【インタビュー】2(ツー)、多くの
悩みや葛藤と痛みを乗り越えて完成さ
せたニュー・アルバム『生と詩』

2(ツー)が1年ぶりとなるニュー・アルバム『生と詩』を完成させた。同作は、2ならではの洗練感を纏ったアッパーさを継承しつつネガティブだったり、シニカルだったりする歌詞が多くなっていることや、音楽面で様々なことに挑戦していることが印象的。2の深さや幅広さを味わえる『生と詩』を生み出す過程で、彼らは多くの悩みや葛藤、痛みなどを味わったという。いくつもの難関を乗り越えて、より魅力的なバンドへと進化した2の最新の声をお届けしよう。

■バンドを続けていくことの難しさや
■戦いが詰まったアルバムになっています

――3rdアルバム『生と詩』の制作に入る前は、どんなことを考えていましたか?

古舘佑太郎(以下、古舘):2018年の4月に2ndアルバム『GO 2 THE NEW WORLD』を出した後、気持ち的にはすぐに3rdアルバムを出したいと思っていたんです。その頃の僕らはすごく速いペースで音源を作っていたので、次のアルバムもすぐに出そうと。でも、このままの勢いでポッと次を出すのはどうなんだろうという話をメンバー同士でして、次作の制作に入るのはやめることにしたんです。ある種の急ブレーキを、自分達でかけた。それが、今回のアルバムにつながる最初の感情でしたね。そこから始まって、僕らとしては初めてのことだけど、結局前作から1年空くことになりました。その間の悩みや苦しみといった今までの2にはなかったマイナスの感情がガソリンになったのが、今回の『生と詩』です。2を結成してすぐに出した『VIRGIN』というアルバムは誕生の産声で、『GO 2 THE NEW WORLD』はバンドをやれていることの喜びが詰まったアルバムだったけど、今回はその後にきたバンドを続けていくことの難しさだったり、バンドをやっていくうえで戦わないといけないことだったりが詰まったアルバムになっています。

――たしかに今作はネガティブな歌詞が多くなっていますが、全体としてはアッパーで、爽快感に溢れたアルバムになっていることが印象的です。

古舘:2を組んだ時は、もうネガはやらないくらいの気持ちだったんですよ。でも結局人は変わらないということが、今回のアルバムで証明されたような気がする。バンドをやっていくと絶対に感情の起伏があるということも、あらためて感じたし。僕は2を始めてからも自分のことを歌ってはいるけど、バンドをまとって歌っていた気がするんですよ。だって、“俺達”という言葉が、すごく多いから。そういう作品を2作出して、次も“俺達”というのは違うなと感じた時に、自分のことを歌おうと思って。その途端に僕の根底にある超ネガティブな部分がどんどん出てきた。自分は周りに囲まれて幸せだからアッパーになっていただけで、根っこに真っ暗闇なところがあるんですよ。ただ、ピー助(加藤綾太)が作る曲はアッパーなものが多いので、言われたとおり『生と詩』は“ネガ、ネガ”といっても、お葬式状態の作品ではないです。
――ネガティブな歌詞だとはいえ、リアルだったり、みんなが思っていながら口に出せないことを歌っていたりして、多くのリスナーの共感を得ると思います。

古舘:そうだと嬉しいですけど。1年かけて作ったアルバムだし、いろんな曲があるから、その時によって感情が違っていたけど、歌詞を書いている時は本当にツラくて、だんだん気持ち悪くなっていって、吐きそうになった時期もあったんですよ。ずっと自分と向き合っていて、自分を消費しまくった感覚がありますね。今作…というか、ここまでの3枚のアルバムで、全部吐き出しきったことを感じています。

加藤綾太(以下、加藤):出しきったという感覚は、たしかにありますね。今回は今まで以上にいろんな曲があるし、みんなが新しいことにも挑戦したから。『生と詩』で、僕の中で特に印象が強いのは6曲目の「DAY BY DAY」です。今回の制作で一番最後にできた曲です。メンバー4人でファミレスに集まって、ここからバンドをどうがんばっていくのか、どういう方針で行くのかといったことを、あらためて話し合ったんですね。話しているうちにだんだん熱量が上がってきて、この状態で今の自分達を表す曲をみんなで力を合わせて作ろうよということになったんです。他の曲は全部僕がデモを作って、それをバンドに持ち込むという進め方だったけど、この曲だけは4人でスタジオに入って、ジャムりながら作りました。そういう作り方をしたし、歌が僕と佑太郎君の掛け合いみたいになって、新しいことをやりたいという意思表示を形として出せたなと思って。でも録りまで数日しかなかったんですよ。

古舘:そう。どこまでのものが作れるかは全く見えなかったけど、最悪クソみたいな曲でも何でもいいから、この短期間で1曲作ることが大事だという話になって。それで、ピー助が言ったような作り方をして、全員がいいと思えるものができた。だから、「DAY BY DAY」はメンバー全員思い入れがあると思います。
▲古舘佑太郎

――「DAY BY DAY」は洗練感を纏った良質な楽曲ですし、2分09秒というコンパクトなサイズで成立させた手腕も光っています。

加藤:余分なものを全部そぎ落として、なおかつ物足りなさを感じさせない曲にしたかったんです。そのために、アレンジを熟考しました。いろいろ付け足してみて、やっぱり要らないなとか、それこそ曲の始まり方ひとつにしても何パターンも考えたし。この曲はコンパクトなサイズに落とし込めたことにも満足しています。

古館:面白いなと思うのはバッド・コンディションで作った曲だから、歌詞にもそういう感情が出ているんですよね。バンドがうまくいかないことに対するフラストレーションをストレートを綴った歌詞になっている。完成形は歌がピー助と僕の掛け合いになっているけど、歌詞を書いている時は二重人格を創り上げて、バンドの愚痴を言う自分に対して、もう1人の自分がキレるという歌詞にしようと思っていたんです。そうやって歌詞を書いた後、キレる役をピー助に任命しました(笑)。ただ、愚痴だけど、ナーバスではないというか。いろいろあるけど、自分には音楽とバンドしかないからということを伝えたかったんです。

yucco:「DAY BY DAY」はすごく好きだし、新しいところに行けたという意味でも、ぜひ聴いて欲しいです。私が個人的に一番好きな曲は、7曲目の「ハナレイバナレイ」ですね。この曲は元々デモがあがってきた時からすごく好きで、歌詞が乗っていない状態で何度も聴いていたんですよ。デモの段階でアコースティック・ギターの弾き語りだったんですけど、CDに入れることになった時にバンド・サウンドにしようという話になって。それで、これもものすごく時間をかけてみんなでアレンジを考えたけど、最終的にアコースティック・ギターの弾き語りでいこうということになりました。だから、ドラムは叩いていないんですけど、本当に好きな曲です。

――ドラムを叩いていない曲を好きだと言えるのは、バンドとして素晴らしいことだと思います。

yucco:ありがとうございます。いい人ぶったりしているわけじゃなくて、本当に好きなんです(笑)。

加藤:「ハナレイバナレイ」は、2018年の年始くらいに12曲くらいデモができていて、その中の1曲でした。サイモン&ガーファンクルみたいなことをやろうという話になって作ったから、アコースティック・ギターの弾き語り形態だったし、デモの時からツイン・ボーカル・アレンジにしていたんです。サイモン&ガーファンクルというのがありつつ、アコースティック・ギターで路上で歌っているようなイメージで形にしました。その後yuccoが話したようにアンプラグドでもいいからバンド・サウンドにしようといろいろ試したけど、なにか違うということになって。最終的に、デモに近い形でいくことになりました。

yucco:「ハナレイバナレイ」は、歌詞もすごく好きなんですよ。“電話帳のア行からワ行までを行ったり来たり繰り返す”とか、普通の会話で言いそうじゃないですか。それが歌詞になった時の言葉や思いの伝わり方がすごくて、グッとくる。そこがいいなと思うし、古舘さんはすごいなとあらためて思いました。

加藤:いい歌詞だし、“ハナレイバナレイ”というタイトルもポップでいいと思う。でも、佑太郎君は、最初はすごく自信がなさそうだったんですよ(笑)。

古舘:他の曲は“自分が自分が”という歌詞だけど、これは唯一と言っていいくらいの恋の歌なんですよね。去年の夏に、この曲の歌詞のとおり恋が終わったんですよ。ずっとつき合っていた彼女と別れて、すごく気持ちが落ちたんです。よく言えば感受性がすごく上がっている状態、悪く言えばウジウジしている時に、素直な感情を歌詞にしました。誰かと会いたいたくて電話帳をずーっと見ていくんだけど、誰とも会いたくなくて。これだけいるんだから誰かしらいるだろうと思って電話帳を何周もするけど、見つからないという。その頃の僕は、それを毎日繰り返していたんです。
▲加藤綾太

――“赤裸々系”で、この歌詞は染みる人が多いと思います。

古舘:その時の自分のリアルだから、共感はしてくれると思います。それに、この曲を書いて良かったなと思うのが、自分で自分に学んだところがあって。ウジウジした気持ちで書き始めたけど、最後のほうに“お別れしなきゃいけなのは君とじゃなく こんな僕自身とだ”という一説があります。それを自分で書いて、そうだよなと思ったんです。特に対人関係がそうだけど、自分の充実というのは相手によってもたらさせるものだと思いがちですよね。でも、そうではなくて、自分が変わらないと幸せにはなれない。それに気づけたという意味で、この曲も僕の中では大きな1曲です。

赤坂真之介(以下、赤坂):俺が今回のアルバムで特に好きなのは、「ホメオパシー」です。俺の記憶が正しければ、今回の曲の中で一番最初にできた曲なんですよ。それまで一番激しいのは1stアルバムに入っている「Family」という曲だったけど、「ホメオパシー」をライブでやった時に「Family」とはまた別のパワーで、みんなが感情的に演奏できる曲だなと思って。今回の中でも、音として一番衝撃的に“ガァーッ!”とくる曲になったし。1年前に2ndアルバムを出してBARKSさんに取材してもらった時に、佑太郎君が次のアルバムは“怒り”がテーマになると思うと言ったんですよ。

古舘:俺、そんなこと言ってたんだ。

赤坂:うん。それをみんな忘れている感じだったけど、俺は意外と覚えていて、2ndアルバムのタームが終わって最初に出てきたのがこの曲だったから、“おおっ!”と思って。この勢いで次のアルバム作りに入るんだなと思っていたら、その後ブレーキをかけることになるんですけど。でも、この曲ができた時の初期衝動みたいなものを、1年経ってもちゃんとパッケージできて良かったなと思います。

加藤:「ホメオパシー」は僕が他のバンドのサポートをする中で2ビートの曲があって、この表現方法は面白いなと思って。2ビートの曲はそれまでやったことがなかったので、2でやってみたいなと思ったんです。なおかつ綺麗さもありながらの激しい2ビートの曲にしたいなと。そういうイメージで曲を作ったんですけど、そこで問題が一つ起きまして。佑太郎君はふだんバラードとかしか聴かないので、2ビートに乗って歌うのが難しいらしくて。縄跳びにずっと入れない小学生みたいになったという(笑)。

古舘:2ビートは本当に難しかった(笑)。

加藤:結果的に今回のアルバムで、楽器の音も、グルーブも、歌も「ホメオパシー」が一番良く録れたと思っているんですけど、今一番懸念しているのはライブなんです(笑)。

一同:ハハハッ!

加藤:ちなみに、「ホメオパシー」は去年の2ndアルバムのツアーでも演奏していたんですけど、佑太郎君の打率が結構低かったんですよ(笑)。だから、そこも次のツアーの観どころになると思います。

古舘:……努力します。2ビートが苦手だからということとは関係なく、僕はギリギリまで、この曲はアルバムに入れたくないと言っていたんです。去年のツアーで演奏していた新曲だったので、ツアーが終わってからこの曲を聴くこともなくなって。歌詞も自分の中で昇華できていなかったんですよね。だから、今回は入れないとピー助にずっと言っていた。その果てに、今回のレコーディングに入る直前くらいかな。アルバムに入れる予定の曲を、流して聴いてみることにしたんです。その中に「ホメオパシー」も入っていて、半年以上ぶりくらいに聴いたんですよ。そうしたら、メチャクチャ懐かしい気持ちになったんです。たかが半年前なのに、なんか15才の頃に聴いたり、作ったりしていた曲みたいな感じがした。すごく懐かしい匂いがする曲に聴こえて、そこに惹かれたんです。それで、歌詞もあらためて見てみたら、今回のアルバムで言ってることに相当近かったんですよ。それで、急きょ「ゴメン、やっぱり入れます」と宣言をしました。

加藤:それを聞いて、「歌えるの?」と聞いたら、がんばりますと言いました(笑)。

一同:アハハ(笑)。

古舘:個人的に一番思い入れがあるのは最後に入っている「フォーピース」という曲です。これはもう初めてのことだったけど、歌入れの直前まで歌詞ができなかったんですよ。僕のこれまでの人生で、そこまで歌詞が書けなかったことは一度もなかったんです。どれだけ書けなくても、どれだけ悩んでも、絶対最終的になんとかなっていたのに、この曲は本当に何も出てこなかった。気づいたら歌録りの前日になっちゃったんですよ。でも、書けない。それで、“うわぁーっ!”てなって、最後にグチャグチャッと書いて、「できました」といってみんなに歌詞を送って、強制的に寝ました。

加藤:その歌詞が“本当に、これでいいのか?”というようなものだったんですよ(笑)。

古舘:それは自分でもわかっていたけど、みんなからの「これで大丈夫?」とかいう声も完全ブロックして寝ました(笑)。で、歌録りの日になったんですけど、歌詞ができていないから、とりあえずカップリングの歌を先に歌いたいと言って。それを丁寧に歌っている風な感じで時間をかけてやっていたら、結構夜遅い時間になったんですよ(笑)。それで、「今日は、もう1曲歌うのは無理ッスね」みたいな(笑)。

一同:ハハハッ!!

古舘:作戦成功ですよ(笑)。で、今日はもう徹夜してでも、絶対に歌詞を書こうと思って。もう、今まで書いた歌詞は全部捨てて、それこそ同じ言葉はひとつも使わない歌詞にしようと決めたんです。それで、(赤坂)真之介につき合ってもらってファミレスでパソコンを広げて真っ白な画面と向き合った時に、不思議と気持ちがすごく楽になったんですよ。そうしたら、4時間くらいで完成しました。そういう曲だから一番印象が強い。
■アルバムの根底にある怒りや破壊、生々しさ”を
■ライブで表現することを楽しみにしています

――今回の制作を通して全員が悩んだり、葛藤したりしたことで、より強固なチームになったことを感じます。続いて、『生と詩』のプレイについて話しましょう。それぞれ今作を録るうえでプレイや音作りなどで大事にしたことは?

yucco:1stアルバムを作った頃は8ビートが主という感じだったけど、今回のアルバムはいろんなことをやりました。たとえば「DAY BY DAY」みたいに、1曲の中でこれだけドラムの顔が変わるのは、2では初めてなんですよ。AメロとBメロで違うし、サビの感じも違っていて。あと、ギター・ソロのパートは、これまではみんなで“ワァーッ”とやってきたんですけど、この曲だけギター・ソロが淡々と始まるんですよね。その感じも良くて、叩きながら“キタァーッ!”みたいな気持ちになるのがすごく好きです(笑)。あと、さっき古舘さんが2ビートが苦手だという話が出ましたけど、私も「ホメオパシー」は大変でした。私も2ビートは叩いたことがなかったんです。
――すごく気持ちいいビートを叩かれていますよね。

yucco:本当ですか? かなり特訓してからレコーディングに臨んだので、そう言ってもらえると嬉しいです。あと、「東狂」の遅い16ビートも初めてで、新しいことに挑戦したアルバムだなという印象がありますね。それに、今までは全曲通して後ノリで叩いていたんですよ、それが自分の癖なので。でも、今回は曲によってスネアのタイム感を使い分けることができて、ドラマーとして成長できたかなと思います。

赤坂:新しいアプローチということでは、今まではめっちゃシンプルにただルートを刻んでいる曲もあったりしたけど、今回はボトムを支えつつも主張をどこかに入れたいというのがあって。それで、ボーカルのメロディーに寄せた時もあれば、気まぐれなフレーズというか、あまり深い意味なく弾いたフレーズを活かした曲もあったりして、今までよりは積極的にいけたかなと思います。「DAY BY DAY」や「ホメオパシー」のベースは気に入っていますね。苦労したのは、「東狂」と「WHEN I WILL DIE」。「東狂」はイメージしているグルーブをピック弾きで出すのが難しくて、一番苦労したかもしれない。「WHEN I WILL DIE」は、レコーディング当日に曲のキーを半音下げることになったんですよ。だから、フレーズによっては開放音を使えなくなって苦戦したし、元々オルタネイトで弾いていたけど、ニュアンスが違うと言われてしまって。その場でダウン・ピッキングでいこうということになって、それも苦戦した。でも、現場で対応できたことは、自分の中でひとつ自信になりました。
▲yucco

加藤:今回のアルバムは古館佑太朗という個性を、どう面白く伝えるかということが何よりも大事だと僕は思っていたんです。だから、ギターはプレイどうこうは二の次で、当たり前のことを、より神経質に形にするということにフォーカスを当てていました。カッコ良く弾くのは当たり前、ボーカルの邪魔をしないのは当たり前で、そのうえでどれだけ磨きをかけられるかと。それに、イントロとか歌の合間に入るフレーズやギター・ソロを誰が聴いてもわかりやすいもの、耳触りがいいものにすることも意識しました。ただ、僕がレコーディング全体を回していたので、ギターよりもそこにメッチャ神経を遣った記憶がある。どうやったら楽器の音がより良くなるんだろうとか、佑太郎君の歌はどういう発音で歌うとよりカッコ良く聴こえるんだろうとか、そういうふうにトータル的に目を光らせた制作でした。

古舘:歌に関しては、たとえばリスナーの人がカラオケで『生と詩』の曲を歌ったら絶対に喉を壊すと思う。キーの設定にしても、喉の耐久性にしても、僕だからやれている部分があると思います。限界突破した曲が、何曲かありました。もう喉が死にそうになりながら歌った。それも歌詞やテーマに寄り添っていると思います。あとは、アルバムを作るごとに、歌のピッチに対する感覚が良くなってきているというのがあって。2の初期の頃は音がズレてると言われてもわからなかったけど、今は歌入れしていてフラットしたりすると自分でわかるんですよ。逆に言うと、音が合った時はわかるので、歌録りが前よりもスムーズになりました。そういうところで、自分が成長したことを感じられるレコーディングでしたね。
▲赤坂真之介

――本作を携えて5月から7月にかけて行う全国ツアーも必見といえます。

加藤:今年に入ってから<SPACE SHOWER 列伝TOUR 2019>に参加して、4月に2マン企画を予定していて、5月からワンマン・ツアーという流れになるんですね。そういう中で、どうやってバンドを進化させていこうかなというのがあって。『生と詩』に入っている新しい曲も当然入ってくるので、それを活かして、今までとはまた違った2のライブを見せられるといいなと思っています。今回は初めての長いツアーで、ワンマンでは行ったことがない場所もあるので、各地でいいライブをしたいですね。それを実現できるように、がんばります。

yucco:2で何本かツアーをやってきましたけど、2月にやった<SPACE SHOWER 列伝TOUR 2019>はすごい短期間に9本というスケジュールで、毎日がライブだったんですよ。そのツアーを経て、ツアーをする醍醐味にようやく気づきました。今日はこうだったから、次はこうしようと、しっかり考えるようになった。今までもそういうことは考えていたけど、フワッとしていたんですよ。そういう変化があったので、次のワンマン・ツアーはより濃いものにしていけるんじゃないかなと思う。ファイナルに向けて、どんどんライブに磨きがかかっていくと思うので、期待していてほしいです。

赤坂:『生と詩』は楽曲の幅が広がっているし、激しさも増していて。アルバムの根底にある“怒り”とか“破壊”“生々しさ”といったものを、ライブで表現することを楽しみにしています。もちろん初日からそういう部分をガッツリ出すつもりでいるけど、やっぱりライブを重ねていく中でより良くなっていくと思うんですよ。その結果、ファイナルではどういう状態になっているのか、さらにそこを経て、次の2はどういうところを目指すことになるのかということをすごく楽しみにしています。

古舘:強く思うのが、ライブにくるお客さんというのは、実は一個のものを持ち帰りたいんじゃないかなということなんですよ。ワンマンとなると曲数もいっぱいやって、いろんな顔を見せることになるじゃないですか。でも、このツアーでは1本1本のライブを通してもそうだし、ツアーを通してもそうだけど、今の自分が一番伝えたいことを伝えられるようにしたいと思っています。今回僕が伝えたいのは、ツアー・タイトルにもなっている“4 PIECE FOR PEACE=4つの破片が幸せのために”ということなんですよ。こういうタイトルだから「フォーピース」は必ずやるだろうし、しかもその日を象徴するタイミングで演奏することになると思う。だから、「フォーピース」がメチャクチャお客さんに刺さるようなライブをしたいと思っています。それは、「フォーピース」だけを演奏しても絶対に響かないんですよね。他のいろんな曲とか、その場の空気感とかもあって、その総てが「フォーピース」に集約されて、「フォーピース」に込めたメッセージがみんなに届けばいいなと思います。

取材・文●村上孝之
リリース情報

3rd Album『生と詩』
2019年4月3日(水)
\2,500(tax in) YRNF-0018
01.ルシファー
02.ニヒリズム
03.SとF
04.性と詩
05.ナイトウォーク
06.DAY BY DAY
07.ハナレイバナレイ
08.ホメオパシー
09.東狂
10.WHEN I WILL DIE
11.フォーピース

ライブ・イベント情報

<2 New Album Release LIVE「生と詩とスリーピース」>
2019年4月11日(木) 大阪UMEDA TRAD
w/yonige
2019年4月17日(水) 渋谷WWWX
w/Saucy Dog

<-2 ONE MAN LONG TOUR-「4 PIECE FOR PEACE」>
2019年5月11日(土) 千葉LOOK
2019年5月12日(日) 仙台enn 2nd
2019年5月18日(土) 札幌ベッシーホール
2019年5月26日(日) 新潟RIVERST
2019年6月08日(土) 京都磔磔
2019年6月09日(日) 名古屋UP SET
2019年6月15日(土) 広島BACK BEAT
2019年6月16日(日) 岡山ペパーランド
2019年6月22日(土) 高松DIME
2019年6月23日(日) 福岡INSA
2019年6月29日(土) 金沢vanvan V4
2019年7月05日(金) 大阪JANUS
2019年7月11日(木) 渋谷CLUB QUATTRO

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