佐村河内守氏、まさかの逆ギレ会見「
新垣さんと義母を訴えます」

 会見では終始ゴーストライター新垣隆氏を「嘘つき」呼ばわりする恨み節、「障害」との言葉を用いての難聴アピールが次々と行われ、申し訳程度に用意された手話通訳もほとんど見ていないという有り様だった。

 最終的には、暴露した新垣氏に対し、「新垣さんを名誉毀損で訴えます」と衝撃の展開を示唆したかと思えば、佐村河内守氏の怪しさをメディアに語っていた義理の母親に対しても「妻の母も名誉毀損で訴えます」となんとも残念な会見に終始した。

 これらの会見を分析する聴覚障害認定医は次のようなコメントを残している。

『この会見に手話通訳は必要ない』

『皆さんこのレベル(診断書数値)では会話をされている』

『補聴器もいらないくらい。今回の会見状況でも会話は成り立ちます』

『手話通訳を見ないで頷いてますよね?』

『身体障害者2級からの回復は1人もいません。僕の知る限りでは全く御座いません。人工内耳で電極を埋め込まない限り難しい』

『(自然回復について)そもそも神経なので再生しない』

『精神疾患というより人格的なもの。人格障害』

『診断書で聞こえないって言い張ってる左の耳を記者に傾けてるんだけど(笑)』

 また、弁護士は法律的に次のような見解を示した。

『身体障害者福祉法の第47条(6ヶ月以下の懲役・20万円以下の罰金)抵触が語られているが、17年前なので適用は難しい』

『法的には身体障害者福祉法で定められる、容態変化の報告違反を理由に罰金10万円が限界かもしれない』

『障害者年金を受け取っていた場合は詐欺罪の適用という可能性もあるが、障害者年金を受け取っていないと言っているので詐欺罪を問うのは難しい』

『名誉毀損訴訟は民事なので100%に近い証拠が必要ない。70%程度の証拠で立件できるため佐村河内側の言い分(聞こえていない)が通用する可能性も』

 さらに、コミュニケーション分析家は今回の会見について、「新垣さんの会見とは違い、全く申し訳無さが伝わってこない逆ギレ会見」と酷評し、風貌の変化についても「これまで彼が自分のイメージを作り上げてきたように、会見用のイメージを作ったにすぎない」「訴訟も事態を有耶無耶にしようとしているだけ」と痛烈に批判した。

 世間に対する謝罪ではなく、新たな「お騒がせ提供」というなんとも皮肉な結果に終わってしまった佐村河内守氏の謝罪会見。この泥仕合は一体どのような結末を迎えるのだろうか。



Written by ニポポ

Photo by niconicoより

アーティスト

タグ

    東京ブレイキングニュース

    新着