©Yasue Shiomi

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脱オバ見え!簡単“おしゃれママ”に
見せる3つのセオリー&鉄板コーデ

子育て中のママのファッションは、動きやすさ重視。しかし、30代40代のママがカジュアル服を着ると、オバサンっぽさが漂うことも…。そこで、スタイリストさんに、カジュアルコーデをおしゃれに見せるセオリーとおすすめコーデを聞きました。

子育て中のママのファッションは、動きやすさ重視。シャツにパンツなどのカジュアル服にスニーカーといったラフな組み合わせになりがちです。
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しかし、若い頃は流行のアイテムを選べばそれなりに可愛く見えていたカジュアルスタイルも、30代40代のママが着ると、生活に疲れた主婦感やオバサンっぽさが漂うことも……。
動きやすさ、ラクチンさをキープしつつ、おしゃれに見せるにはどうしたらいいのでしょうか?
今回、そんな疑問に答えてくれたのは、2人の男の子のママでもあるライフ&ファッションスタイリストの塩見やすえさん。カジュアルなママコーデをワンランクおしゃれに見せるセオリーと、おすすめコーデを教えていただきました。
“おしゃれなママ”に見せる3つのセオリーまず「ママの装いは、動きやすくて、汚れても洗えることが大前提」と塩見さん。洗える素材のカジュアル服&ローヒール靴という“ママコーデ”をおしゃれに見せるためには、いくつかコツが要るといいます。
そのコツ=セオリーとは、次の3つ。
1.シャープさのある靴をセレクト
一番大事なのが、足元です。ぺたんこ靴やスニーカーでもかまわないのですが、靴を選ぶ際に形に注目することがポイントなのだとか。
塩見さん(以下、塩見)「丸みのあるデザインの靴を選ぶと、ほっこり感が強すぎて垢抜けない印象になってしまいます。たとえばポインテッドトゥのローヒールパンプス、スクエアトゥのフラットシューズのような、形にシャープさのある靴を選びましょう。
スクエアトゥのシューズは最近のトレンドですが、甲が深めで足を包み込むデザインが多く、ママには履きやすいですよ。
スニーカーで、シルエットがほっそりしていてシャープに見えるのは、コンバースの『オールスター』。その他のブランドでも、白や黒をベースに使ったシンプルなスニーカーなら、コーデが引き締まり、すっきりと大人っぽくまとまります」
2.耳元にアクセサリーを
2つ目のコツは、耳元にシャープさをプラスすること。つまり、ピアスやイヤリングをつけることです。
塩見「ママがよく着るデニム、スニーカーといったカジュアルコーデは、男性でも身につけられますよね。ピアスやイヤリングのような、きらっと光るアクセサリーをプラスすると、男性のファッションにはない女性らしさ、華やかさが出て、垢抜けて見えるんです。
小さいお子さんがいるとリングやネイルはできないことも多いので、耳元のおしゃれをすると自分のテンションも上がりますよ」
では、どんなタイプのピアス・イヤリングがおすすめなのでしょう?
塩見「主張しすぎず、普段着に合わせやすいのが、ゴールドやシルバーの細めのフープピアス・イヤリングです。"がんばりすぎないおしゃれ感"が出せます」
特に上の写真のようなしずく型のものだと、ほどよくシャープで女性らしさも出るそう。
塩見「300円ショップのプチプラ品でも十分なので、ぜひチャレンジしてみてください。園・学校や病院に行くときなど、少しきちんと感を出したいときは、一粒パールのスタッドタイプ(耳たぶにピタッと付くタイプ)が最適ですよ」
3.リップで口元を明るく
3つ目のコツが、口元のメイクです。子育て中のママは、「メイクまで手が回らない」という人も多いはず。その場合は、眉毛を整え、日焼け止めにリップを付けるだけで印象が違うのだとか。
塩見「2のアクセサリー使いと同様に、リップメイクをして唇に色味とツヤ感を加えることで、男性には出せない女性らしさが出せるんです。
高い口紅でなくても大丈夫。ドラッグストアで買えるお手頃価格の口紅や、発色の良い色付きリップクリームでもかまいません。
色味は、ベージュ系よりは明るいキレイな色がベター。春夏は赤やピンク、秋冬はボルドーというように、リップで季節感を演出すると、よりおしゃれ感が出ます」
絶対おしゃれに見える!旬コーデを紹介
ママにおすすめ!鉄板コーデ2選カジュアルなコーデでも、「足元」「耳元」「リップ」の3点に気を遣うことで、より垢抜けたおしゃれな印象になるとのこと。誰にでも簡単に実践できるセオリーなので、さっそく取り入れたいですね。
では、洋服そのものはどんなものを選べば、よりおしゃれに見えるのでしょうか?塩見さんおすすめのコーデも教えていただきました。
1.間違いなく可愛い!「スウェット&フレアスカート」コーデ
春になると履きたくなるのが、ふんわり軽やかなスカート。トレンドのオーバーサイズのスウェットにフレアスカートを合わせたコーデは、カジュアルながら、今っぽくて誰が着てもおしゃれに見える鉄板コーデなのだとか。脚さばきがよく動きやすさも抜群です!
塩見「ロゴ入りのスウェットだと、コーデがピリッと引き締まりますし、無地のスウェットを選ぶと、より大人っぽく着こなせます。
昔着ていたスウェットを再活用する場合は、サイズ感に注意を。体にぴったりしたサイズよりは、メンズサイズくらいゆったりしたものをおすすめします。
フレアスカートの色は、ヴィヴィッドカラーでもモノトーンでも、好きな色でかまいません。ママに適したスカート丈は、好みや身長にもよりますが、膝下かそれより長いもの。今のトレンドは、足首が見える程度のロング丈です。
一口にフレアスカートと言っても、プリーツがあるもの、無地、花柄などさまざまなタイプがあるので、"履くだけでウキウキするお気に入りの一枚"を探すのも楽しいですよ!」
2.気になる下半身太りをカバー。「シャツワンピ&レギンス」コーデ
産後のママや下半身太りが気になり始めたママにぴったりなのが、シャツワンピースとレギンスの組み合わせ。体型カバーもできて、トレンド感もあるコーデだといいます。
塩見「今は、膝下かそれより下の長め丈のシャツワンピが流行しています。お尻が隠れる上に、タテのラインが強調されるので、すっきりして見えますよ。子育て世代のママは、爽やかな白の無地のコットン生地やブルー系のストライプ柄を選ぶと、着回しやすいと思います。
ほどよく大人っぽくきちんと感があるシャツワンピは、保育園・幼稚園、学校の行事など、スーツを着るほどではないオフィシャルな場にも使えます。
動きやすくて脚を隠せるレギンスが流行っているのも、ママにはうれしいですね。下半身の体型が気になる人には、裾にスリットが入ったブラックのレギンスがおすすめです。
よりトレンドを楽しみたい方は、白のシャツワンピにアイボリーやベージュのレギンスを合わせて、オールホワイトのコーデにチャレンジしてみては?」

以上、ライフ&ファッションスタイリストの塩見やすえさんに、ママカジュアルをワンランクおしゃれに見せるセオリーと、おすすめのコーデを教えてもらいました。
ちなみに上の写真は、塩見さん自身がおすすめコーデを身につけた姿。どちらの写真でも、前ページで紹介した「3つのセオリー」を実践しているそう。
そのおかげで、シンプルなカジュアルコーデがぐっとおしゃれで大人っぽい雰囲気になっています。こんなコーデなら、子どもたちや周囲の人に「いつもおしゃれなママ」と思ってもらえそうですよね。
子育て中のママは、忙しすぎる毎日を過ごす中で、ファッションの楽しみから遠ざかってしまうこともあります。子どもと過ごす生活では、動きやすさ、ラクチンさが第一ですが、できるところから、おしゃれやキレイを取り戻していきたいですね。
【取材協力】塩見やすえさん
life&fashion LABO®︎ チーフ公認スタイリスト。自身が産後悩んだ経験から、『毎朝、服に迷わない』の著者であるスタイリスト山本あきこさんに師事し、ファッションを基礎から理論的に学ぶ。“ファッションカレッジ”の講師を担当。
プチプラを取り入れながら、”ペタンコ靴でもおしゃれになれるファッション” を得意とし、ショッピング同行や、『ペタンコ靴でもおしゃれになれる3ヶ月プログラム』を主宰。「毎日が楽しくなった」「自分に自信が持てるようになった」と好評を得ている。
プライベートでは5歳、8歳2児の母。Blog:ママが幸せならこどもも幸せ。~横浜158センチママ・自分を楽しむファッションコーデ~、Instagram:yasue_shiomi158cmで、ペタンコ靴でもおしゃれになれるコーデや母としての想いを発信。

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