L→R 大武茜一郎(Vo&Gu)、良原涼太(Dr&Cho)、戸田源一郎(Ba&Cho)、カニユウヤ(Gu)

L→R 大武茜一郎(Vo&Gu)、良原涼太(Dr&Cho)、戸田源一郎(Ba&Cho)、カニユウヤ(Gu)

【突然少年 インタビュー】
僕らがやんちゃしているところに
人を巻き込んでいきたい

聴いてくれる人が家族や友達のことを
改めて思い浮かべてくれたらいい

そういう積み重ねはライヴにも反映されていると思いますし、今回のアルバム『サンキュー・マイ・フレンド・アンド・マイ・ファミリー』にも落とし込まれていますよね。でも、音楽の他にも山形でお米作りをしたり、鹿児島マラソンを走ったりと人情の厚い活動もしていて。

大武
そういう活動も経て、今回のアルバムのタイトルになりました。ライヴハウスの演奏だけじゃなくて、街で会った人とかもその日のストーリーになっていると感じるんで。
カニ
いろいろな場所で出会った人がいっぱいいるんですけど、たぶんこのアルバムを聴いてくれる人にも“ありがとう”って伝えたい存在がいるんだろうなって思って。身近な友達とか家族だったりとか、遠くに住んでるおじいちゃんおばあちゃんとか。今回のジャケットに書かれている4人も実は僕らではなくて、見知らぬ家族というか…家族じゃなくてもそう呼べる存在。聴いてくれる人が家族や友達のことを改めて思い浮かべてくれたらいいなと思います。
戸田
でも、メンバーとしてとらえてもらっても全然いいなという気持ちもあります。コンビニで買い物をする時の接客とかでも嬉しくなることがあるし、今作ではそういうありがたみについても考えていきたいっていうバンドの想いも入っていますね。

突然少年の活動って、旅をしてるみたいですよね。YouTubeにアップしたり配信するっていうやり方もあるけど、ライヴっていうスタンスでのアプローチを続けたからこその現状が描かれているアルバムだなと。2018年にリリースしたミニアルバム『おちんちん』では“友達募集!”っていうキャッチコピーがありましたが、そこからの活動でできた友達への感謝の気持ちもあるんですか?

大武
そうですね。あの時期は“友達募集!”っていうのを掲げていろんな場所に行きながら、改めて自分たちの持ち味とか良いところを常に考えてたんですけど、自慢できることって自分たちの友達とか、出会った人だなって思うようになったんです。
戸田
あの頃は友達を友達だって思えなかったのもあるんですよね。ミニアルバムのタイトルはそういう自信のなさとか情けなさが出ていたって今だからこそ思います。何をやっても自信が持てないけど、バンドをやっているのは楽しいし、自分たちがやっていることは他と違ってカッコ良いんじゃないかっていう感覚はあったんですけど。
カニ
とりあえず、友達ができたから感謝しようっていう流れです(笑)。まずそれが第一段階だから。
大武
ちなみに良原は一番友達が多いんです。
良原
(笑)。ゲームが好きなんですけど、そういう別の分野でできた友達がライヴに来てくれて仲良くなったりもしました。ライヴでも行く先々でお客さんとかバンドマンとか、自分からは全然喋れないほうだけど、それこそ友達とか話せる人ができたなって思いますね。

OKMusic編集部

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