【インタビュー】福山翔大×山本涼介
 “ROCK”なふたりのパワーみなぎる
演技合戦!音楽に導かれた本気の青春

同じ夢を持ちながらも違う道を歩んだふたりのロックアーティスト。映画『JK☆ROCK』で福山翔大と山本涼介が演じたのは親友同士でありながらライバルとなってしまった「丈」と「丞」。その演技もステージアクトも真に迫ったリアリティに溢れていたが、実際の彼らも2ショットで並ぶとミュージシャンオーラ全開でカッコよさの塊。そんなふたりが刺激と快感の連続だったという撮影の裏側、そしてそれぞれの“叶わなかった夢”について語ってくれた。

文/若松正子
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■日本映画史に残る1シーンに!?ランボルギーニの登場にゾクゾクが止まらない!
――今作では親友からライバルになってしまう丈(福山)と丞(山本)というロックアーティスト役を演じていますが、出演が決まった時の感想は?
福山 初主演という形で作品に入るのは今回が初めてだったので、嬉しかったと同時にプレッシャーもありました。ただ、ロックアーティストという設定に関しては以前、NHKのドラマ『You May Dream』でシーナ&ロケッツの鮎川誠さんを演じたことがあったので、そんなに抵抗はなかったですね。
山本 僕は逆。丞は演じたい役だったからシンプルに嬉しかったけど、ギターとか触ったことがなくて(笑)。しかも監督には、MIYAVIさんをイメージしてロックな感じを意識して欲しいって言われたんです。なので、いろいろなロックバンドの映像を観ながら練習をして撮影に挑みました。
――冒頭のライヴシーンもそれぞれのミュージシャンとしての佇まいも、まったく違和感がなかったです。お互い相手の演技を見てどう思いました?
福山 僕はふたりが再会するシーンのとき正直、丞に嫉妬しました(笑)。ライバルであり友だちでもあるって間柄だけど、完璧にメイクアップされた丞は本当にカッコよかったし、海外でキャリアを積んだ“帰ったきた感”もあって…。
山本 ド派手な登場だったしね(笑)。
福山 そう。こっち(丈)も紫のランボルギーニを乗っているけど、それを上回るド派手ぶり(笑)。丞が車のドアを開けてサングラスをパッと取った瞬間はゾワッときて、僕、涼介の目をマジで見られなかったんですよ。それまでのいきさつもあるし、自分を越えていった友だちだと思うと距離感とか難しいじゃないですか。しかも、親の力でランボルギーニに乗っている自分と違って、丞は自分の力でステップアップして、豪華な車に乗ってSPまでつけている。そのリアリティが涼介にあったんですよね。
山本 丞は余裕もあるし、ふたりが立っている位置も階段の上と下だったから、上から目線じゃないけど丈の目を真っすぐ見れました(笑)。ただ、そうなれたのは翔大くんのリアルな演技のおかげで、翔大くんはその場で感じたものをそのまま出してくるから、こっちもそれにつられてリアルなお芝居をすることができる。再会のシーンもふたりの“生”のやりとりをカメラに切り取られているって感覚があって、一緒にやっていて楽しかったですよ。
――ちなみにランボルギーニは実際に運転されていたんですか?
福山 運転していました。ある噂によると日本の映画でランボルギーニに乗って撮影したのは松田優作さんと僕だけらしいです(笑)。
――すごい!
山本 僕、翔大くんがランボルギーニを運転しているシーンはめちゃくちゃ好きです。轟音のエンジン音もゾクゾクするし。
福山 いや、乗っている僕もめちゃくちゃ気持ち良かったから(笑)。
■役者として叶える日も遠くない!?福山&山本が“終わった夢”の存在を明かす!
――ふたりはこうして話していても息ピッタリですが、実は今作が初対面だったんですよね?
福山 はい。だから撮影に入る前にまずは打ち解けないとそれぞれの心理描写も掴めないし、心も開けないよねってことで、バンドメンバーの(小林)亮太と(熊谷)魁人も一緒に4人で焼肉に行ったんですよ。当たり障りのない会話でワイワイしながらこの作品に懸けるみんなの想いも聞けて、あの焼肉があったからいい形で撮影に入れた気がします。
山本 間違いない。あと4人で集まった最初のバンドリハーサルも楽しかったよね。
福山 うん、あのときも楽しかった。
山本 各々が楽器の練習をしてきて、それをいい感じに出せたというか。ようやく4人でパフォーマンスができたのが嬉しかったし、ライヴ会場の撮影もさらに盛り上がって…。
福山 あれは良かったねえ。
山本 ホントに気持ち良かった。
――実際にライヴをやりたくなった?
福山 いや〜、難しいと思うけど…。でも、今もギターは続けているのでいつの日かステージに立てたらいいなって野望はあります。
――野望、大事です。今作では「終わったはずの夢が、まだここにある。」というキャッチコピーがついていますが、ふたりは“終わった夢”ってあります?
山本 僕は子どもの頃から目指していたサッカー選手の夢。でも、中3まで続けて結果を残して終われたので、全然、後悔はないですよ。
福山 僕は小学生の頃、近所にいつも駄菓子をくれるカッコいい大工さんがいて、自分も将来大工になりたいって思っていました(笑)。あと、空手と剣道をやっていたのでK-1選手になりたかった時期もあって。今となっては叶わない夢だけど、そういう役に巡り会えたらある意味、叶うのかもしれない。
――サッカー選手もK-1選手も役として実現可能ですよね。
福山 確かに。そうやって夢を疑似体験できるのもこの仕事のおもしろさだと思います。
文/若松正子

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