田村芽実×林愛夏 『I Love Musica
l ~GIFT あなたに贈る詩~』を皮切
りにミュージカル界に新たな風を巻き
起こしたい!

豪華キャストたちによるスペシャルコンサート『I Love Musical』の第5弾が2019年5月5日(日・祝)&6日(月・祝)に第一生命ホールで開催される。第5回目を迎える今回のキーワードは「GIFT」。家族や友人、恋人など具体的な"あなた"、具体的な"シーン"を思い描きながら楽しめる豪華ラインナップを楽しめる演目になるそうだ。出演は、岡田浩暉戸井勝海・原田優一・藤岡正明・咲妃みゆ・田村芽実・林愛夏・北翔海莉・松原凜子(男女別五十音順)といった顔ぶれ。今回は、『I Love Musical ~GIFT あなたに贈る詩~』に初出演となる田村芽実と林愛夏に、お互いの印象や本作への意気込みを伺った。
ーーこのインタビューを前に行なわれた撮影中、お互いに少し照れくさそうにしているなとの印象がありましたが……。
林:初対面ですもん!
田村 :初対面じゃないですよ! 私がスマイレージで、愛夏ちゃんがベイビーレイズだった時に対バンしたことがあって……。
林:あれ? そうでした?(笑)
田村:ありました! ありました!(笑)自分たちが登場していない時、メンバーとベイビーレイズのステージを見て、愛夏ちゃんのことを「歌が上手な子がいるね」って話した記憶があります。
林:えー!? どうしよう全然覚えてない……ごめんなさい。芽実ちゃんのこと知っていたので、てっきり今日「やっとはじめましてできるな」っていう気分で来てました(笑)
田村:いやいや、8年以上前のことですし、覚えてなくて当然ですよ。しかも、廊下で「お疲れ様です」って声掛けあったくらいですから。
ーー田村さんの記憶力がすごい(笑)改めてですが、お互いにどういう印象をお持ちですか?
林:昨年9月末にベイビーレイズJAPANが解散したのを機に、ミュージカルで活躍したいなと思うようになりました。そんな時に、同世代でミュージカルで活躍している田村芽実ちゃんの存在を知って、陰ながら仲間というか「同じように頑張っている人がいるから、頑張ろう」って心の支えにしたんです。
田村:えー嬉しい!
林:ずっといつか共演したいなとも思っていたんです。
田村:私、愛夏ちゃんがミュージカルの道に進むと聞いた時、すごく嬉しかったんです。8年前に「すごく上手だな」と思った愛夏ちゃんが、ミュージカルの道に進むだなんて、やっぱり私の目に狂いはなかったなって(笑)。上から目線っぽいですけど、なんか誇らしかったですもん(笑)
田村芽実
林:恐縮すぎます……。
田村:当時、メンバーとも話していたんです。共演したたくさんのアイドルの中でも愛夏ちゃんはずば抜けていたというか……。だから、今回の『I Love Musical』の出演者が発表されたときに愛夏ちゃんの名前見つけて、テンションが上がりました!
林:さっきから芽実ちゃんにありがたい言葉ばかりいただけて、ずっと感動してます。
ーーお互いに共演を熱望されていたんですね。『I Love Musical』といえば、過去作、本作含め、ミュージカル界の超豪華なメンバーがキャスティングされている印象なのですが、最初にお話をいただいた時、率直にどう思いましたか?
林:グループを解散し、ミュージカルの道に進むと決めてから、すぐにこんな素敵なお話をいただけるなんてと動揺しました。『I Love Musical』といえばミュージカル界で活躍されている方がキャスティングされている印象だったので、まだこれからの私が選ばれるなんて……って。
田村:本当にそうですよね。私もずっとファンだったミュージカル俳優の皆さんとご一緒させていただくのが、とても嬉しくあると同時に、プレッシャーも感じたりしています。
林:すごくわかります。本番までにどれだけ自分をレベルアップさせていけるだろう、というプレッシャーを感じています。でも、いよいよ披露する楽曲も決まったので、頑張らなきゃなって、今はそんな気持ちです!
林 愛夏
田村:不安もある中で、本当に愛夏ちゃんの存在が勝手に支えになっているんです。アイドルを卒業して、ミュージカルという新たな場所で生きている同じ境遇の子が、同じ現場にいるなんて心強いですもん!
林:それは私のセリフです!(笑)『I Love Musical』では、出演者が歌いたい楽曲のリクエストを送れるのですが、私、芽実ちゃんと歌いたいって、とある曲をリクエストしちゃいましたもん。
田村:え、嬉しい! デュエット曲あるなってテンション上がっていたんですけど、あれ愛夏ちゃんがリクエストしてくれたものだったんですね。もしかしたらって思ってはいたんですけど、嬉しいな!
林:せっかく共演するなら一緒に歌いたいですもん! こちらこそリクエストを受けいただけて、ありがとうございます。
田村:実はリクエストしてくださった楽曲も大好きなんです。
林:私もなんです。よかった、芽実ちゃんなら分かってくれるかなって思ったんです! ちょっと今度ミュージカルの話しましょ。
田村:ぜひぜひ。分かり合える気がします。
(左から)林 愛夏、田村芽実
ーー本当におふたりとも、ミュージカルが好きなんだなっていうのが伝わってきます。ところで、ミュージカルを好きになったきっかけってなんなんでしょうか?
田村:小さいころから、家に宝塚歌劇団や劇団四季のDVDがたくさんあって、それを見て姉とミュージカルごっこをしていたんです。歌に溢れた環境で育ったので、気付いたらこうなってました(笑)。
林:私は3歳くらいからダンススクールに通っていて、そこの受講生がオーディションを受けていたので、私も流れに乗り……という感じでした。アニーとかのオーディションも受けてましたよ。
田村:アニー、私も受けてたな~!
林:そんなこともあって、ミュージカルという世界が、小さいころから当たり前のように身近な存在になっていました。大きなきっかけとしては、9歳の頃にライオンキングに受かって、舞台に立つということを初めて経験した時に「すごく楽しいな。ここの世界が好きだな」って思ったんです。それで、いつかまた舞台に立ちたいと思いを巡らせるようになりましたね。
林 愛夏
ーーなるほど。そんなミュージカル好きのおふたりが、ミュージカルを好きな気持ちを前面に出せる『I Love Musical』に今回出られるわけですが、話せる範囲でよいので見どころを教えてください。
林:今回のキーワードがギフトということで、それぞれのエピソードを持って、あなたに贈る歌を披露する予定です。演出では、出演者がそれぞれ自分の思い入れが深い曲を披露します。その演出を見た時に、観にきてくださった方が、オリジナル楽曲とは、また違った良さを感じてくださったらいいなと思います。
田村:今から皆さんがどんな歌を歌うのか、本当に楽しみです!
林:そもそも、私はただ歌を歌うのではなく、その時の感情を歌に乗せるということを意識して、アイドル時代から歌っていたので、1回1回思いを込めて歌いたいですね。
田村:ミュージカルコンサートの醍醐味だと思うのですが、たくさんのミュージカル作品のいいとこどりをした内容になっています。楽曲だけを楽しめるので、ミュージカルを観たことがない方にも楽しんでいただけるんじゃないかな。
林:たしかに、そうですよね。本当に豪華……。
田村:それだけでなくて「GIFT~あなたに贈る詩~」というテーマのもと、今回はミュージカルの歌だけでなく、違ったジャンルの歌もお届けできるんじゃないかなと思っています。
林:楽曲リストが先日配られたのですが、本当に想像するだけでワクワクする内容です!
田村:あとは私事にはなるのですが、アイドルだった私たちって……。あ、愛夏ちゃん覚えていないかもしれないんですけど(笑)
林:本当にごめんなさい(笑)
田村:対バン形式のライブだと、ライバルだとか敵対して見られることもあったと思います。そんな二人がこうして、また同じステージで歌を届けるということが、私自身本当に嬉しくて、すごく楽しみです。そういう意味では、ミュージカルファンの方はもちろん、アイドル時代に支えてくださった方たちにも、ぜひ見に来てほしいです!
田村芽実
林:もう、本当に模範解答だと思います。今まで応援してくださった方たちには、きっと新しい一面を見ていただく機会になると思うので、これから私がどういう活動をしていくかの意思表明にもなるのかなと。また、ミュージカルファンの方々にも、「あの子たち、いいな」と思っていただけるように、精一杯歌いたいです。
ーー最後にそれぞれ、舞台に向けての意気込みをお願いします。
林:私が、将来出演したいと思い描いていた作品に、出演されている共演者の皆様をすごく近くで見られるということは、自分にとっても刺激的なことだと思いますし、いろいろな学びもあると思うので、今の私にとって、すごく大きなきっかけになるのかなと思っています。共演者の皆さんや、作品からたくさんのことを吸収して、次に繋げていけたらなと!
田村:こんなに近くで憧れの皆さんとご一緒できる機会、なかなかないですもんね。
林:あとは、本当に私が記憶を無くしてて恐縮なんですけど、これから一緒にミュージカル界を盛り上げていきたいという気持ちが一緒の2人で頑張っていきたいですし、稽古を通して仲良くなりたいです!(笑)
田村:嬉しい! 本当にしっかりお話したのは今日が初めてなのに、アイドルだったことだけでなく、ミュージカルが心から好きなところとか、似ているところが嬉しいです。これから2人でミュージカル界に新しい風を巻き起こせるような存在になれたらいいなって!
林:そうですね。一緒に頑張りましょ!
(左から)林 愛夏、田村芽実
取材・文=於 ありさ 撮影=福岡諒祠

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