジャーズ/エンドゲーム』に
唯一の日本人として参加! 真田広之
がLAワールドプレミアでマーベルの撮
影や“秘密主義”を語る

4月26日に封切られる映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』に、真田広之が出演していることが明らかになった。真田は、現地時間4月22日(月)/日本時間4月23日(火)にLAで開催された同作のワールドプレミアにも参加している。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』ワールドプレミア
『アベンジャーズ』は、アイアンマン、キャプテン・アメリカ、アベンジャーズなどのマーベル作品を実写映画化するプロジェクト“マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)”の中核をなすシリーズ。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、ブラックパンサー、スパイダーマン、ドクター・ストレンジらと、最強のヴィラン(敵役)サノスとの壮大なスケールの戦いが描かれた。そして、アベンジャーズのメンバーを含む、全宇宙の生命の半分が消滅。続く『アベンジャーズ/エンドゲーム』では、アイアンマンやキャプテン・アメリカ、ソーら、離散していたアベンジャーズのメンバーが再び集結し、キャプテン・マーベルとともに、宿敵・サノスへの復讐に立ち上がる。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』ワールドプレミア
LAで開催されたワールドプレミアには、ロバート・ダウニーJr.、クリス・エヴァンス、クリス・ヘムズワース、スカーレット・ヨハンソンをはじめ、過去マーベル作品に出演したメンバーも合わせ、総勢30名以上のキャストが登場。会場中央にそびえる巨大なアベンジャーズマークを取り囲むように、最強の敵・サノスを彷彿とさせるパープルのカーペットが敷かれていた。また、120名を超える大勢のメディアやファンが世界中から駆けつけ、『アベンジャーズ/エンドゲーム』の祭典を見守った。また、アイアンマンやキャプテン・アメリカ、アントマンやホークアイをはじめ、お気に入りのキャラクターの装いの熱烈なファンも集結し、キャストの到着を心待ちにしていた。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』ワールドプレミア
『アベンジャーズ/エンドゲーム』ワールドプレミア
そんな中、地響きのような大歓声を受け、アイアンマンを演じたロバート・ダウニーJr.、キャプテン・アメリカを演じたクリス・エヴァンス、ジョシュ・ブローリン(サノス役)、スカーレット・ヨハンソン(ブラック・ウィドウ役)、クリス・ヘムズワース(ソー役)、ブリー・ラーソン(キャプテン・アメリカ)、クリス・プラット(スター・ロード役)、ベネディクト・カンバーバッチ(ドクター・ストレンジ役)、ブラッドリー・クーパー(ロケット役)、ヴィン・ディーゼル(グルート役)らが登場。
クリス・エヴァンス
クリス・ヘムズワース
ダナイ・グリラ
さらに、ナタリー・ポートマンや、歴代の監督たちなど、マーベル・シネマティック・ユニバースに関わったキャスト・スタッフが大集合。
テッサ・トンプソン
ブリー・ラーソン
ベネディクト・カンバーバッチ

マーク・ラファロ
さらに、日本が舞台の本作で、マーベルから直々にオファーを受けた真田広之の姿も。真田は、会場で実施されたサウンドバイツで、キャスティングまでの経緯や、マーベルのクリエイティブ、撮影に参加した感想などを語っている。また、マーベル・スタジオの社長であるケヴィン・ファイギ氏は、真田について「真田さんはとても素晴らしい俳優。彼にキャスティングのオファーをOKしてもらえたことは僕たちにとっても夢みたいだよ!」と語っている。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』ワールドプレミア

『アベンジャーズ/エンドゲーム』ワールドプレミア
『アベンジャーズ/エンドゲーム』ワールドプレミア・サウンドバイツでの、真田のコメントは以下のとおり。
真田広之
――今回の出演の経緯について
スタジオからオファーという形で自分の出ているパートの台本が送られてきました。東京のシーンがあり、そこであるヒーローの一人と戦う場面があると。読んだだけではわからなかったので、アンソニー・ルッソ監督と電話で話をしたところ、東京が舞台でローニンという今回初めて登場するキャラクターと戦うということでした。よくある、カットを割ってアクションシーンを撮る方法ではなく、今回のシーンは大雨の中、始めから終わりまでカメラを止めずにワンカットで撮りたいということで、「誰がそれをできるのか」ということになり、(真田さんに)声をかけたと監督から告げられました。それはありがたいことで光栄でした。唯一出る日本人ということでもあったので、このお祭りのような、オリンピックのような規模の作品なので、参戦することに意義があるようなところもあり、(監督からも)そういう思いで声をかけていただいたということなので、役の大小に関わらず「これはもう受けて立ちましょう!」と思ったのが始まりです。
――アンソニー&ジョー・ルッソ監督との現場での仕事はいかがでしたか?
クリエイティブなところに長けていて、ものづくりの為に生まれたきたようなオーラを感じました。殺陣師と振付を考えたり、アレンジしたりして、それを持って現場に行ったんですが、アンソニー、ジョーもそれぞれいろいろな素晴らしいアイディアを持っているので、その意見を全部入れていきました。アクションの間にもセリフがあったので、どの動きとどの動きの間にセリフを言うのが効果的か、など、現場に行ってからやりとりをして、リハーサルをしていきました。ワンカット撮影なので、カメラマンも入れてアングルなど連携を取りながら繰り返し構築していきました。監督たちからのアドバイスや注文が本当にわかりやすく的を得ていたので、毎回色々な意見を足していきながら改善していきました。アンソニーとジョーがそれぞれ違うオーダーを出す時もあったのですが、どちらも的を得ているので、アレンジャーとしてどうしたらよい形で両立ができるか自分で考え、次のテイクにぶつけていきました。進歩したらまたアドバイスを受け、繰り返し10テイクくらい真夜中のアトランタで大雨の中撮影していきました。最終的に良いバランスで、どちらの意見も取り入れたシーンとなりOKが出ました。そのセッションは非常に楽しかったです。もちろん雨の中で寒く、疲れも出ますし、カメラマンとのタイミングが合わなければワンカット撮影なのでやりなおしにもなりますが。ですがやはり、これだけこだわって、これまでも作品を作ってきたんだな、と彼らの情熱を感じましたし、とにかくそれに応えたいという思いがプレッシャーよりも強かったというのが一番の思い出です。
――累計1兆円のシリーズに実際参加してみてどうだったか。
セットをいくつか見せてもらいましたが、作りこみのすばらしさ、スケールのすごさ、すべてにおいてさすがだなと思いました。ただ、それよりも、これまで何作品も撮ってきたレギュラーキャストとクルーたちのチームワークのすばらしさや、これまでヒット作を何作も出してきた彼らの誇りやこだわりというものを非常に強く感じました。また、すでにみんなでチームワークがとれているので、(自分たちのような)ゲスト俳優に対してもとてもウェルカムな感じで「ようこそ、楽しんでいってね」といった雰囲気が非常におおらかでした。プレッシャーというよりはその雰囲気に飲み込まれて、すっと入ることができ楽しめました。
――マーベルの強さとは?
クリエイティブなところでいえば、こだわりと優れた人材ですが、そのほかにも作品の数々をヒットさせるために秘密主義をとっている点もあげられると思います。ほかのキャストも含めて、自分のパートしか台本をもらえないので、全員が今日どのような作品が完成しているのかを初めて見ます。全員がそれだけ秘密主義を徹底していますし、うっかり話しやすい人にはインタビューをさせないほど(笑)それによって話題性も広がりますし、ファンの興味もさらに引くことができますので、いろんな作戦が功を奏しているのではないでしょうか。
――日本のファンに向けてメッセージ
アベンジャーズ最終章のエンドゲーム、まもなく公開です。今回は東京のシーンもあるということで、私も参戦させていただいています。アクション、人間ドラマを最新の技術で仕上げている作品ですので、是非楽しみにしていただきたいですし、シリーズをずっとご覧になっている方も、今回が初めての方も楽しんでいただける作品になっているかと思いますので、是非劇場でご覧ください。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』ワールドプレミア ※真田広之は12分ごろ登場
『アベンジャーズ/エンドゲーム』は4月26日(金)全国公開。

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