【インタビュー】松村沙友理(乃木坂
46)「平和な乃木坂46のメンバーで本
当に良かった」現役アイドルが見せた
“裏の顔”

ギャンブルによる階級制度が存在する名門・私立百花王学園を舞台にしたギャンブルマンガを実写ドラマ化した『賭ケグルイ』(MBS/TBS)。その続編ドラマ『賭ケグルイseason2』にて、生徒会役員にしてカリスマアイドルである夢見弖ユメミを演じているのは、乃木坂46の松村沙友理だ。現役アイドルでありながらユメミとして衝撃的な二面性で驚かせる彼女が、ユメミを演じる醍醐味、波乱の展開が待ち受ける第3話の見どころを語る。

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■過激なセリフに苦戦!ユメミを演じて人前でしゃべる快感に目覚める!?
――ドラマ『賭ケグルイ season2』において、生徒会広報にしてアイドル活動をする夢見弖ユメミを演じている松村さん。カリスマオーラとかわいい笑顔でファンを虜にする一方、実は腹黒で野心家、裏では怒りに満ちた本音を爆発させるというまさかの二面性を見事に表現するその姿は、あまりにも衝撃的です。
松村 そう言っていただけると、すごく嬉しいです。ありがとうございます!
――ただ、乃木坂46のメンバーとして活動する現役アイドルの松村さんにとって、お芝居とはいえ“裏の顔”を見せるということに、抵抗感はなかったのでしょうか。
松村 もともとアニメ『賭ケグルイ』を観ていて、ユメミちゃんがどういう女の子かわかっていた上で台本をいただいたので、抵抗はまったくなかったんですよ。単純に役をいただけたことが嬉しかったし、演じるキャラクターがブっ飛んでいればいるほど、普段味わえない楽しさもあるし。実際にユメミちゃんを演じてみると、周りの方から「ユメミを演じて本当に大丈夫?」って心配されることも多々ありましたけど(笑)、私としては本当にありがたい役をもらえたなという想いでいっぱいでした。
――観ていて心配になるというのは、それだけ松村さんがユメミになりきって躊躇なく振り切っていたという証ですが、難しさを感じたりはしませんでしたか?
松村 過激なセリフを口にするときは、少し苦戦しました。「クソブタ」とか「裏サイトに売り飛ばす」とか……。
――普段、女の子がまず口にしない言葉ですよね(笑)。
松村 そうなんですよね(笑)。普段言わないことを言うというのは意外に難しいなと思って。
――しかしながら、腹の底から怒りをぶちまけるユメミの姿は、思わず引いてしまうくらい迫力があります。
松村 こんなに急に感情を爆発させられるんだっていうことに自分でも驚きつつ(笑)……カメラが回って、私はユメミちゃんだと思うと急にスイッチが入るというか。
――そのときに、何か具体的なイメージを思い浮かべたりもしたのでしょうか。
松村 ユメミちゃんにはやがてアカデミー賞を受賞するという夢があるわけですけど、アイドルとしては成功していても、女優としてはまだまだ実力が足りていなくて。なので、ファンの人への憎しみというよりは、そういう自分自身に対してのもどかしさや怒りが大きいんだろうなと思いながら演じてはいました。
――そうした役作りに関しては、英勉監督とも話し合って?
松村 そうですね。「このセリフを言うとき、ユメミはこういうことを思っているんじゃない?」というような話を、英監督がたくさんしてくださったりもしたんですよ。そのおかげですごく想像がしやすかったし、迷うことなく明確に役作りをしていけました。
――ストップモーションで周りが止まっている中でユメミだけがしゃべる、ひとり舞台的な場面も印象的ですが……。
松村 普段、乃木坂46のライヴではMCをするのが苦手なんですけど、ユメミちゃんになった途端、人前でしゃべるのが急に気持ち良くなって(笑)。英監督が「ここは好きにやっていいよ」って言ってくださったこともあり、みんなの動きが止まっている中で自分の声だけが響くっていう世界を、存分に楽しんじゃいました。
■「言葉にしなくても伝わる想い!カリスマアイドル役で再確認したファンとの強い絆
――また、ユメミと浜辺美波さんが演じる蛇喰夢子からなる、最強のアイドルユニットも誕生しましたね。
松村 最初、浜辺さんは「ダンスは苦手。現役アイドルの方と一緒にパフォーマンスするなんて」とおっしゃっていたのに、練習で合わせてみたらとてもダンスが上手だし、惚れ惚れするくらいかわいくて。女優さんだから、アイドルを演じるとなったら完璧にアイドルになってしまうんですよ。一緒にステージに立つシーンは、むしろ私のほうがめっちゃプレッシャーを感じていたと思います(笑)。
――そして、第3話ではユメミと夢子による“一流アイドル決定戦 バトっていいとも!”がいよいよ佳境を迎えるわけですが、松村さん的な見どころというと?
松村 第3話は、夢子ちゃんとユメミちゃんの対決の行方はもちろん、マネージャーである沙織(染野有来)や親衛隊といった、ユメミちゃんと彼女を支えてくれているキャラクターたちとの関係性もクローズアップされていて。ゲームシーンでは手に汗握りつつ、ユメミちゃんの心情の変化にも注目してほしいなと思います。
――ユメミと親衛隊との強固な絆に、ご自身とファンの方たちとの関係性が重なったりもして?
松村 それはすごくあります。例えば私が口に出さなくても、握手会のときに「あのときは大変だったね」って言ってもらえたりとかして。言葉にしなくても想いが伝わっていたり、私以上に私のことを知っていて、温かく見守ってくれていたり……ファンの方のひと言で気付かされることもあったりするんですよ。ユメミちゃんのファンクラブ会長・真能寺さん(前原瑞樹)のように、いつでも私を応援してくれるファンの方たちは、本当に大切な存在です。
――ちなみに、『賭ケグルイ』は“気持ちの駆け引き”が軸となる作品ですが、松村さんご自身は駆け引きは得意ですか?
松村 いやぁ、苦手ですね。というか、乃木坂46メンバーみんな、裏の裏を読むみたいなことができなくて。一時期、乃木坂46内で「人狼ゲーム」が流行ったときも、みんなすぐに顔に出ちゃうし、騙し合いができないんですよ(苦笑)。
――じゃあ、ギャンブルでの階級制度が存在する百花王学園にもし松村さんが入学したとしたら勝つ自信は…。
松村 日々負け続けて、あっという間に“家畜・ミケちゃん(女子下僕)”になっちゃう自信しかない(笑)。平和な乃木坂46のメンバーで本当に良かったなということも改めて思います。
文/杉江優花

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